13年経過の車は自動車税&重量税の負担増で結構痛い!

あれ?自動車税が昨年より高くなっている?と思ったら、それは重課税の可能性が高いです。

重課税とは税が重なることを指し、2019年の税制改革により初年度登録(新規登録)から13年経過した普通自動車は約15%の負担を重ねて課されることになりました。

筆者の所有する車も例年45,000円だった自動車税が51,700円に跳ね上がり驚きました。

加えて、新規登録から13年経過した車は重量税も増額となり、仮に2,000CC超~2,500CC未満で1トン超え1.5トン未満のミニバンであれば合計16,300円の増税となっています。

13年前の車というとかなり古いでしょ!と思われる方も多いかもしれませんが、まだまだ現役で走っている車も多く、1台の車を大切に長く乗っているユーザーにとっては結構な痛手です。

本日は、自動車税と重量税の重課とともに、税金を一時的に止める抹消登録などについてみていきます。

 

続きを読む

ネクステージの店舗数が急増!中古車需要増の中で買取も強化

車買取販売大手「ネクステージ」の店舗数が年々増加しています。

2023年11月末の店舗数は295店舗となり、直近一年間(2022年12月~2023年11月)で56店舗増と急激に増加しています。

今年に入ってからも全国で出店攻勢を継続し、今期末(2024年11月末)には319店舗予定となることで、ガリバーに次ぐ業界2位の規模となっています。

ネクステージは各店舗での販売好調を受けて、仕入れ(買取)を継続して強化していく戦略です。

原材料の値上げ等で新車価格が高騰する中、中古車需要が底固いことも追い風になっています。

ただ一方で、ネクステージの店舗での購入時には、有償の保証やコーティングなどのオプションを強く勧められるという特徴があり、注意が必要です。

本日は、業績好調で勢いに乗っている「ネクステージ」の店舗数推移とともに、カテゴリごとの店舗特徴をみていきます。

 

続きを読む

BYDのSUV電気自動車「ATTO3」購入検討時の強み4選

中国の電気自動車大手「BYD」が本格的に日本の乗用車市場に乗り出し、第一弾としてSUV型電気自動車「ATTO3(アットスリー)」 の販売を開始しました。

「BYD」は全世界で展開を加速しており、電気自動車の販売台数はテスラを抜こうかという勢いです。

そして、日本でも攻勢すべく、2025年末までに全国100店舗以上の販売ネットワークを構築するとのことで、大手中古車販売「ネクステージ」等も正規ディーラーとして出店しています。

そんな「BYD」の日本展開第1号である「ATTO3」を購入検討時の他社と比較した強みは大きく下記4つです。

強み① 車両価格が安い
強み② 販売総額がわかりやすい
強み③ 納期が短め
強み④ ローン金利が安い

一方、懸念点としては中国メーカーの国内販売実績がほとんどない中で、日本車や欧州車のようなアフターフォローがきちんとされるのかということがあります。

また、国からのCEV補助金が令和5年3月登録までは65万円だったのが、令和6年4月以降は35万円と大幅に減額されたことは、購入検討時でのマイナス要素となっています

「ATTO3」は中国で2022年2月販売以降、累計販売台数は20万台以上であり、欧州での安全性評価も高いですが、国内ユーザーの厳しい目線をクリアできるのかというのは正直未知数です。

本日は、BYDが提供する日本展開第1号「ATTO3」の購入検討時の強みを中心にみていきます。

 

続きを読む

中古車KINTOは利用料が高めで現時点ではメリット薄い

トヨタが提供するサブスクリプション「KINTO」では、「KINTO ONE(中古車)」として、2022年7月から中古車の取り扱いを本格的に開始しました。

「KINTO」のサービス開始から約3年が経過し、「KINTO」で利用終了となった良質の中古車を利用した、新たなサブスクサービスとしています。

直近では、東京・愛知に加えて長野でも展開するなど徐々に対応エリアを拡大してきています。

ただ、現時点では月額利用料が高め(新車KINTOと同等もしくは若干高い)なことに加え、利用時には月額利用料6カ月分の申込金が必要となるため、コストメリットは薄いです。

なぜ利用料が高めかというと、利用対象の車は高年式であり車両価格が新車と大きく変わらないことと、中古車のため故障リスクが見込まれているということがあります。

一方で、利用する主なメリットとしては、新車と違い「納期が早い」ということがありますが、それ以外は新車のKINTOでも同じメリットとなり、利用料も安くはないことから現時点では「KINTO ONE(中古車)」のメリットは薄いです。

本日は、中古車の利用を本格的に開始したトヨタのサブスク「KINTO ONE(中古車)」のサービス詳細をみていきます。

 

続きを読む

ジーアフターの保証とコーティングの詳細・費用を解説

千葉・埼玉エリアで6店舗を展開し、近年取引台数が増加している中古車販売・買取「ジーアフター」の保証やコーティングにはどのような特徴があるのでしょうか?

「ジーアフター」は他社大手「ネクステージ」や「ガリバー」に比べて、車両本体価格や購入時の諸費用が安価であり、リーズナブルな中古車を探している方々を中心に支持されています。

一方で、有償となる保証やコーティングの費用は高めであり、営業マンに勧められるまま話を進めると、総額が思わず高額になるというケースがあるため注意が必要です。

本日は、「ジーアフター」の保証やコーティングの内容を中心に、表示されている総額以外に掛かる費用などについてみていきます。

 

続きを読む

ネクステージの中古車が高いわけを決算から独自分析!

ネクステージ

全国で店舗網を拡大する車販売大手「ネクステージ」の中古車は高いのでしょうか?

ネット上ではネクステージの中古車は高い!という口コミが多いです。

ネクステージは車両本体価格を安めに設定して、購入時に発生する諸費用やオプションで利益を見込むという戦略であり、支払総額としては高額になることが多いです。

ネクステージの諸費用やオプションは他社に比べて高めであり、そのことがネクステージの中古車は高い!という評判につながっています。

ネクステージの決算から推定する販売時の1台当たり利益は約46万円であり、他社に比べて高めです。

車両あたりの利益が大きいのは企業側の努力もありますが、他社に比べて高めの収益を見込んだ価格設定により支払総額が高くなっていると考えられます。

本日は、ネクステージの中古車は高いかどうかという点について、公表されている数値や実際の口コミをもとに、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

続きを読む

KINTOアンリミテッドは利用料安めだが注意すべき点6つ

トヨタのサブスク「KINTOアンリミテッド」のラインナップに「ヤリス」と「ヤリスクロス」が追加されました。

「KINTOアンリミテッド」とは従来の「KINTO」のサービスに加えて、【納車後のクルマを進化】【コネクティッドで見守り】というトヨタの最新技術を伴ったサービスが追加されており、別名称でのサービス展開となっています。

「KINTOアンリミテッド」で適用される車両グレードは「U」という専用グレードとなり、利用料は安めに設定されています。

具体的な利用料は「ヤリス」、「ヤリスクロス」ともに月4万台中盤~後半(ボーナス払い無し)となっており、ディーラーでの定期整備や任意保険料が含まれることを考慮すると安めの金額設定となっています。

「KINTOアンリミテッド」を利用するメリットとしては、価格が安めであることを含めて大きく下記3つです。

メリット① 利用料が安め
メリット② 利用料に任意保険料も含まれる
メリット③ 安全性能のアップグレードやコネクティッドサービスが利用可能

一方で利用時の注意点は下記6つです。

注意点① 対象車両は廉価版グレード
注意点② 中途解約時には解約金が発生する
注意点③ 契約終了時には現状回復費を請求される場合がある
注意点④ 初期の装備は最低限でありオプションを細かく選択できない
注意点⑤ 走行距離の制限がある
注意点⑥ 車をカスタマイズしにくい

本日は、トヨタのサブスク「KINTOアンリミテッド」のラインナップに追加された「ヤリス」、「ヤリスクロス」の利用料詳細と利用時のメリットと注意点についてみていきます。

 

続きを読む

ガリバーよりネクステージのほうが買取有利?特徴を徹底比較

東京証券取引所に上場している中古車販売・買取大手「ガリバー」と「ネクステージ」では、どちらを利用するのが、ユーザにとってメリットがあるのでしょうか?

また、両社はどのような特徴があるのでしょうか。

結論から言うと、車の買取については「ネクステージ」のほうに勢いがあり、高値を提示する傾向にあります。

一方で、車の販売(購入)については両社とも「SUV専門店」や「輸入車専門店」というカテゴリ毎に特化した販売店を展開しており、在庫が豊富で選びやすいというメリットがあります。

ただ、両社とも車両本体価格は安めに設定し、諸費用で収益を見込む戦略であり、諸費用が高めという注意点があります。また、購入時のローン金利も高いです。

本日は、中古車業界大手「ガリバー」と「ネクステージ」を比較し、直近の決算情報も踏まえて特徴と利用時の注意点を主にみていきます。

 

続きを読む

車販売大手ネクステージの評判が悪い3つの理由を徹底分析!

ネクステージはSUV専門の「SUV LAND」輸入車専門の「ユニバース」など、カテゴリ毎に特化した販売店を展開するとともに、良質な在庫を豊富にそろえることで、急成長してきました。

東海地方を中心に全国展開しており、国産車のみならず輸入車の販売も多数行っています。

「ジャガー」や「マセラティ」などのディーラー権も持っており高級輸入車販売にも力を入れています。

直近の決算(2023年11月期)では売上高4,634億円と過去最高の売上であり、長年業界をけん引してきた「ガリバー」を上回っています。今期(2024年11月期)の売上高想定は5,450億円ということで規模拡大を継続しています。

そんなネクステージですが、ネット上での評判はあまり良くありません。

評判が悪い理由は大きく下記3つです。

① 諸費用が高い
② 見積もりを出してくれない
③ オプションを強く勧めてくる

本日は、車販売大手ネクステージの店舗を実際に訪問した体験とともに、評判が悪い3つの理由についてみていきます。

 

続きを読む

KINTOで新型アルファード利用時のメリット注意点各3つ

8年ぶりのフルモデルチェンジを行った新型の「アルファード」「ヴェルファイア」はトヨタのサブスク「KINTO」でも利用(申込)が開始されています。

新型「アルファード」「ヴェルファイア」の価格は昨今の原材料価格高騰に伴い先代より大きく値上がりしており、「KINTO」での利用料も先代より高額になっています。

ただ、トヨタは近年「KINTO」取り扱い件数を増加させるべく注力しており、月額の利用料増額分を極力抑えて「KINTO」利用のメリットを押し出してきています。

「KINTO」利用の総支払額は、ディーラーで勧められる残価設定型ローンで購入時総支払額とほぼ同額ですが、「KINTO」には任意保険料が含まれているため、保険料が高くなる若い人や保険の等級が低い方は、「KINTO」利用の方が総支払額を抑えられメリットが出ます

具体的な保険料としては、車両保険コミで年10万円(月8千円強)以上支払うようであれば、「KINTO」のほうが良さそうです。

「KINTO」での納期に関しては6か月~7か月ということで(2024年1月現在)一時期の1~2年待ちという納期よりはだいぶ早まっています。

本日は、新型「アルファード」「ヴェルファイア」をKINTOで利用する場合と残価設定型ローンで購入する場合との比較とともに、KINTO利用時のメリット・注意点各3つについて、みていきます。

 

続きを読む

【2024年版】車買取大手9社を徹底比較!最も高く買取る業者は

車をそろそろ買い替えようと思い、乗っている車の買取を検討していませんか?

やっぱり売るなら大手の中古車買取業者に依頼するのが安心ですよね?ただ一方で中古車買取業界には多くの業者があって、

どの会社に買取を依頼すればいいのだろう?
評判がいいのはどこの業者かな?

と気になるところです。車に詳しくない人が中古車業者の評判を知るには、業界経験者に聞くのが一番です。もし周りに中古車業界出身の人がいない方は、このサイトを見れば各買取業者の評判がわかります。

ちなみに筆者が最もおすすめするのは「ネクステージ」です。

「ネクステージ」は販売時にオプションを強く勧められ諸費用が高くなることなどでネット上での評判があまりよくありませんが、自社展示場での販売が好調であり、在庫車両確保のために買取金額を高く提示する確率が高いです。

接客としては、アップルやカーセブンのほうが良い傾向にありますが、単純に高く売りたい!というユーザーに適しています。

実際に筆者も「ネクステージ」「ビッグモーター」「ガリバー」「ユーポス」でフリードを売却してみましたが、「ネクステージ」が最も条件が良かったです。

本日は、中古車業界大手に15年所属した筆者が古車買取業界大手10社をそれぞれ解説し、特徴や注意点をみていきます。

 

続きを読む

ネクステージの中古車は良質だけど諸費用とローン金利が高めで要注意

ネクステージ

中古車販売店大手「ネクステージ」の中古車は高いのでしょうか?安いのでしょうか?

販売時の諸費用やローン金利についても気になるところです。

結論から言うと、車体本体価格は安めですが、諸費用やローン金利は高めです。

また、オプションや有償保証が高額であり、全て付けると支払総額が高額になります。

ネット上の口コミでは、オプションや有償保証を強く勧めてくるという声が複数あり、評判があまりよくありません

本日は、ネクステージの販売店を実際に訪問した感想を含めて、ネクステージで中古車を購入する際におさえておきたいポイントをみていきます。

 

続きを読む

BYD新型セダン「SEAL」の価格は実質300万円台か?

中国の電気自動車製造大手「BYD」が「ATTO3」「ドルフィン」に次ぐ、日本投入第3弾モデル「SEAL」が2024年春頃に発売予定となっています。

「SEAL」はBYDが中国で2022年5月に発売したセダン型の新モデルであり、これまでに世界で10万台以上売れています。

1充電での航続距離は長く、555キロを誇ります。

「SEAL」の日本での販売価格は現時点で未定ですが、本国中国や欧州での販売価格、また競合であるテスラ「モデル3」の価格を考慮すると、480~490万程度となるのではと、筆者は予想しています

CEV補助金や東京都での補助金を考慮すると、実質300万円台となる可能性があります。

本日は、「BYD」の日本投入第3弾モデル「SEAL」についてみていきます。

 

続きを読む

【ネクステージ買取体験談】実際に車売った感想と口コミ分析

車買取販売大手「ネクステージ」の買取実績が近年絶好調です。

直近2023年11月期(2022年12月~2023年11月)の買取実績は202,010台と、前年比で約5万台増と急増しています。

ネクステージの買取は、ガリバーやカーチス、カーセブンなどの他社大手に比べて後発ですが、自社での小売り(販売)台数増加に伴って買取台数も大幅に増加しています

そんなネクステージで、筆者が所有する車(フリード)を実際に買い取ってもらいました。

ネクステージの買取を利用してみた感想としては、大きく下記3つです。

感想① 金額をはっきり提示する
感想② 提示金額が他社より高め
感想③ 契約後の減額がなく安心できる

ネクステージはネット上で販売(購入)時の悪い評判が散見されますが、買取(売却)のほうはあまり見られません。

ネクステージは自社での販売好調により、在庫確保のために良質車は特に高値を提示するということで、顧客満足につなげています

実際に利用した所感としては、中古車買取店にありがちな強引な買取商談はなく、他社と比較して高めの値段をサラッと提示してくれ、単純に高く売りたいユーザーに適しています

ただ一方で、ネクステージが強いのは「高年式」や「走行距離が少ない」等の販売店向きの良質車であり、「低年式」や「走行距離が多い」という再販が難しい車には積極的に高値を提示してきません

そのような場合は、オークション販売に強い「ラビット」や「ユーポス」のほうが高値を提示する可能性が高いです。

本日は、ネクステージの買取を利用した感想とともに、オリコンランキングでの口コミ等について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

続きを読む

ビッグモーターとネクステージに共通の購入時要注意点3つ

中古車販売大手「ビッグモーター」の不正事件をきっかけに、業界大手「ネクステージ」でも保険契約ねつ造が発覚し社長が辞任するなど、ニュースになっています。

「ビッグモーター」「ネクステージ」とも全国で大型販売店を急速に拡大し、豊富な在庫量を背景に売り上げの増加を継続してきました。

「ビッグモーター」は一連の不正事件により、直近で一部店舗を閉鎖するなど、規模を縮小してきていますが、「ネクステージ」は積極的な新規出店を継続し、規模拡大を継続しています。

そんな、両社に共通する購入時の要注意点は下記3つがあげられます。

注意点① 購入時の諸費用が高め
注意点② ローン金利が高め
注意点③ 有償の保証料が高め

また、両社とも販売時の付帯収益(諸費用)で多くの収益を上げており、オプションや有償保証の売り込みが強引という声もあり注意が必要です。

中古車業界での強引な売り込みはどこの会社でも大なり小なりありますが、営業マンによっては課されたノルマのため、かなり強引に営業されることがあります。

本日は、「ビッグモーター」と「ネクステージ」に共通する3つの要注意点を中心に両社の特徴や、買取時の優劣などをみていきます。

 

続きを読む