DMMAUTOの新サービス「ウルモビ」を元業界人が徹底解説!

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DMM AUTOがウェブ上で簡単に自動査定ができ、買取店に査定依頼もできる「ウルモビ」というサービスを新たに開始しました。

車の画像をアップし、簡単な項目を選択するだけで、AIが査定額を算出してくれ、その後に近隣の買取店に査定依頼をすることが可能です。(車の画像がなくても査定は可能)

「ウルモビ」の主なメリットは下記2つです。

メリット① ウェブ上で簡単に査定額がわかる
メリット② ウエブ上で買取店に査定予約ができる

一方、注意点としては、「ウルモビ」で自動算出される査定額はその金額で買取を保証するものではなく、実際の買取金額は「ウルモビ」が提携する買取店の実車査定後に決定されます。

「ウルモビ」の査定額はあくまで参考査定額となります。

本日は、DMM AUTOの新サービス「ウルモビ」の特徴について中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

DMM AUTOの新サービス「ウルモビ」とは

DMM AUTOとは、2018年にサービスインしたスマホ上で自動査定~売却まで完結できるというアプリであり、従来の車買取を一変させたサービスで話題になりました。

そのDMM AUTOが、「複数の事業者と納得行くまで検討したい」というニーズから、サブブランドとして「ウルモビ」という名称でサービスを開始しました。

「ウルモビ」のメリットとは、AIを活用した自動査定を受けた上で、ウェブ上で買取店の予約ができるということで、従来の一括査定のような電話でのやり取りが不要で査定予約ができるという点があります。

「ウルモビ」の2つのメリットを下記記載します。

 

ウルモビのメリット2つ

メリット① 査定額がすぐにわかる

ウルモビの最大の特徴はウェブ上で簡単に査定額がわかることです。

回答する項目は8項目(車両画像アップの場合は5項目 2020年3月現在)であり、所要時間は約2分です。

回答後はAIが自動で査定額を算出してくれます。

ただし、算出された査定額はその金額で買取を保証してくれるわけではないため、注意が必要です。

その後、「ウルモビ」が提携する買取店に実車査定をしてもらい、買取金額が確定します。

 

メリット② ウェブ上で買取店に査定予約ができる

査定額が出た後は、そのまま「ウルモビ」が提携する買取店に査定を依頼することができます。

提携買取店には大手買取店が含まれており、主な会社は下記となります。

・オートバックス

・カーセブン

・カーチス

・東京ユーポス

・ハッピーカーズ

自宅への「出張査定」と買取店へ車を持ち込む「来店査定」を選択できます。

従来の一括査定では、査定依頼するとすぐに複数買取店からひっきりなしに電話連絡があり、対応するのもひと苦労でした。

「ウルモビ」では、都合の良い査定日時を入力し、その時間に対応できる買取店から「ウルモビ」を通して連絡があるため、一括査定のような電話が鳴りやまないということはありません

個人情報は予約が成立した買取店にのみ提供されます。

 

ウルモビで査定額が出るまでの流れ

ウルモビを実際に利用してみた流れは下記となります。

ステップ① SMS認証する

はじめに携帯番号を入力しSMS認証する必要があります。SMSで送られてくる4桁の数字を入力します。

ステップ② お客様情報の入力

氏名・メールアドレス・郵便番号・都道府県・市区町村・町名を入力します。番地やマンション等の詳細は入力不要です。ユーザーのエリア特定のため必要のようです。

ステップ③ 車の正面画像アップ(車種入力)

写真あり査定と、メーカー選択式査定があり、車の正面画像をアップすると、ナンバープレートから自動で車種・年式を読み取ります。

車両画像が無い場合は、メーカー、車種、グレードを選択します。

ステップ④ 年式・走行距離・色を選択

年式・走行距離・色を選択します。走行距離は2万キロきざみの概算です。車の正面画像をアップすると年式は自動で読み込まれます。

ステップ⑤ 車の状態を選択

車の状態を下記から選択します。

・10万円以上の外装修理や保険修理はしていない

・10万円以上の外装修理や保険修理をした

・事故や故障をしたまま直していない

・完水・降灰・ひょう害などの自然災害にあった

キズや凹みについて下記から選択します。

・とても良い(キズや凹みがほぼない)

・良い(キズや凹みが少しある)

・普通(キズや凹みがある)

・悪い(キズ凹みが多い)

 

ステップ⑥ 査定額算出

査定額が1,000円単位まで算出されます。ホンダ オデッセイ(アブソルート 2009年式 5万キロ)の査定額は401,000円でした。

ステップ⑦ 提携買取店に査定依頼する

都合の良い日時で自宅への出張査定か、買取店舗へ訪問する来店査定を依頼できます。出張査定は東京近郊に限られます(2020年3月現在)

 

ウルモビで自動算出される査定額は安め

「ウルモビ」で算出される査定額は大手買取店が提示する査定額より安いことがほとんどです。

理由はウルモビ」の自動査定では外装や内装の詳細状態が査定額に反映されないためです。

「ウルモビ」では外装の状態を4段階で判断していますが、大手買取店ではより細かく判断しており、状態が良いとプラスになります。

ただ、「ウルモビ」で算出された査定額は、その金額で買取を保証するものではなく、その後の提携買取店での実車査定で決定されます。

実際、「ウルモビ」の提携買取店の営業マンに話を聞いたところ、状態次第で査定額は「ウルモビ」の査定額から前後するということでした。

ちなみに、上記で試したホンダ オデッセイ(アブソルート 2009年式 5万キロ)の「ウルモビ」での査定額と、大手買取店「ビッグモーター」に査定してもらった査定額と比較したところ、約8万円「ビッグモーター」のほうが高額でした。

上記は一例ですが、高年式で状態の良い車であれば、より差異が大きくなると思われます。

 

状態の良い車は「ウルモビ」からの査定予約は避けるべき

「ウルモビ」のメリットとして、自動査定で査定額を把握した後に、そのまま査定予約ができるということがありますが、状態の良い車は査定予約することを筆者はおすすめしません。

なぜなら、状態の良い車は「ウルモビ」の査定額より高く売れる可能性があるためです。

ちなみに、状態の良い車とは、内外装がキレイな車を指します。

「ウルモビ」を利用して、買取店に査定依頼すると、「ウルモビ」上で算出された査定額が基準となり、買取店側としては極限の高値を提示してこない可能性があります

状態の良い車は、一括査定サイトを利用して複数買取店に依頼したほうが高く売れる確率が高いです。

近年は人気車種や走行距離が少ないという販売店向きの車は、「ビッグモーター」が特に高く買い取ります。

一括査定サイトでおすすめできるのはリクルート社が運営するカーセンサーネットです。

理由は、加盟店数がナンバー1であることと、簡単に複数買取店を絞り込んで依頼することができるためです。

↓買取店を検索してみる↓

カーセンサーネット公式サイト

 

最後に

「ウルモビ」の自動で算出される金額は、あくまでDMM AUTOのAIが算出した査定額であり、大手買取店が提示する査定額とは異なります。

内外装がキレイとか、高年式、走行距離が少ないなどの販売店向きの車は、「ビッグモーター」や「ガリバー」のほうが、より高く買い取る確率が高いです。

「ビッグモーター」と「ガリバー」は「ウルモビ」の提携買取店に加入していない(2020年3月現在)ため、査定依頼する際は、カーセンサーネットを利用することをおすすめします。

カーセンサーネットを利用することで、複数の競合があると思われるため足元を見られることもありません。

↓ビッグモーター・ガリバーを検索してみる↓

カーセンサーネット公式サイト

 

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