オークション価格高騰終了で中古車相場の下落開始

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中古車オークション大手「ユー・エス・エス」において32カ月連続で前年同月を上回っていた平均落札価格がついに下落に転じました。

長期に渡り中古車相場が高騰していたことから中古車バブルとも言われた相場が下落に転じ、中古車販売相場にも影響が出始めています

昨年秋頃から新車の供給が回復してきたことが、加熱した中古車需要の減少につながり、今後しばらく中古車相場は下落していきそうです。

中古車購入を検討している方にとっては、販売価格が下がってくるためチャンスと言えます。

一方、車の手放しを考えている方は、相場の下落に伴い高く売るには早めに行動したほうが良いです。

本日は、中古車オークション相場の高騰が終了し、相場の下落が始まった中で、買取(売却)、販売(購入)時の注意点を含めてみていきます。

 





中古車オークションの相場高騰が終了

新車の納期遅れにより、長く続いた中古車需要の高まりが一段落してきました。

中古車オークション運営大手「ユー・エス・エス」によると、オークションの成約車両単価は、下記表のように長期間(32か月連続)で前年同月を超えていましたが、直近2023年2月から下落に転じました。

成約車両単価としては2022年9月の122.1万円という高値から直近2023年3月は89.8万円と3割弱下落しています。

また、オークション全体の成約率についても、年度の平均成約車両単価についても、下記表のように2022年8月の72.1%をピークに下落してきています。

成約率が低下しているということは、売り手が希望する価格まで入札が入らず売買が成立しなくなってきているということであり、買い手としても今までの価格では再販が難しいことから入札価格を抑えているという状況になります。

※「ユー・エス・エス」オークションデータより

 

中古車の販売価格も下落

中古車オークションの平均落札価格が下がるということは、中古車販売店の店頭に並ぶ価格も下がることにつながり、中古車相場が下落することになります。

中古車バブルの継続中には、高年式の人気車両などで新車価格とあまり変わらない値付けになっているものが、直近では大きく値を下げています

近年の大手中古車販売店では、購入時にかかる登録費用や整備費用などの諸費用が高めとなっていて総額では新車とほぼ変わらない、むしろ高いという状況であったものが是正されてきています。

新車の納期遅れが改善されてきている中、加熱していた中古車需要が落ち着いてきており、高すぎた相場からの下落は今後も続きそうです。

 

ネクステージは高単価から低単価中心の在庫構成に変更

中古車販売買取大手「ネクステージ」では直近の決算発表(2023年4月)で中古車相場の下落が想定以上に長期化すると判断し、相場変動の影響を軽減するため、高単価から低単価中心の在庫構成に変更するとしています。

伴って、売れ残っていた主に高単価の商品(在庫)を処分しており、下記表のように残高を大きく減らしています。

売れ残り在庫は高くは売れないため、直近四半期(2022年12月~2023年2月)の利益減少につながり、結果として営業利益が17億円と前年同期の43億円に比べて大きく減少しています。

ネクステージのみならず、他社大手でも似たような状況が想定され、売れ残り在庫の処分⇒安く売らざるを得ない⇒中古車相場が下落、という流れとなると考えられます。

中古車販売店では、高値で仕入れてしまった在庫が売れ残ると、オークションに出すか販売価格を下げて利益を削るしかありません。

中古車を安く買いたいというユーザーには有利な状況となります。

 

中古車買取相場も下落!高く売りたいのであれば複数買取店を比較する

ほとんどの中古車買取店は買い取った車を、そのまま「ユー・エス・エス」などのオークションで売却しています。

オークションの落札価格が下落している現状では、各中古車買取店も現在のオークションの落札価格を基準にするため、強気の値段提示をしてこなくなります

内外装の状態の悪いとか走行距離が多いなど再販が難しそうな車は特に厳しい状況(高値が提示されない)となります。

ただし、買取店が見るオークションデータは同じでも、各買取店によってどこまで利幅を見るかは変わってきます

ギリギリまで利益を削って提示する買取店もあれば、そうでないところもあります。

そのため、査定を依頼する際は複数買取店を比較したほうが良いです。

複数買取店に査定依頼するには、下記カーセンサーネットを利用すると簡単に複数の買取店を絞り込んで依頼できます。

依頼する買取店としては、近年勢いのある「ネクステージ」を含めることをおすすめします。理由としては、自社販売が好調であり、更なる拡販のため在庫を集めているからです。

「ビッグモーター」も長く高値買取を継続してきましたが、一連の不祥事により高価買取が難しくなっています。

近隣に「ネクステージ」が無いという際は、オークションでの売却に強い「ユーポス」「ラビット」を含めると良いです。

査定は無料で依頼できます。車の手放しを考えており、少しでも高く売りたいという方は早めの行動をおすすめします。

カーセンサーネット公式サイト

 

輸出向け車両の高騰も一段落

2022年の急激な円安相場により、加熱していた輸出向け車両の高騰についても、一段落しています。

急激な円安も一段落しており、海外からの割安感も薄れてきています。

ただ一方で、輸出にかかる登録台数は前年比同等(自販連データより)であり、海外からの引き合いは継続している状況です。

輸出業者が好む「SUV」「クロカン」「ディーゼル車」や海外で人気の「スカイライン」「スープラ」「RX-7」などのスポーツカーは高値が継続しているとのことです。

日米の金利格差から再度急激な円安相場となると、輸出向け車両の引き合いは加熱しそうです。

 

最後に

新車の納期遅れの影響から、長期間に渡り継続した中古車バブルですが、直近で終焉を迎え中古車相場の下落が始まってきました。

大手販売店の動向から見ても相場の下落は長く続きそうであり、売却を考えている方は早めに査定依頼等のアクションを起こすことをおすすめします

売却先の買取店について、大手買取店の特徴については下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

【2023年版】車買取大手9社を徹底比較!最も高く買取る業者は

高く売るためには複数買取店と交渉することをおすすめしますが、交渉のは面倒だし、苦手・・・という方は、「オークション方式の買取サービス」をおすすめします。

「オークション方式の買取サービス」とは、ユーザーの車に興味がある複数買取店がネット上のオークションで競り合うことで、高く売れるという新しいサービスです。

「オークション方式の買取サービス」を展開する「ユーカーパック」では、全国8,000社超えの買取店から入札を見込むことで、ハマれば驚くほど高く売れる可能性があります。

査定を受けて出品しても、希望額まで入札が入らず売買が成立しないという場合もありますが、出品料や査定料などの手数料は無料です。

時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。査定は下記公式サイトから依頼可能です。

ユーカーパック公式サイト

ユーカーパックについて詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

相場より27万円も高く売れた!ユーカーパックの評判は?

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新車納期遅れ改善で中古車相場下落開始、高く売るなら早めに行動すべき


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