元業界人が教える「ウィーカーズ」の評判は?

旧ビッグモーターから再建を急いでいる中古車販売買取大手「ウィーカーズ」の評判はどのようなものなのでしょうか。

結論から言うと、ビッグモーター時代から継続して販売や車検よりも買取の評判のほうが良い傾向です。

買取の評判が良い理由は、自社で直接販売することにより、再販向きの車は高く買い取ることと、ビッグモーター時代には行っていなかった下記取り組みによるものです。

取り組み① 査定日から7日間の価格保証

取り組み② 契約後、原則買取価格の減額なし

取り組み③ 引き渡し翌日までキャンセル可能

一方で、販売のほうはビッグモーター時代から大きく変わってはおらず、車両価格は安めだが、「オプションを強く勧められる」とか「諸費用が高い」という口コミがあり、評判はいまひとつです。

本日は、ウィーカーズの評判について、中古車業界に15年在籍していた筆者が解説します。

 

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117万値引き!BYD「SEAL」購入検討時メリット3選

中国のEVメーカー大手「BYD」の日本投入第3弾モデル「SEAL」が2024年6月25日に発売開始されました。

「SEAL」はBYDが中国で2022年5月に発売したセダン型の新モデルであり、これまでに世界で10万台以上売れています。

注目された車両価格はRWD(後輪駆動)モデルで528万円と競合テスラ「モデル3(RWD)」の531.3万円と同等の価格です。上位のAWD(四輪駆動)モデルは605万円とこちらはテスラ「モデル3(ロングレンジAWD)」の621.9万円より安く設定されました。

ただし、「SEAL」のCEV補助金は35万円の見込みであり、テスラの65万円より低く、その分はテスラのほうが有利となっています。

「SEAL」は発売記念キャンペーンとして、発売から1,000台販売までは33万円値引くという特典を用意しており、キャンペーン期間中の購入者は、CEV補助金の差異分程度のメリットがあります

さらに、2025年9月1日~2025年9月30日の期間限定で「Go!Go!Go!EVキャンペーン」として、なんと117万円を値引きするキャンペーンを行っています

筆者の所感としては、思ったより値段を下げてこなかった印象ですが、内外装の完成度の高さやバッテリー性能の高さから注目度は高いです。実際、試乗予約もすぐに満員となっていました。

また、「SEAL」購入検討時のユーザーメリットとしては大きく下記3つです。

ユーザーメリット① オプションがほぼなく総額がわかりやすい
ユーザーメリット② ローン金利が安め(1.9%)
ユーザーメリット③ 納期が短い

 

本日は、「BYD」の日本投入第3弾モデル「SEAL」についてみていきます。

 

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BYD補助金73万円「シーライオン7」のメリット3選

中国のEVメーカー「BYD」の新型SUV「シーライオン7」が2025年4月15日より販売開始となりました。

「シーライオン7(2WD)」の車両価格は495万円と、競合のテスラ「モデルY(RWD)」より約60万円、日産「アリア(B6)」より約160万円安い価格になっています。

上位モデルの「シーライオン7(4WD)」でも「モデルY(ロングレンジ)」より約70万円、「アリア(B9 e-4ORCE)」より約125万円安い価格になっています。

「シーライオン7」の国からの補助金(CEV補助金)は35万円と「テスラモデルY」の67万円、「日産アリア」の89万円より少額ですが、そちらを差し引いても安い価格とされています。国からの補助金(CEV補助金)を加味すると実質460万円となり、地方自治体からの補助金を考慮するとさらに安価となります。

また、2025年9月1日~2025年9月30日までは「Go!Go!Go!EVキャンペーン」の中でBYD補助金として73万円を値引きするキャンペーンを行っており、そちらと国や自治体(※)の補助金を合わせると322万円という安価な価格となっています。(※東京都千代田区の場合)

「シーライオン7」の購入時のユーザーメリットは大きく下記3つです。

ユーザーメリット① コストパフォーマンスが高い
ユーザーメリット② ローン金利が安め
ユーザーメリット③ 納期が短い

本日は、BYDの日本投入第4弾となるSUV型「シーライオン7」について詳細をみていきます。

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減額なし&キャンセル可!ウィーカーズ車買取の3つの強み

ビッグモーターから事業を引き継ぎ、2024年5月に新会社として設立された「ウィーカーズ」(WECARS)は、設立から約1年が経過し、徐々に客足も戻ってきているとのことです。直近での年間買取台数は12.8万台程度と推定され、業界トップのネクステージ、第2位のガリバーに次ぐ、業界第3位規模となっています。

ウィーカーズは旧ビッグモーター時代の反省を活かし、お客様第一主義として、車買取を行っており、下記3つを買取時の強みとしています。

強み① 査定日から7日間の価格保証
強み② 契約後の査定価格の減額なし
強み③ 引き渡し日翌日までキャンセル可能

また、ウィーカーズは「他店より1円でも安ければご相談ください」と、家電量販店のような宣伝文句で、高値買取をうたっています。高値買取を実現する手法としては、ビッグモーター時代と同様に、自社の大型展示場で直接販売を行うことでのマージンカットによるものです。

本日は、ウィーカーズがかかげる車買取における3つの強みを中心にみていきます。

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ウィーカーズでオイル交換を実施した感想と料金体系等を解説

中古車販売大手の「ウィーカーズ(WECARS)」では、ビッグモーター時代に実施していた「オイル交換リッターあたり100円」というサービスを変更し、「オイル交換リッターあたり1,000円」として実施しています。

リッターあたり100円という原価割れで顧客囲い込みを行っていたビッグモーター時代のサービスから、きちんと利益を取るサービスに変更となっています。

また、ビッグモーター時代には車検仮予約をすると次回車検までのオイル交換が最大8回無料というサービスを行っていましたが、現在は廃止となっており、車検入庫時にオイル交換無料というサービスを実施しています。

本日は、ウィーカーズの店舗で実際にオイル交換を実施した際の所感を含めて、料金や所要時間などをみています。

 

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所有者死亡時の車売却手続きは?必要書類を解説【書式ファイル付き】

所有者が亡くなっている車を売却する際には、どのような手続きが必要なのでしょうか。結論から言うと、通常の売却書類に加えて戸籍謄本などの書類が追加で必要となります。

また、亡くなっている人の家族構成によっては、さらに書類が必要となる場合があります。

所有者死亡時の名義変更は普通車と軽自動車で大きく異なります。普通車の複雑な名義変更に比べて、軽自動車は認印のみでOKのため簡単です。

本日は所有者が亡くなっている車の売却手続きに必要な書類とあわせて、任意保険、税金の手続きについて、中古車業界に15年所属した筆者が解説します。

 

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中古車販売大手5社をランキング形式で徹底比較!

中古車の購入を検討しているけど、どこの店で検討するのが良いか迷っていませんか?

ロードサイドには実に多数の中古車販売店がありますが、信用度の高い大手の販売店を選ぶ人は多いです。

大手販売店は在庫を多く持っているため、希望する車が見つかる可能性も高いです。

ただ、大手販売店といっても一長一短があり、どこが良いのかわかりづらいです。

そこで、業界を代表する中古車販売店大手5社をランキング化し、各社の特徴と購入時の注意点をまとめました。

結論から言うと、買取を含めた総合的にはネクステージが優位です。一方で、販売価格(車両総額)はケーユーが安価な傾向にあります。

本日は、中古車業界に15年所属した筆者が、直近での評判や知り合いの中古車業者の話を参考にして、大手5社を比較していきます。

 

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ネクステージの保証のメリット3つと注意点を元業界人が解説

車販売大手で東証一部上場「ネクステージ」の提供する中古車購入時の保証はどのようなものなのでしょうか。

ネクステージは、国産車を扱う「総合店」「中型店」「SUV LAND」で1年、2年、3年、10年という期間別の保証プランを提供しています。

ネクステージで提供する保証のメリットは大きく下記3つです。

メリット① 保証の範囲が広い
メリット② 他社整備工場でも保証を受けられる
メリット③ ロードサービス等の特典がつく

一方、注意点としては保証費用が高めということがあります。

本日は、ネクステージの保証について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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ウィーカーズの保証・コーティングを含めた諸費用を解説

中古車車販売大手「ウィーカーズ」は「ビッグモーター」時代から提供している保証を継続しています。ただし、「ビッグモーター」時代に提供していた10年間という長期間の保証は無くなり、現在は「1年」「3年」「5年」というラインナップとしています。

その中でも、「1年」という短期間の保証に力を入れており、「3年」「5年」という保証は付帯できる車種を限定するなどし、「ビッグモーター」時代のように強く推奨はしなくなっています

これは、長期保証におけるリスクを軽減するとともに、年式の新しい車はメーカーの保証で対応することで、利益率の向上を目指していると考えられます。

また、コーティングについては「プラチナ」「ダイヤモンド」という2種類を提供してます。コーティングの収益は「ウィーカーズ」にとって重要であり、初回の見積もりには「ダイヤモンド」コーティングが入っています。

本日は、「ウィーカーズ」の保証とコーティングを含めた諸費用について、その内容や価格をみていきます。

 

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自動車税の減免を受けている車を売る時の注意点とは?

自動車税の減免を受けている車を売る時はどのような手続きが必要となるのでしょうか?結論から言うと、特別な追加の書類や手続きは必要ありません

ただし、車の買い替えで次の車でも減免登録を受ける場合は、今の車の名義変更を早急に行う必要があります。通常、買取店はすぐに名義変更を行わないため、売却時には「減免車両の買い替えのため、すぐの名義変更を希望します」と伝える必要があります。

一方、減免を受けている車だからといって、買取金額に影響があることはありません

本日は、自動車税の減免を受けている車を売る時の注意点について解説します。

 

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ひどいと言われるネクステージの口コミ3種を解説

ネクステージ

中古車販売大手「ネクステージ 」は、販売店や買取店の全国での出店を推し進め、規模拡大を継続しています。

伴って直近の売上高(2024年11月期)も5,527億円と過去最高を記録するなど好調ですが、ネクステージのネット上での評判はいまいちです。

苦言が述べられている口コミの中で、ネクステージはひどい!というものは大きく下記3種類です。

① 諸費用が高すぎる
② ローン金利が高い
③ オプションを当然のように勧められ断りづらい

本日は、ひどいと言われるネクステージの口コミについて解説するとともに、一方でネクステージ購入時のメリットなどについても合わせてみていきます。

 

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自社ローンは「やばい」と言われる3つの理由を解説

「ローン審査が通らない方でも大丈夫!」とか、「過去に破産していても問題なし!」という自社ローンの宣伝を見かけることはないですか?

自社ローンは中古車販売店の独自判断で行うため、携帯料金の遅延や借り入れが多いなどの理由で信販会社のローンが通らない方でも、分割での購入ができるという特徴があります。

自社ローンを提供している中古車販売店の中には、「頭金なし、100%購入OK!」と記載されているところもあります。

一方で、「自社ローンはやばい」とか「自社ローンは怖い」などのネット上での口コミがあります。

自社ローンがやばいと言われる理由は主に下記3つです。

理由① 支払総額が高い
理由② GPSを取り付けられることがある
理由③ 契約内容が不透明なことがある

上記のような口コミや評判がある「自社ローン」ですが、近年取り扱う中古車販売店が増えてきており、業界大手「ガリバー」も「じしゃロン」という自社ローン専門店を全国に展開するなど参入してきています。

本日は、店舗独自の判断で分割払いを受ける「自社ローン」について、やばいと言われる理由やメリット・契約時の注意点をみていきます。

 

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ロペライオの評判が良い最大の理由を元業界人が解説

輸入車専門店「ロペライオ」の評判はどのようなものなのでしょうか。

「ロペライオ」はベンツ、BMWのみならず、フェラーリやランボルギーニ、ベントレーなど一般の販売店では取り扱いが難しい高級車を数多く扱い、正規ディーラーより安価な価格設定とすることで、販売実績を積み上げています。

「ロペライオ」は創業30年の老舗であり、輸入車に精通したスタッフの接客が良いという評判がありますが、顧客から支持され続ける最大の理由は「在庫車両の質の高さ」です。

目利きが難しいと言われる高価格帯の輸入車を独自のノウハウにより厳選し、その内容をしっかりと伝えることで顧客満足につなげています。

ただ一方で、口コミの中には、保証の対応や買取価格には「店舗や担当者によってバラつきがある」「対応に時間がかかる」といった声もあり、注意が必要です。

また、約22万人の登録数を誇るYouTube「ロペライオチャンネル」では、数々の輸入車試乗インプレッションを公開するなど情報発信を積極的に行っています。

本日は、創業30年輸入車専門店「ロペライオ」について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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創業50年ケーユーの評判は?ローン金利や諸費用を解説

ケーユー

中古車販売老舗ケーユーの評判はどうなのでしょうか?ケーユーで中古車を買う時の諸費用やローン金利は高いのか、安いのか気になるところです。

ケーユーは中古車販売をメインで50年の実績があり、長年のノウハウを積み上げた接客対応やメンテナンスパックという独自の保証サービスを提供するなど、評判は上々です。

そんな、ケーユーの中古車購入時のメリットの主なものは下記となります。

メリット① 車の内外装がキレイ
メリット② 諸費用が安い
メリット③ アフターフォローがしっかりしている

一方、デメリットとしては「ローン金利が高い」ということがあります。

ローンを組む場合は、銀行系やネット系の金利の低い自動車ローンを利用することで、支払総額を安く押さえることができます。

また、ケーユーはオリコン中古車専門店ランキングでは6位となっており、在庫の豊富さや手続き・アフターフォローが良いとの評判があります。

本日は、中古車業界に15年所属した筆者が、実際の店舗を訪問した所感とともに、ケーユーの評判について解説します。

 

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中古車販売バディカは取引の透明性がウリだが特段安くはない

元ビッグモーターの従業員であった中野社長が立ち上げた中古車販売店「バディカ」が全国各地に出店を続け規模を拡大しています。中野社長自らが出演するYouTubeなどで積極的に車関連情報を発信し知名度も上昇しています。

2024年1月には、中古車のネット通販を手掛ける「バディカダイレクト」という新会社を設立し、ネット上で中古車購入が完結できる新たなサービスも開始しました。

「バディカ」は諸費用の内訳や支払総額を明確にするなど、販売時の透明性をウリにして、支持を増やしてきていますが、基本的に行っていることは従来の中古車販売店と変わりません

購入時の価格が他社に比べて特に安いということもありません。リアル販売店で在庫を保有し、カーセンサー等に在庫を掲示し集客して販売しています。

バディカは取引の透明性や安心感をウリにしており、その一環として2025年3月から「納車後30日以内の返品は全額返金保証」という取り組みを開始しました。返金保証は他社のガリバーなどでも行っていますが返金するのは車両本体価格の返金であり、バディカは諸費用も含めた支払総額を返金するということで、業界初の取り組みとなっています。

そんな「バディカ」の強みと注意点は大きく下記となります。

強み① 諸費用が明確で安め
強み②
 ローン金利が安い

強み③ 納車後30日以内の返品は全額返金保証
注意点① 購入時の総額は安くない
注意点② 整備はついていない(車検整備は除く)
注意点③ 在庫台数が少ない

本日は、中古車販売・買取「バディカ」の特徴について購入時の強みや注意点を中心にみていきます。

 

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