
輸入車専門店「ロペライオ」の評判はどのようなものなのでしょうか。
「ロペライオ」はベンツ、BMWのみならず、フェラーリやランボルギーニ、ベントレーなど一般の販売店では取り扱いが難しい高級車を数多く扱い、正規ディーラーより安価な価格設定とすることで、販売実績を積み上げています。
「ロペライオ」は創業30年の老舗であり、輸入車に精通したスタッフの接客が良いという評判がありますが、顧客から支持され続ける最大の理由は「在庫車両の質の高さ」です。
目利きが難しいと言われる高価格帯の輸入車を独自のノウハウにより厳選し、その内容をしっかりと伝えることで顧客満足につなげています。
ただ一方で、口コミの中には、保証の対応や買取価格には「店舗や担当者によってバラつきがある」「対応に時間がかかる」といった声もあり、注意が必要です。
また、約22万人の登録数を誇るYouTube「ロペライオチャンネル」では、数々の輸入車試乗インプレッションを公開するなど情報発信を積極的に行っています。
本日は、創業30年輸入車専門店「ロペライオ」について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。
ロペライオの最大の強みは車両品質の高さ
「ロペライオ」は質の良い輸入車を、正規ディーラーや他の輸入車販売店よりも抑えた販売価格とすることで、顧客の支持を拡大してきました。
車の内外装はもちろん、機関系や電装系、過去の整備履歴などの下調べを徹底的に行うことで、販売時の信頼性向上につなげています。
社員教育にも力を入れており、接客姿勢はもとより、輸入車独特のディープな知識を個々の営業マンが習得する環境を作ることで、他社との差別化を図っています。
実際、筆者が店舗訪問した際に聞いた営業マンの話の中では、ベンツが安全性へのこだわりのため当時の開発技術を無償公開した際のエピソードなど、クルマ好きならずとも興味深い話を聞きました。
近年の輸入車人気の高まりを受け、ロペライオではロペシティという500万円以下の価格帯を主ターゲットとした販売店を展開するなど、幅広い顧客層にアプローチしています。
「ロペライオ」は買取強化しているが、適切な価格で売却するには他社も比較したほうが良い
「ロペライオ」では自社で専門のノウハウを持った買取部隊を持ち、ユーザーからの直接買取に注力しています。
輸入車は国産車に比べて構造が複雑であり、また車種ごとのグレードやオプションも多岐にわたり、査定が難しく、専門のノウハウが必要となります。
特に500万円以上の買取という高額車両となると、なおさらで正確な相場を読んで高値を提示するのは困難です。
車両価格が500万円以上もする輸入車は、オートオークションの入札価格に大きな差異があり相場が読みづらいため、ウィーカーズなどの大手買取店では損失を避けるために相場の下のほうでの価格を提示することがほとんどです。
「ロペライオ」は自社の販売店で直接販売することにより、オートオークションを介さず流通コストを削れるため、自社の在庫向きな車は大手買取店より高い値段を提示する確率が高いです。
ただ一方で、輸入車と一口に言っても様々な状態や年式の車があり、「ロペライオ」がいつでも高く買い取りができるわけではありません。そのため、適切な価格で売却するには、輸入車買取に定評がある買取店を比較したほうが良いです。
近年では、自社の輸入車販売店「ユニバース」の販売好調により輸入車買取実績を伸ばしている「ネクステージ」を含めて比較することをおすすめします。
「ネクステージ」の買取は下記グラフのように右肩上がりで増加しており、直近の年間買取台数は25.4万台と国内トップです。高年式や走行距離が少ないという再販向きの車は特に高値を提示します。
◆ネクステージの年間買取台数の推移グラフ
※数値はネクステージIR資料より
ネクステージに査定依頼する場合は、下記公式サイトより依頼可能です。
ネクステージ以外の複数買取店も含めて査定依頼するには、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると簡単に近隣買取店を絞り込んで依頼することができます。
「ロペライオ」の保証は有償
「ロペライオ」で購入時に保証を付ける場合は、第三者機関での保証となり有償となります。
保証対象項目は最大で300項目となり業界最高水準となっています。
保証料は車種により異なりますが、新車登録から3年経過のベンツEクラスでは下記となります。
1年 約13万円
2年 約25万円
3年 約30万円
高年式のクルマであれば、メーカーの保証(通常、新車登録時から3年間)を継承することもできます。
購入時のローン金利は基本3.9%
車両購入時にローンを組む際の金利は基本で3.9%と、ディーラーや大手中古車販売店が提供するローン金利(5~9%程度)より安いです。
定期的にキャンペーンを行っており、その際は1.9%という安い金利が適用されます。ただし、その際はローン元金500万円以下、36回払いまでなどという制限が付きます。
また、50万円までであればクレジットカードでの支払いも可能とのことです。
すぐ乗って帰れる!即日納車プログラム
「ロペライオ」では即日納車プログラムとして、名義変更なしの即日納車サービスを提供しています。
気に入った車があれば、代金支払い後、即日乗って帰れるということで、時間が無い方に適しているサービスです。
対象は既に整備が完了している車に限られますが、とにかく早く乗りたい!という需要はありそうです。
納車直後は「ロペライオ」名義となりますが、後日(15日以内)に名義変更がなされます。
接客は丁寧
「ロペライオ」は高額な輸入車を扱っていることもあり、接客対応は非常に丁寧です。
身なりもしっかりしており、社員教育が徹底されていることが伺えます。
実際に店舗に訪問し話を聞かせてもらった方も、非常に丁寧な接客対応でした。
また、高額商材を扱う上での必要な知識や知見を育む研修を多数組んでおり、常に学び続ける環境を構築しています。
保証の対応や納期に関して一部批判的な口コミもある
上記のように、車両の品質や接客に定評がある「ロペライオ」ですが、保証の対応や納期に関して一部批判的な口コミあります。
保証に関しては、高額な保証料を払い加入したものの、満足のいく対応がなされなかったなどの口コミがあります。また、納期に関しては他社よりも遅くストレスがあったという口コミもあります。
輸入車の場合は故障時の部品の取り寄せなどで時間を要するケースが多く、保証に加入する際は、車種ごとの壊れやすい箇所や保証対象となるパーツについて、詳しく確認することをおすすめします。
ロペライオに期待していた分、対応が思い通りでなかったという口コミがあり、店舗や担当者による対応のバラつきもありますが、購入を検討されている方は、下記口コミを参考にしてもらえたらと思います。
とにかく高く売りたい場合はオークション方式の買取サービスを試してみる
「ロペライオ」で販売される車は、主に高年式、低走行の状態の良い車であり、車両状態によっては、高く買い取ることができないケースがあります。
思っていた金額より値段が付かない、けれどより高く買い取る業者をあたりたい、という場合は、オークション方式の買取サービスという手法もあります。
オークション方式の買取サービスとは、ユーザーの車に興味のある全国の買取店が、ネット上のオークションで競り合うことで高く売れるという新しいサービスです。
オークション方式の買取サービスを展開する「セルカ」では提携買取店最大6,000社からの入札を見込むことでハマれば驚くほど高く売れる可能性があります。
一例ですが、下記のように他社より86万円も高く売却できたという実績もあります。
査定を受けて出品しても、希望する価格まで入札が入らず売買が成立しないということもありますが、査定料や出品料は無料のため時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。
成約時のみ手数料(税込33,000円)が発生します。査定は下記公式サイトから依頼可能です。
最後に
中古車業界は厳しいと言われていますが、輸入車の販売は比較的好調です。
特にポルシェ―、ランボルギーニ、マクラーレンなどの高額輸入車の登録台数は前年比で増加(2025年5月:日本自動車輸入組合調べ)しています。
そのような背景もあり、高額な輸入車も含めて中古でも質の良い輸入車を求める方は多く、実際にロペライオでも直近での問い合わせが増加しているとのことです。
「ロペライオ」では、買取強化エリアを拡大し在庫の拡充を図っているということですので、輸入車の購入を考えている方は、選択肢のひとつとして検討してはどうでしょうか。