車の買い替えで買取店に売却した後、次の車の納車まで間が空いてしまう。そんな「車なし期間」に悩む方は多いです。
「車なし期間」に代わりの車(代車)を貸し出してくれるものなのでしょうか?
結論から言うと、多くの大手買取店では代車の貸し出しに応じてくれます。ただし「無条件で借りられる」わけではなく、店舗の事情・タイミング・交渉の仕方によって変わります。
本記事では、ウィーカーズ・ガリバー・ネクステージなど大手買取店の代車対応の実態と、代車を借りる際の費用・注意点を、中古車業界に15年所属した筆者が解説します。
なぜ「車なし期間」が生まれるのか
買取店に車を売ると、通常、契約から1〜2週間以内に引き渡しを求められます。店舗によっては、即日手放しを求められることもあります。
買取店としては早期に再販して利益を確定したいため、引き渡しが早いほど歓迎されます。
一方で次の車が新車の場合、納車まで2〜3ヶ月かかることも珍しくありません。この期間に車がないと、通勤・買い物・送迎など日常生活に支障が出るケースも多いです。
大手買取店の代車対応まとめ
ウィーカーズ(旧ビッグモーター)
ウィーカーズは全国に店舗を持つ大手買取・販売チェーンで、代車を常時用意しています。代車は低年式のものが一般的ですが、ウィーカーズの代車は高年式の車が多いです。
次の車の納車まで代車を貸してもらえるケースが多く、代車を重視する方には検討しやすい選択肢です。
ただし店舗によって台数に限りがあり、繁忙期(2月・9月など)は代車が不足することがあります。来店前に電話で確認しておくと安心です。
ガリバー
ガリバーの直営店は代車を用意している店舗が多い一方、フランチャイズ加盟店は店舗によって対応が異なります。
事前に「代車はありますか?」と確認してから来店することをおすすめします。
ネクステージ
ネクステージも代車を常時用意しています。買取台数が業界No.1であり、代車を貸し出して早期引き渡しを促進する傾向があります。
ただしウィーカーズ同様、繁忙期や台数不足の場合は対応できないことがあります。
カーチス・カーセブンなど中堅・地域チェーン
代車を基本的に用意していない業者もありますが、交渉次第で融通してもらえるケースもあります。
筆者が所属していたカーチスでも、常時代車があるわけではないものの、お客様の事情に合わせて対応していました。「代車があれば契約します」というスタンスで交渉するのが効果的です。
代車の年式はウィーカーズ・ネクステージに比べて、古いものが多いです。
代車対応の傾向まとめ
| 買取店 | 代車の用意 | 備考 |
|---|---|---|
| ウィーカーズ | ◎ 積極的 | 繁忙期は要確認 |
| ガリバー | ○ 直営店は多い | FC店は要確認 |
| ネクステージ | ○ 多い | 台数に限りあり |
| 中堅・地域チェーン | △ 交渉次第 | 来店前に確認推奨 |
複数の買取店に実際に査定申し込みをし、代車の有無を確認したいという場合は、下記カーセンサーネットを利用すると、簡単に買取店を絞り込んで依頼できます。
次に車を買う販売店から借りる方法
買取店だけでなく、次の車を購入する販売店から代車を借りる方法もあります。
新車ディーラーは試乗車を保有していることが多く、納車待ちの期間に貸し出してもらえるケースがあります。
中古車販売店より新車ディーラーのほうが代車を用意している確率は高いです。
交渉の際は「代車を貸してもらえるならこの金額で買います」とセットで話すのが有効です。販売店側も成約を優先させるため、代車を条件に出すことで話がまとまりやすくなります。
代車より「引き渡しを遅らせる」ほうが得なケース
代車を借りる以外に、買取店に引き渡し時期を延ばしてもらうという選択肢もあります。
具体的には「次の車の納車が〇月〇日なので、それまで引き渡しを待ってほしい」と伝えます。次の納車まで1ヶ月程度であれば、応じてもらえることがほとんどです。
この方法が向いているのは次のような方です。
- 普段乗り慣れていない代車の運転が不安
- 代車にナビやETCがなくて不便
- 余計な気疲れをしたくない
ただし、2月・9月などの繁忙期は相場が動きやすく、引き渡しを遅らせると買取価格が下がる可能性がある点には注意が必要です。タイミングによっては代車を借りてでも早めに引き渡すほうが有利な場合もあります。
代車を借りる際の費用と注意点
費用は基本無料
代車の貸し出し費用は基本的に無料です。ただし2ヶ月を超える長期貸し出しになると費用が発生する場合があります。
ガソリン代は、利用した分は利用者の負担が一般的です。ガソリン満タンで借りて、返却時に満タン返しを求められることが多いです。
事故・傷の対応
万が一、代車で事故をした・傷をつけたという場合は、自分の自動車保険または実費で対応する必要があります。貸し出し前に保険の適用範囲を必ず確認してください。
装備の確認
中堅買取店の代車は年式が古いものが多く、ナビやETCが付いていないことがよくあります。長距離移動や高速道路を利用する予定がある場合は、借りる前に装備を確認しておきましょう。一方、ディーラーの代車は比較的新しい車種が多いです。
よくある質問(FAQ)
Q:代車を借りると査定額は下がりますか?
代車の貸し出し自体が査定額に影響することはありません。ただし「代車を用意するから早めに引き渡してほしい」と求められる場合は、早期引き渡しを優先した価格が提示されていることがあります。査定額と代車の条件はセットで確認しましょう。
Q:代車を借りられる期間はどれくらいですか?
一般的には1〜2ヶ月が目安です。それ以上になると難色を示される場合が多いです。新車の納車が3ヶ月以上先になる場合は、複数の業者に相談するか、引き渡し時期を後ろ倒しする交渉を検討しましょう。
Q:代車の車種はどのようなものがありますか?
多くの大手買取店(ウィーカーズ、ネクステージなど)では、代車に掛かるコストを抑えるためにワゴンRなどの軽自動車を代車に利用しています。一方、中堅の買取店(カーチスなど)では、値段がつかない普通車(セダンなど)を代車にしているケースが多いです。ワゴンタイプを代車で利用しているところはほぼありません。
荷物を載せたいなどという必要がある場合は、事前に車種を確認したほうが良いです。
Q:代車を借りる前提で複数業者に査定依頼できますか?
できます。カーセンサーネットでは複数の大手買取店に一括で査定依頼ができます。各社に「代車の用意があるか」を確認しながら比較することで、査定額と代車の両方で最良の選択ができます。
販売店の下取に出す場合は次の車の納車と入れ替えとなる
新車ディーラーや中古車販売店の下取に車を出す場合は、次の車の納車と入れ替えとなるのが通常です。ただし、下取となると買取店の買取より金額が低いことが多いので、あまりおすすめできません。
また、下取りと購入時の値引きを合わせて提示されることもり、注意が必要です。
新車の納車が2~3か月後とか、下取の金額が買取店の金額とあまり変わらないという場合は、下取に出しても良いかと思います。
車の売却のみでも代車を借りることもできる
車の売却のみでも、売却した後に引越などで1日だけ車を使いたいというケースもあるかと思います。そんな場合でも、買取店から代車を貸してもらえることもあります。
普段あまり車を利用しない方で、車の即引き渡しは可能だけども、引っ越し時などで1か月後に1日だけ利用したいというケースもまれにありますので、買取店に相談してみることをおすすめします。
最後に
買取店に車を売る時は、引き渡しが早ければ早いほど買取店としてはありがたいため、早めに引き渡しを求められます。そのため、次の車がくるまで期間が空いてしまうことは意外と多いです。
ほとんどの買取店は、代車があれば契約となるケースに備えて代車を用意しています。ただし、繁忙期や店舗事情により代車が利用できない場合もあります。
特に繁忙期では、代車を希望するユーザーが多いため代車の数が足りないこともあります。そのため、複数買取店に代車が借りられるかを確認することをおすすめします。
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