車販売大手「ネクステージ」では自社開発したコーティングを、販売時のオプションとして有償で提供しています。
元々は「弾スプラッシュコート」と名付けられたコーティングのみでしたが、より上位の「弾プリミッサコート」が開発され商談時に勧められます。
ネクステージのコーティングはガラス系コーティングを上回る無機質ガラスのコーティングであり耐久性に優れるものの、価格が高めとかメンテナンスの溶剤が少ないという評判があります。
また、購入時のオプションとして強く勧められ、断りづらいという声もあります。
「弾プリミッサコート」は品質としては優れるものの、安くはない金額(税抜99,800円:インプレッサの場合)のため、費用を抑えるには他社サービスを含めて検討したほうが良いです。
本日は、ネクステージで実際に商談した際に勧められた「弾プリミッサコート」の価格等とともに、合わせて勧められるコーティングについてみていきます。
ネクステージ自社開発コーティング「弾スプラッシュコート」と「弾プリミッサコート」の違いは
ネクステージのオリジナルコーティングは2種類あります。弾プリミッサコートが新製品、弾スプラッシュコートが従来品です。
公式サイトが比較表を公開しています。
| 項目 | 弾スプラッシュコート | 弾プリミッサコート(新製品) |
|---|---|---|
| 耐久目安 | 5年程度 | 5〜6年程度 |
| 撥水性 | ★★★★ | ★★★★★ |
| 艶・光沢 | ★★★★ | ★★★★★ |
| キズ耐性 | ★★★★ | ★★★★★ |
| コーティング膜 | 1層構造 | 2層構造 |
| 被膜成分 | ケイ素化合物 | ポリシラザン配合 |
| 撥水性(接触角) | 98.0度 | 101.9度 |
出典:ネクステージ「弾プリミッサコート」(2026年9月現在)
最大の違いは膜の構造です。従来品が1層、新製品はベースコートとトップコートの2層になっています。
| 項目 | 弾プリミッサコートの内容 |
|---|---|
| 名前の由来 | PRIME(最上級)+MISSA(選ばれたもの) |
| 滑落角 | 6.3度 |
| 施工時間 | 約4〜5時間 |
| 施工工程 | ①洗車・鉄粉除去 ②下地処理 ③ベースコート ④トップコート |
| 保証 | 板金塗装修理時における補修部分へのコーティング再施工 |
公式は「他社の高性能コーティングが30万円」に対して50%のコスト削減を実現したと説明しています。
「弾スプラッシュコート」がハイグレードコーティングで、「弾プリミッサコート」は最高級コーティングとされ、商談時には「弾プリミッサコート」を勧められます。
「弾プリミッサコート」の価格は
筆者が商談した車(スバル・インプレッサ)のコーティング「弾プリミッサコート」の価格は99,800円(税抜)であり、コンパクトカーとなると約8~9万円とのことです。
一方で、アルファードなどのミニバンクラスでは15万円程度となるということです。
従来の「弾スプラッシュコート」の価格も営業スタッフに聞いてみましたが、「弾プリミッサコート」より1~2万円程安いが、性能は「弾プリミッサコート」のほうが良いため、そちらを勧めているとのことです。
「弾スプラッシュコート」はあまり売る気がないようでした。
「弾プリミッサコート」の効果維持にはメンテナンスが必要
「弾プリミッサコート」の効果維持期間は5〜6年とされていますが、効果を維持するためにはユーザー自身によるメンテナンスが必要です。
「弾プリミッサコート」を付けるとメンテンナンスキットが付いてきますが、下記のように自分でメンテナンスする必要があります。
| 状況 | 使うもの |
|---|---|
| 通常のメンテナンス | メンテナンスシャンプー |
| 撥水が弱くなったら | 超撥水被膜形成コート |
| 小キズ・落ちない汚れ | キズ取り専用メンテナンス剤 |
つまり「水洗いだけで5〜6年もつ」わけではないため、その点は注意が必要です。
筆者の商談中でも営業スタッフからは、性能自体は良いものの、メンテナンスキットを使った定期的な手入れが前提という説明でした。
また、コーティング購入時のメンテナンスキットを使い切ってしまうと、下記表のような商品を追加で購入する必要があります。
| 商品 | 容量 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 専用メンテナンスカーシャンプー | 500ml | 1,320円 |
| 超撥水被膜形成コート | 300ml | 2,750円 |
| キズ取りメンテナンス剤 | 200ml | 2,695円 |
| マイクロファイバークロス | 1枚 | 407円 |
「弾プリミッサコート」と合わせて勧められるコーティング
商談時には「弾プリミッサコート」のようなボディコーティングと合わせて、下記のようなコーティングも勧められました。
| オプション | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| ウィンドウ撥水コート+ウロコ取り | 25,800円 | ガラスの撥水と水垢除去 |
| ハードレンズコーティング | 19,800円 | ヘッドライトの黄ばみ防止 |
| アルミホイールコート | 14,800円 | ブレーキダストの付着軽減 |
| 3点合計 | 60,400円 | — |
ひとつひとつのコーティングは1~2万円程度ですが、ボディコーティングと合わせると総額で約16万円程度となります。
安くはない金額であり、諸費用が高額となる要因となるため、内容をしっかりと確認する必要があります。
コーティングが不要な場合はきっぱりと断る
ネクステージの販売営業の特徴として、購入時のオプションを強く勧めてくるということがあります。
オプションとは主に「コーティング」や「有償の保証」のことです。
ネクステージは車両本体価格を安めに設定し、販売時の諸費用(オプション)で収益を見込む戦略のため、営業マンは強くオプションを勧めてきます。だいたい最初の見積もりにはコーティングが入っています。
オプションをどれだけ付帯できるかは営業マンの評価にもつながっています。
「弾プリミッサコート」などのオプションが不要な場合は、きちんと断ったほうが良いです。
オプションを付けないと売ってもらえないということはありません。
ネット上の口コミにも、下記のようにコーティングを強く勧められ、入らなければいけないと錯覚する方もいるため、注意が必要です。
口コミ① コーティングは必須なの?
中古車販売店のネクステージで車の購入を考えていて見積もりをしてもらったのですが付属品としてコーティングで8万ほど取られており断ったのですがこれは入れないといけないと言われたのですがネクステージで車を買うときはこのコーティングは必須なのでしょうか?
口コミ② コーティングをしつこく迫られる
先日ネク◯ステージで中古車を見てきたのですが店員が頼んでもいないオプションを付けて見積もり書を出してきます。特にガラスコーティングについてはいらないと言ってもしつこく迫ってきます。ガラスコーティングしなければ売れない理由でもあるのでしょうか?また、今回ネットで見積もりした時と比較して30万円も高くなっていました。他の会社も同様でしょうか?よろしくお願いします。
オプションを強く勧めてくることを含むネクステージの全体的な理由については、下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
費用を抑えたい場合は自己施工を検討してみる
ガラスコーティングの溶剤はネット上でも多数販売されており、溶剤を自分で購入して施工することも可能です。
自分で施工するということで手間はかかりますが、費用は数千円程度で済みます。
楽天年間ランキングで販売実績1位になったこともある、株式会社トップラン提供の「ピカピカレイン」はリーズナブルな価格と効果が評価されています。
サイト上では、施工の詳しいやり方やポイントが動画で説明されており、日々の洗車の延長で施工できるようになっています。
ヘッドライトレンズやホイールなどの汚れやすい箇所への施工も可能です。
実際に施工してみた方の声も掲載されているので、興味がある方は下記公式サイトにて検討してみてください。
最後に
車の外装をキレイに保つためにコーティングは有効であり、塗装面を保護するためにも役立ちます。
ただ、コーティングは施工するだけで何年も持つというわけではなく、効果を持続するためには定期的なメンテナンスが必要です。
ネクステージの最高級コーティング「弾プリミッサコート」も同じであり、専用のメンテナンス溶剤にて2~3カ月に一度はメンテナンスする必要があります。
ガラスコーティングと一口に言っても、近年は多くのサービスがあり特徴や価格も様々です。
ネクステージで車は購入するからといって、コーティングを必ずつけなければならないということはないため、他社サービスも含めて検討することをおすすめします。

