カーシェアリング大手のカレコは利用車種の充実に力を入れています。ベンツやアウディなど輸入車に加え、ミニバン、スポーツカー、エコカー、オープンカーも取り揃えています。カレコの利用料や使い勝手はどうなのでしょうか。結論から言うと、他社に比較して利用料が安く、システムが使いやすいです。
本日はカレコのカーシェアリングで実際にオープンカーのマツダロードスターを利用し、使い勝手や他社との利用料を比較しながら解説していきます。
カレコのカーシェアリングでマツダロードスター(新型)を利用してみた
カレコは車の予約から利用開始、予約終了までスマホ画面上で完結できます。他社は専用ICカードを利用して車の開錠(利用開始)、施錠(利用終了)を行う所が多いため、スマホのみで完結できるのは便利です。
カレコのステーションは首都圏を中心に約800箇所です。今回は渋谷区役所前地下駐車場ステーションを利用しました。渋谷駅から徒歩10分くらいです。建て替え中の渋谷区役所仮庁舎ではないので注意が必要です。
渋谷区役所前駐車場番の地上入り口から階段で地下3階まで降りていくと、カレコ専用の駐車場があります。周りは工事中で少しわかりづらいです。
スマホ画面上で利用開始ボタンを押し、車を開錠します。コンソールボックスにある車の鍵を取り出して、プッシュスタートでエンジンが掛かります。地下駐車場から地上に出るまでは5分くらい掛かるので、余裕を持っておくことをおすすめします。
新型ロードスターは⒋代目となり、先代から比べエンジンが1,500CCとダウンサイズしましたが、パワー不足は全く感じず、走りの楽しさが実感できました。100kg超えの軽量化と運転席位置の調整の結果、走りに磨きが掛かっています。エクステリアデザインも非常にシャープです。
幌は手動ですが、労力を要せずワンタッチで簡単に開閉できます。オープンカーは春、秋のみしか乗れないと思われますが、冬、夏でもエアコンを付ければストレスなく乗ることができます。車両形状の改良が進み、風の入り込みも適度に調整されています。
車の使い方はメーカーの取説に加えて、カレコ独自の説明書が常備され、スマホ画面上でも確認できるため安心です。
車の返却(利用終了)時もスマホ画面上の利用終了ボタンを押すことで完了です。万が一車の中に忘れ物をした場合は、利用終了後10分以内であればスマホ画面から再度開錠できるため便利です。
カレコの利用料は他社と比較して割安なのか
カレコの利用料はどうなのでしょうか。今回利用したロードスターは10分あたり240円です。オープンカーを揃えているカーシェアまたはレンタカー会社は少ないですが、その中でも利用料が安いです。
下記表のとおり6時間、12時間あたりの利用料比較で大きく割安となっています。しかもカレコは6時間まではガソリン代が無料です。
車種ラインナップが豊富なカレコ
渋谷区役所前駐車場ステーションにはベンツAクラス・Bクラス、ヴェゼル、フリード、エスクァイア、CX-5、新型プリウス、ヴェルファイア(アルパイン仕様)、ロードスターと様々な車種が配置されています。他ステーションではアウディ、レクサスなどの高級車も揃えており、利用シーンに合わせて車を選択できます。
最近ではキャンピングカーもラインナップに加え、様々な利用用途に対応しています。
最後に
いかがでしょうか。サービス開始当時はコンパクトカーのみであったカーシェアリングも様々な車種が利用できるようになってきています。オープンカーでドライブを楽しんだり、輸入車の購入を考えている方が試しに乗ってみたりしても良いかと思います。
普段あまり車を利用しない方は、使いたい時にだけ使うということで維持費を削減し経済的というメリットがあります。