車のカスタムやコンプリートカー販売を手掛ける「KUHL Racing(クールレーシング)」について、悪い評判はあるのでしょうか。
結論から言うと、パーツの品質と接客に関する評判は良好です。
オリジナルのエアロやホイール、マフラーの質が良く、接客が丁寧という評価が多く見られます。
一方で、納期・選べる車種・ローン金利には制約があります。
そしてもうひとつ、カスタムカーを検討する方が気にされるのが「売る時に損をするのではないか」という点だと思います。
本日は、カスタムカー製作・コンプリートカー販売の「クールレーシング」について、コンプリートカーの内容や接客の評判を中心に、売る時の注意点を含めてみていきます。
クールレーシングの4つの良い評判
良い評判① セット販売&自社製作でコスト圧縮
エアロ・アルミ・マフラー・足回り・ナビゲーションをカスタムショップで頼むと工賃を入れて総額100万円程度かかります。
クールレーシングでは、車両とドレスアップパーツをセットで販売することと、各パーツをまとめて自社で製作することで、コストを圧縮し支払総額を安価にしています。
そのドレスアップパーツをセットにして装着した車両をコンプリートカーとして販売しています。
参考例ですが、ライズX”S”をパーツごとに購入した場合とクールコンプリートカーの総額比較では、約20万円の差が出ます。
各パーツはそれぞれメーカーや仕様が異なるので、一概に比較は難しいですが、KUHLのアルミ&ホイールは定価40万以上するなど、品質の高いものが装着されます。
エアロ、アルミ、マフラーは自社でこだわって製作しており、デザイン性と機能性に定評があります。
新車だけではなく、中古車をベースにしたコンプリートカー製作も行っています。
良い評判② チューニングに強み
元々チューニングを主にやってきたことから、スポーツカーのチューニングには定評があります。
動画でも配信されていますが、GT-Rやスープラなどのハイパワースポーツカーのチューニングを得意としています。
特に、自社開発するマフラーは、高い技術力によりエンジンパワーや排気音を改善するということで評判が良いです。
良い評判③ 接客は丁寧
クールレーシングの店舗スタッフは若いスタッフが多く接客が丁寧です。
実際に複数店舗に訪問してみましたが、非常に親切で丁寧な対応でした。
カスタムの内容もわかりやすく教えてくれ、好感がもてました。
Googleの口コミでも対応が丁寧という投稿が多いです。
中古車販売店のようにプライスボードが貼ってある車両があるわけではなく、一見入りづらい雰囲気ですが、一度入ると丁寧に対応してもらえます。
良い評判④ ブランドとしての実績
クールレーシングが属するクールグループの発祥は名古屋ですが、徐々に規模を拡大し、大阪・さいたま・栃木と店舗網を広げています。
2025年1月には東京エリア初出店となる「KUHL東京」をオープンしました。ドバイにも拠点を持ち、海外への売り込みも積極的に行っています。
自社製作のカスタムパーツは国内外から高い評価を得ており、世界を代表するカスタムショーでグランプリを複数回受賞しています。
また、YouTubeチャンネル「KUHL RacingTV」は約27万人の登録者を誇ります。
創業社長自らが出演・解説しており、人柄や会社の雰囲気がわかります。「カスタムパーツの製作過程」や「ゼロヨン対決」など、他にはないコンテンツを発信しています。
実態が見えるという点は、カスタムショップ選びでは大きな安心材料です。
一方で、クールレーシングのデメリット(注意点)は下記3つです。
デメリット① 納期はメーカー納期プラス約2か月
クールレーシングのコンプリートカーの納期はメーカーの納期プラス約2か月となります。
直近では新車の納期が遅れており、メーカー納期が2~3カ月かかるため、クールレーシングでの作業期間を含めると約4~5か月かかっています。
内装のシート貼り替えなどのカスタムが入るとさらに伸びるケースがあるとのことです。
デメリット② ベース車両が限られる
クールレーシングでは車両とパーツを一括発注することで価格を抑えているため、ベース車両は特定の車種となっています。
全メーカーの新車から選べるという訳ではありません。
営業マンの話では、ベース車両に無い車種でもできないことはないが、総額が高くなってしまう、ということでした。
メーカー別ではトヨタが圧倒的に多く、他メーカーの扱いは少ないです。
乗りたい車が決まっている方は、まず取り扱いがあるかを確認したほうが良いです。
デメリット③ 残価が付きにくい
クールレーシングは残価設定型ローンにも対応していますが、営業マンの話ではカスタムカーのため残価を高く出すことが難しく、おすすめできないとのことでした。
販売する側が自ら「おすすめできない」と言うのですから、実態としてそうなのだと思います。
残価設定型ローンは、数年後の下取り価格をあらかじめ差し引いて月々の支払いを抑える仕組みです。その残価が低く設定されるということは、月々の負担軽減効果が小さいということになります。
また、残価が付きにくいということは、売却時の評価も読みにくくなるということです。
実際の口コミで指摘されている点
口コミでは、KUHLのエアロが思いという指摘があります。
エアロが重い
R35 GT-RにKUHLのエアロを装着している方が、Yahoo!知恵袋で構造変更での重量測定結果を公表しています。
エアロ交換しただけで約60キロ重くなっていたとのことです。
フロントバンパーについては「あまりにも重いため、取り外すのに2人必要」という記述もあります。
この重量増は、燃費・足回りへの負担・タイヤの減り方にも影響します。長く乗るのであれば、頭に入れておいたほうが良い点です。
空力性能は期待しないほうが良い
同じ方が、「空力抵抗が高いためサーキットで全くスピードが出なかった」と述べています。
他の口コミでも「見た目だけで買う人向け」「空力やダウンフォースなどの効果はないように思う」「性能で選ぶメーカーではない」という声が見られます。
ただし、これは欠陥ではなく製品の性格です。KUHLはドレスアップ向けのブランドであり、サーキットでのタイムを狙う製品ではありません。
実際、否定的な意見を書いている方も「元々そういうメーカーとしか考えていなかったので、印象は別に悪くない」としています。
街乗りでの見た目を楽しむ目的なら問題になりません。走行性能を求める方には向きません。
一方で、取り付け精度は評価されている
重さを指摘した同じ方が、「チリ、歪みは比較的少ないため取り付けは簡単な方だと思います」と評価しています。
さらに「他社のエアロは、そもそも取り付けられるレベルではなかった」とも述べており、造りの精度については他ブランドより上という評価です。
エアロは付けてみないと合うかどうか分からない世界です。現物合わせの加工が要らないというのは、実は大きな価値があります。
代車が用意できないことがある
店舗運営面では、パーツ装着の予約が集中すると代車が不足するという指摘があります。
代車を利用したい方は、早めに予約しておいたほうが良いです。
スタッフの説明が不十分という声
接客の丁寧さは評価されている一方で、説明が分かりにくいという指摘も見られます。
カスタムカーは仕様が複雑になりがちです。納期・保証範囲・追加費用の有無など、確認したいことは遠慮なく質問し、書面で残しておいたほうが良いです。
ローン購入時の金利は4.9%
クールレーシングで購入時にローンを組む際の金利は4.9%ということで、ウィーカーズやガリバーなどの7~9%前後に比べると安めですが、銀行や信用金庫などの安い自動車ローンと比べると高めです。
支払い期間は120回払いという長期の契約に対応しています。
銀行や信用金庫の自動車ローンは1~3%台が中心です。金利だけを見れば銀行系のほうが有利です。
金利を抑えたい方は、銀行系ローンの事前審査を取ってから商談に臨むという方法もあります。手間はかかりますが、借入額が大きいほど差が出ます。
保証はメーカー保証で対応
コンプリートカーの保証は基本的にメーカー保証での対応となります。
クールレーシングでカスタムした部分(エアロ、足回り、マフラー等)はクールレーシングでの保証となります。
メーカーの保証なので、不具合時にはディーラーに持ち込めば対応してもらえますが、クールレーシング店舗に持ち込んでも対応してもらえます。
カスタムカーを売る時の注意点
カスタムカーは、ノーマル車に比べて売る時の評価がしづらくなります。注意点とともに要因を解説します。
注意点① オートオークションでの評価が割れやすい
買取店の提示額は、オートオークション(業者間の中古車市場)の落札相場から逆算して決まります。
ところがカスタム車は、応札する業者が限られるため相場が読みにくくなります。
相場が読めない車について、業者は安全側に振った低めの金額を出しがちです。
基本的に、カスタム車はノーマル車に比べて査定額が伸びにくい特徴があります。
注意点② 純正パーツは保管しておいたほうが良い
純正部品が残っていれば、戻して売るという選択肢が生まれます。カスタム車としてしか売れない状態と、純正に戻せる状態とでは、査定額が変わります。
そのため、純正のエアロ・ホイール・マフラー・足回りを保管しておくことをおすすめします。
納車時に純正パーツをどうするかを必ず確認し、処分せずに引き取っておいたほうが良いです。保管場所の問題はありますが、それに見合う価値があります。
ブランドが確立されたパーツはプラスに働くこともある
上記のような注意点がある一方で、カスタムが一律に不利かというと、そうではありません。
KUHLのように知名度と評価が確立されたブランドのパーツは、無名の社外品とは扱いが違います。
同じ好みを持つ買い手が中古市場に存在するため、そのブランドを理解している業者であれば正当に評価します。
つまり「カスタム=損」ではなく、売り先次第ということです。売り先次第では高く売れる可能性もあります。
ちなみに、カスタム部品は修復歴の扱いには影響しません
規模を拡大するKUHL(クール)グループ
クールレーシングが属するクールグループの発祥は名古屋ですが、徐々に規模を拡大し、大阪・さいたま・栃木と店舗網を拡大しています。
直近では、2025年1月に東京エリア初出店となる「KUHL東京」をオープンしました。
ドバイにも拠点を持ち、海外への売り込みも積極的に行っています。
元々はスポーツカーのチューニングやエアロ装着、外装ペイントを手掛けていましたが、近年はエアロ、アルミ、マフラー、足回り、ナビをセットにしたコンプリートカー販売をメインで行っています。
高い技術力から産み出される自社製作のカスタムパーツは国内外から高い評価を得ており、世界を代表するカスタムショーでグランプリを複数回受賞しています。
今乗っている車を高く売るには複数買取店を比較する
乗り換えを検討しており、今乗っている車を手放す際は、クールレーシングでも買取してもらえますが、少しでも高く売るためには、複数の買取店を比較したほうが良いです。
なぜなら、中古車を自社販売する「ネクステージ」や「ガリバー」のほうが高い値段を提示する確率が高いからです。
また直近では、新車の納期遅れにより、中古車相場が高騰しており、良質車は特に高値が提示されます。
買取店を比較する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネット公式サイトから依頼すると簡単に絞り込んで依頼できます。
カーセンサーネットを利用することにより、依頼される側は競合があると思うため足元を見られることもありません。
複数買取店と交渉するのは面倒だし、苦手・・・という方は、「オークション方式の買取サービス」をおすすめします。
「オークション方式の買取サービス」とは、ユーザーの車に興味がある複数買取店がネット上のオークションで競り合うことで、高く売れるという新しいサービスです。
「オークション方式の買取サービス」を展開する「ユーカーパック」では、全国8,000社超えの買取店から入札を見込むことで、ハマれば驚くほど高く売れる可能性があります。
査定を受けて出品しても、希望額まで入札が入らず売買が成立しないという場合もありますが、出品料や査定料などの手数料は無料です。
時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。
査定は下記公式サイトから依頼できます。
ユーカーパックについて詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
最後に
クールレーシングは日本国内でも店舗拡大を進めていく予定であり、販売台数が増えれば製作コストが下げられ、より安価になる可能性があります。
車離れが進んでいると言われる車業界ですが、人とは違う個性を持った車に乗りたいという需要は増えていると見られており、実際クールレーシングのカスタムカーに対する問い合わせも増加しているとのことです。
特にアルファード、ハリアーのコンプリートカーの売れ行きが好調であり、問い合わせも増えているとのことです。
クールのカスタムカーは海外でも人気が高く、年々引き合いが増加しており、今後しばらく勢いが継続しそうです。
クールレーシングの店舗は、従来の車販売店と異なり、デモカーや各種パーツが展示されるオートサロンのような雰囲気です。
オートサロン出品車両を展示している店舗もあり、興味がある方は訪問してみてはどうでしょうか。









