【体験談】10人乗りレンタカーNV350を2日間借りてみた

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「大人数で移動したいけど、10人乗りのレンタカーってどれを選べばいいの?」と調べている方もいるかと思います。

結論から言うと、10人乗りレンタカーの選択肢はほぼ「日産NV350キャラバン」か「トヨタハイエースグランドキャビン」の2択しかありません。

今回は実際にNV350キャラバン ワゴン(スーパーロング)を2日間レンタルし、東京〜熱海の往復約310kmを大人9人で走行。運転のしやすさ、燃費、料金まで実体験ベースでレポートします。

10人乗りレンタカーはNV350とハイエースグランドキャビンの実質2択

国産車で10人乗りに対応するレンタカーは、この2車種にほぼ絞られます。まずはサイズを比較します。

車種 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm)
ハイエースワゴン グランドキャビン 5,380 1,880 2,285
NV350キャラバン (スーパーロング) 5,080 1,695 2,285
NV350キャラバン (標準ロング) 4,695 1,695 1,990

今回レンタルしたのは、10人乗りで選べる中では標準的な「NV350キャラバン(スーパーロング)」です。

NV350を選択した理由は、ハイエースグランドキャビンだと大きすぎて取り回しが不安ということと、料金が安価であるというためです。

NV350キャラバンを実際に利用した所感(取り回し・内輪差)

グランドキャビンより全長は300mm短い5,080mmですが、それでも国産ミニバンの代表格アルファード(全長4,995mm)より長く、普通車を運転するより取り回しに気をつかいました。特に注意したいのは以下の点です。

  • 狭い道では特に慎重な運転が必要
  • 内輪差が大きく、幅が狭いカーブでは特に注意が必要
  • 全長が長いため、駐車場によっては前方がはみ出し、他の車の迷惑になる場合がある。
  • 横幅は1,695mmと5ナンバーサイズに収まるため、幅自体で困ることは少ない

グランドキャビンはさらに大きいため、よほど運転に自信がある人でなければ、NV350のほうが現実的で扱いやすい印象です。

NV350とハイエースグランドキャビンの料金を比較

夏季ハイシーズンの1泊2日・保険最低限プランで比較すると次の通りでした(レンタカー会社は異なるため参考価格として掲載しています)。

車種 料金(1泊2日) レンタカー会社
NV350キャラバン 46,300円 日産レンタカー
ハイエースグランドキャビン 59,000円 オリックスレンタカー

※料金はいずれも夏季ハイシーズン料金

同じ条件下では、NV350のほうが1万円以上安く借りられる計算です。

10人乗りレンタカーを安く借りるには?

10人乗りレンタカーは車両自体が限られるため単価が高くなりがちですが、借り方次第で料金を抑えることができます。

ちなみに、ニコニコレンタカーなどの格安レンタカーでは、需要が少ない10人乗りレンタカーはほぼ扱っていません。今回、レンタルする際に色々調べましたが、ハイシーズン(夏季)であったことからも結局大手のメーカー系か、オリックスレンタカーなどしか借りる候補がありませんでした。

  • 土日・お盆・年末年始などのハイシーズンを避け、平日やオフシーズンに借りる。同じ車種でも料金が大きく変わる
  • 早期予約割引・ネット予約限定割引を実施している店舗が多いため、予約サイトのキャンペーンやクーポンをチェックする
  • 保険・補償を最低限に絞ると料金は下がるが、事故時の自己負担額(免責額)は上がる。安さだけで選ばず、補償内容とのバランスで判断する
  • レンタル日数が長いほど1日あたりの単価が下がるプランを用意している会社もあるため、複数日利用する場合は日数別の料金プランも比較する
  • クレジットカード会員特典やポイントサイト経由の予約で、割引やポイント還元を受けられる場合がある

NV350キャラバンの実燃費は6.7キロ(大人9人乗車)

東京〜熱海の往復約310kmを、大人9人乗車の状態で走行したところ、消費燃料は46リットル。平均燃費は6.7km/Lでした。

渋滞や坂道が多い道も走ったため、一般道走行では7km/L前後になりそうです。燃費は決して良くない点は事前に想定しておく必要があります。

乗り心地とその他の気づき

今回は9人乗車のうち高齢者も同乗しての2日間でした。走行性能だけでなく、乗り降りのしやすさや快適性も含めて気づいた点は下記です。

  • ステップ高が370mmとやや高く、高齢者は足を上げて乗り込む必要があり、乗り降りに苦労していた。特に降りるときは若干大変。取っ手はあるが、頻繁に乗り降りする用途では配慮が必要
  • 横幅が1,695mmと普通車サイズのため、大人で並ぶと若干窮屈感がある。
  • 大人9人が乗車していてもパワー不足は感じなかった。ただし登り坂では力不足を感じる場面があった。下り坂ではブレーキに負担がかかるため、エンジンブレーキを多用する必要あり。
  • 荷室は広く、9人の荷物でも特に問題は無かった。

10人乗りレンタカーは普通免許で運転できる?

「10人乗りって免許は大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、結論としてNV350・ハイエースグランドキャビンの10人乗りモデルは、通常の普通自動車免許で運転できます。ただし免許区分と車両総重量の関係を正しく理解しておくと安心です。

  • 2017年3月11日以前に普通免許を取得した人:車両総重量5t未満まで運転可能(旧普通免許)乗車定員10人以下
  • 2017年3月12日以降に普通免許を取得した人:車両総重量3.5t未満・最大積載量2t未満・乗車定員10人以下
  • 今回レンタルしたNV350キャラバンの10人乗りモデルは車両総重量が3.5t未満に収まる仕様が一般的で、いずれの免許区分でも運転可能
  • 同じNV350でも「14人乗り」仕様(送迎バスなどで使われる200番台ナンバーの車両)は車両総重量が3.5tを超え、準中型免許以上が必要になるため、10人乗りモデルと混同しないよう注意

免許証を持っている家族・友人が複数いる場合は、運転交代要員として全員分の免許証を確認しておくと、長距離移動でも安心して交代しながら走れます。

結局NV350とハイエースグランドキャビン、どちらを選ぶべき?

  • 料金を抑えたい、ワゴンの運転に慣れていない → NV350キャラバンがおすすめ
  • 車体サイズより快適性・ゆとりを優先したい、運転に自信がある → ハイエースグランドキャビン
  • 高齢者や小さな子どもが多く、乗り降りのしやすさを重視したい → 低床設計のハイエースグランドキャビンが有利(NV350はステップが高め)
  • 狭い道や立体駐車場を使う可能性がある → 全幅1,695mmで5ナンバーサイズに収まるNV350のほうが取り回しやすい

10人乗りレンタカーを借りる前に知っておきたいこと

  • 10人乗りのNV350・ハイエースグランドキャビンは、いずれも普通自動車免許で運転可能
  • 車体が大きいため、駐車場の高さ制限・幅制限は事前にチェックしておくと安心
  • 夏休みやお盆などのハイシーズンは台数が少なく早期に埋まりやすいため、早めの予約がおすすめ
  • 保険は最低限プランだと自己負担額が大きくなるケースがあるため、大人数・長距離移動なら免責補償やNOC(休業損害)補償の上乗せも検討したい
  • ガソリンは満タン返し(返却時に満タンにして返すルール)が一般的。今回の実燃費(6.7km/L)を目安に給油分の予算も見込んでおくと安心
  • 定員には運転者本人も含まれる。子どもも人数にカウントされるため、チャイルドシートが必要な年齢の子がいる場合は事前に持ち込み可否を確認しておく

よくある質問

Q. 10人乗りレンタカーは何日前に予約すればいい?

台数自体が少なく、特にハイシーズンは直前だと空きがないことも多いため、1〜2週間前には予約しておくと安心です。

Q. NV350とハイエースグランドキャビン、荷物は積める?

定員フル乗車の状態だとトランクスペースは限られます。大きな荷物を複数積む予定がある場合は、サイズが大きいハイエースグランドキャビンのほうが良いです。NV350キャラバン ワゴン(標準ロング)は荷室スペースは狭い(ほとんどない)です。

Q. 運転に自信がない場合はどうすればいい?

不安な場合は、車両が一回り小さいNV350キャラバン(標準ロング・4,695mm)や、8人乗り以下の車種も選択肢に入れると運転の負担を減らせます。

最後に

10人乗りレンタカーを検討するなら、料金・取り回しのバランスで選ぶならNV350キャラバン、快適性を重視するならハイエースグランドキャビンが基本の選択肢です。

実際に運転した体感では、初めて大型ワゴンを運転する人でもNV350は車幅が狭く扱いやすいと感じました。免許区分・車両総重量・保険内容は事前確認のうえ、余裕を持ったスケジュールで予約することをおすすめします。

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