中古車販売・買取業界の年収を公開!各部門の給料体系の違いは

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中古車販売・買取業界の年収(給料)はいくらくらいなのでしょうか?

業界の平均としては、メーカーや金融、商社などの業界に比べて低い水準にあります。

ただし、中古車販売・買取業界は営業実績が大きく評価される業界であり、営業部門の給与水準は比較的高めです。

営業部門の給与体系は、実績に応じたインセンティブ体系を取っている所がほとんどです。

優秀な営業マンになると年収で1,000万以上という突出して高くなるケースも多いです。

本日は、中古車業界に15年所属した筆者の実際の年収を公開し、業界と各部門の給与水準について解説していきます。

 





中古車業界の給与水準は他業界に比べ若干低め

中古車販売・買取大手の上場4社の平均年収は下記となっています。

※YAHOOファイナンス企業情報より 2020年3月現在

中古車業界での平均年収は400万円台後半と言われており、メーカーや金融、商社の500~600万円台よりは低い水準となります。

ただし、平均年収は間接部門含めた数字であり、営業部門のみで考えると全体の平均年収よりも高くなる所がほとんどです。

業界最大手級の「ビッグモーター」では、販売・買取営業の平均年収は650万円とのことで他業界を含めても高い水準です。

 

中古車業界の給料は実績次第

中古車業界に15年所属し、そのほとんどを営業部門に所属した筆者ですが、入社年次毎の年収を下記に記載します。

営業部門の給料は実績によって大きく変動します。営業部門時代の筆者の例では月あたり10万~20万はインセンティブでした。ちなみに筆者の成績は中の上といった所でしたので、より上位の営業マンは月あたり20~30万は稼いでいました。

一方で下位の営業マンは0~5万円程度と実績によって大きな差異が出ていました。

どこの業界でもそうかと思いますが、営業の中には突出した実績を残すスーパー営業マンがいるもので、月あたり10台販売するのが普通のところ、30台以上も販売する営業マンおり、年収も1,000万を超えていました。

近年著しい成長を継続している「ネクステージ」では、トップセールスの月額インセンティブは約998,000円ということで、突出して高いです。

ネクステージの年収や待遇については、下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

販売手当最高100万!年収高めのネクステージの待遇を解説

一方、人事や総務、経理などのバックオフィス部門は営業部門より低い水準のところが多いです。

実際、筆者の場合も営業所の責任者から本部担当に異動となった時(9年目)には給料が下がりました。

固定給は上がったものの、間接部門はンセンティブが無く、全体として下がりました。他社においても同様の状況が多いです。

 

中古車販売と買取の営業の給料の違い

中古車業界の営業というと大きく販売と買取に分かれます。会社によってはベースとなる給料やインセンティブ体系は様々ですが、それぞれ下記のような特徴があります。

販売営業の評価項目

① 販売台数
② 販売時の任意保険獲得件数
③ 販売時のオートローン件数
④ コーティングや付属部品の販売件数

多くの会社で上記項目により評価されます。1台販売すると1万円とか、任意保険を1件獲得すると5,000円とか、一定の台数(件数)を超えるとボーナスが付くことが一般的です。

また、コーティングや付属部品(ナビゲーションなど)の注文を受けると別途インセンティブを付与することが多いです。

任意保険やオートローンは利益率が高く、獲得した利益の一定割合をインセンティブとする所も多いです。

中古車販売は価格競争が激しく、車両のみで粗利を十分に確保することは難しいため、保険・ローン・コーティングなどの付帯収益の確保にどの会社も注力しており、インセンティブを付与して営業のモチベーションアップとしています。

 

買取営業の評価項目

① 買取台数
② 獲得利益

買取の営業も販売の営業と同様に1台あたりにインセンティブが付与される所が多いです。

買取の営業は車を買い取ってくる金額(仕入値)が営業によって差異があり、1台あたりの利益も変わってきます。その利益に対してインセンティブが発生するところもあります。

例えば、1台の車を買い取って販売に至り20万円の利益が出た場合、利益の5%の10,000円がインセンティブとなるというものです。

利益が一定基準(200万円など)を超えると、掛け率が上がるというインセンティブを取っているところもあります。

 

販売営業と買取営業ではどちらが稼げるのか

こちらはそれぞれの会社のインセンティブ体系によるので、一概にどちらが稼げるかということはありません。

仕入を重視するか、出口(販売)を重視するかで異なりますが、ほとんどの会社では販売と買取をできる限り公平にしようと、インセンティブ体系を組んでいます。

販売と買取でインセンティブ体系を変えず、獲得した利益に対して一律〇%と算出する会社もあります。

単純に取引した台数に対して、一律〇万円とする会社もあります。

 

整備部門の給料は営業より低めの所が多い

一般的に整備部門は営業と異なり、固定給の場合が多いです。中には車検をこなした台数でインセンティブを付与する所もありますが、インセンティブの割合は営業より少ないです。

そのため、インセンティブの分、営業よりも給料が低くなります。

ただし、資格を持っていたり、工場の責任者となると手当を大幅に増額する所が多いです。

ビッグモーターのように工場長となると年収約800万円と高めの給料水準を取る所もあります。

車検や定期点検の獲得件数をインセンティブとする会社もあります。

 

中古車業界は若くても高収入が可能

中古車業界は他の業界に比べて年功序列の給料体系を組んでいる所が少ないです。実績が良ければ若くても高収入を得られ、逆に実績が出なければ年齢を重ねても収入は伸びません。

業界最大手級の「ビッグモーター」、「ガリバー」、「ネクステージ」では若くても店長や工場長などの重要ポストに就く方が多く、高収入を得ています。

一方、中古車業界は営業部門の給料を高く設定する所が多く、間接部門は抑える傾向があります。

年功序列や終身雇用は徐々に無くなってきていますが、中古車業界は特にその傾向が強いと言えます。若くても実績に応じた評価をしてほしいという方には向いていると思います。

 

最後に

中古車業界は今後厳しくなると言われていますが、「ビッグモーター」や「ネクステージ」などの急成長している所もあります。

両社に共通していることは若くても実力次第で、高い評価が受けられるということです。

両社とも規模の拡大を継続する中で新卒・中途問わず採用強化しており、優秀な人材を獲得すべく魅力的な給与体系を構築しています。

上記2社以外でも力のある営業マンは好待遇で採用する所も多いです。

中古車販売・買取の営業は不動産や金融などと異なり、未経験でも活躍しやすいため、自分の営業力に自信がある方は試してみる価値はあると思います。

中古車業界の転職を具体的に検討してみるという方は、下記「マイナビエージェント」を利用してみることをおすすめします。

「マイナビエージェント」は国内最大級の転職支援実績を持ち、ビッグモーターなどの大手企業の人事担当との関係も深いです。実際に自分に合うかどうかなど、企業との相性について詳しくアドバイスをもらうことができます。

非公開の求人も多数あるため、参考にしてみてはどうでしょうか。

マイナビエージェント公式サイト

中古車買取・販売・整備の部門ごとの「仕事内容」や「やりがい」について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

中古車業界の現状と展望【転職・就職を考えている方向け】

 

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