ウィーカーズで車検見積もりを取ったら思ったより高かった

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ビッグモーターから名称を変更し、再出発しているウィーカーズ(WEECARS)は、「買取」「販売」だけではなく、「車検」の費用や特典についても、ビッグモータ時代からのサービスを一部変更して提供しています。

ウィーカーズの基本車検費用は「25,300円」であり、ビッグモーター時代の「19,800円」よりも5,500円高くなっていますが、早期予約やリピータ割り引きなどの割引最大8,000円は変わっていません。

今回、筆者が所有する車(フリード)で車検の見積もりを取ってみたところ、事前の電話では特に問題が無ければ総額6万円程度です!と言われましたが、実際に車を持ち込んで取得した見積もりでは、約12万円と、思ったより高めでした。

また、ウィーカーズの注意点としては、ビッグモーター時代に取得していた店舗で車検実施を可能とする、「指定工場認証」をウィーカーズの多くの店舗では取得しておらず、車検の都度陸運局に持ち込んで対応するため、時間がかかるということです。だいたい1週間程度かかります。

本日は、ウィーカーズの車検見積もりから概算費用、割引、注意点、特典などについてみていきます。

 ウィーカーズの車検見積もりレビュー

ウィーカーズに車(フリード)を持ち込んでの詳細見積もりは下記表となり、必ずかかる法定費用約4万円以外の費用は約8万円でした。

消耗部品の「ワイパーゴム」「バッテリー」「エアクリーナー」以外の項目で注意点としては、「ライトコース」というパッケージを勧められます。

「ライトコース」とは、ブレーキオイル・エンジンオイル・オイルエレメント・フランシングオイル(洗浄剤)・LLC添加剤の交換がセットになったコースで個別に依頼するよりおトクとのことです。また、オイル漏れ止めについては、年式がある程度古い(だいたい7~8年経過)車には勧めているとのことで、これらは不要であれば作業から外すことも可能です。

ビッグモーター時代にコース料金としてセット販売していた「タイヤ保証」や「ガラス保証」は無くなっており、その分安価にはなっています。

基本車検費用を抑える3つの割引

ウィーカーズでは、車検の基本車検費用(25,300円)から割引できる制度が3種類あります。内容はビッグモーター時代とほぼ同じです。

割引① 早期予約割(2,000円引き)
車検満了日の4カ月前までに予約した場合に適用。

割引② 入庫日お任せ割(3,000円引き)
ウィーカーズ側が指定する日程で入庫すると適用。

割引③ ユーザー様割(3,000円引き)

ウィーカーズで車を購入したまたは前回の車検をウィーカーズで受けた場合に適用。

上記は併用可能で、最大で8,000円の割引となります。

ウィーカーズの車検案内は「車検の約3カ月前」に届く

ウィーカーズで過去に車を購入した場合やオイル交換を受けた場合は、車検満了日の約3カ月前にメールもしくはショートメッセージ(SMS)で車検の案内が届きます。

内容には車検のお知らせとともに、無料見積もりはこちらというリンクが添付されており、そのまま見積もり依頼が可能となっています。

問い合わせフォームへ情報を入力すると、すぐにコールセンターから電話連絡が入り、その場で概算費用を教えてもらえます。

ただし、この時点で案内されるのは「追加整備を含まない最低限の金額」で、車の状態を見て行う実際の見積もりではありません

 電話で案内される概算見積もり(最低限費用)

ウィーカーズでは、車種別に最低限の車検費用が設定されています。
その内容は下記となっています。

・ウィーカーズ車検の概算費用(最低限)

車種区分 概算費用(最低限)
国産ハイブリッド(プリウス・アクアなど) 44,750円〜
軽自動車 49,640円〜
小型乗用車(スイフト・パッソなど) 54,750円〜
中型乗用車(フリード・ルーミーなど) 59,750円〜
大型乗用車(セレナ・ヴォクシーなど) 64,750円〜
大型乗用車(アルファード・ヴェルファイアなど) 69,750円〜
輸入車(車両重量1トン以上) 83,350円〜

上記の金額には

  • 自賠責保険

  • 重量税

  • 印紙代

  • 基本点検料

といった「車検に絶対必要な最低限の内容」のみが含まれています。

そのため、以下のような追加整備費用は含まれていません。

  • ブレーキパッドの摩耗

  • タイヤ交換

  • バッテリー交換

  • オイル・フィルター類の劣化

  • ワイパーゴムの交換

上記の金額は「車検の速太郎」や「ホリデー車検」などの競合大手と同等もしくは若干高めの設定となっています。

実際の車の状態を見ないと分からないため、電話での見積もりはあくまでも参考価格と理解しておく必要があります。

実車を入庫しての「詳細見積もり」は車検満了日2か月前から

ウィーカーズの詳細見積もりは、原則として車検満了日の2カ月前から受付可能です。

ただし、店舗の混雑状況によっては、「それより前でも相談に応じてくれるケース」もあります。

追加整備が発生する場合の正確な費用は、この実車チェックをもとに判断されます。

店舗に車を持ち込んで確認してもらう「詳細見積もり」は、前もって予約が必要です。

詳細見積もりに掛かる時間はだいたい1時間となります。

ウィーカーズの車検ポイント(WE!ポイント)

ウィーカーズの車検のポイント(特典)は大きく下記3つです。

◎ オイル交換が無料

車検入庫時にはエンジンオイル交換が無料

◎ 次回の「法定12カ月点検」が半額

車検を受けると、次の1年点検が通常価格の半額になります。

◎ カードやローンでの支払いにも対応

法定費用を含めてクレジットカード支払いも可能であり、ポイントもたまります。

ウィーカーズの代車は無料

車検に預けている期間中の代車が必要な場合は、無料で貸し出ししてもらえます。

ウィーカーズの代車は高年式の軽自動車を利用しており、内外装がキレイです。

ただし、万が一の事故時には自身の任意保険で対応する必要があるため注意が必要です。

乗り換えを検討している場合は、他社の査定もみてみる

車検を前に乗り換えを検討している場合は、ウィーカーズでも買取査定を行ってくれますが、より高く売るには他社の査定も比較したほうが良いです。

近年では、競合大手の「ネクステージ」に勢いがあり、高値を提示する確率が高いです。

ネクステージは自社の販売台数の好調を背景に、下記グラフのように右肩上がりで買取台数を伸ばしており、直近の年間買取台数は25.4万台(2024年11月期)とガリバーの18.3万台を大きく上回り国内トップです。

直近の2024年12月~2025年8月の実績でも買取台数20.7万台(前年比108.4%)と好調を維持し、2025年度(2024年12月~2025年11月)は買取台数27万台を超える勢いです。

◆ネクステージの年間買取台数の推移グラフ

ネクステージは自社の販売店向きの状態の良い車は特に高値を提示します。

実際に筆者がネクステージに車を売却した所感としては、下記3つがあります。営業のスタイルとしては、「ユーポス」のようなゴリゴリ営業するのではなく、提示する値段に自信を持っているためかスマートな接客の印象でした。商談重視というよりも単純に高く売りたいというユーザーに適していると思われます。

所感① 金額をはっきり提示する
所感② 提示金額が他社より高め
所感③ 契約後の減額がなく安心できる

一方で、「ネクステージ」は販売店向きでない低年式や走行距離が多い車は値段提示に消極的なため、そのような場合はオークション販売に強い「ユーポス」「ラビット」を比較したほうが良いです。

複数買取店に査定依頼する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると簡単に大手買取店を絞り込んで依頼が可能です。査定料や成約料は無料です。複数買取店を比較することで、高く売れる確率が高まります。

カーセンサーネット公式サイト

複数買取店を比較するのは面倒だし、営業電話が頻繁にかかってくるのも避けたいという場合は、下記公式サイトより「ネクステージ」1社に査定依頼することも可能です。

フルスイング買取「ネクステージ公式サイト」

最後に

ウィーカーズの車検は基本車検費用がビッグモーター時代より値上げされていますが、ビッグモーター時代のコース料金は値下げされており、全体としてはビッグモーター時代よりも低料金となっている印象です。

ただし、追加の作業によっては、高額になるケースもあり、実際に依頼する際には、担当のメカニックに細かく話を聞いて、不要な項目はしっかりと断ったほうが良いです。

車を持ち込んだ詳細見積もりについては、直近の土日はほとんど埋まっている(車検整備や修理を優先している)ため、依頼する場合は早めの予約をおすすめします。

車検の費用を安く抑えたいのであれば、「車検の速太郎」や「ホリデー車検」など車検専門店を含めた他社の見積もりと比較することをおすすめします。

他社の概算見積もりを確認するには、下記「楽天Car車検」から近隣店舗を確認できます。引取納車可能などの条件でも絞り込みができ、車検を検討している方は確認してみてください。

【楽天Car車検】公式サイト

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