BYD新型セダン「SEAL」の価格は実質300万円台か?

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中国の電気自動車製造大手「BYD」が「ATTO3」「ドルフィン」に次ぐ、日本投入第3弾モデル「SEAL」が2024年春頃に発売予定となっています。

「SEAL」はBYDが中国で2022年5月に発売したセダン型の新モデルであり、これまでに世界で10万台以上売れています。

1充電での航続距離は長く、555キロを誇ります。

「SEAL」の日本での販売価格は現時点で未定ですが、本国中国や欧州での販売価格、また競合であるテスラ「モデル3」の価格を考慮すると、480~490万程度となるのではと、筆者は予想しています

CEV補助金や東京都での補助金を考慮すると、実質300万円台となる可能性があります。

本日は、「BYD」の日本投入第3弾モデル「SEAL」についてみていきます。

 

「SEAL」の価格は480~490万円で補助金を考慮すると実質300万円台か?

「SEAL」の価格は、「SEAL」と同様のセダン型電気自動車テスラ「モデル3」の561万円(最新のモデルチェンジ後価格)や国産で同等の航続距離を誇る日産「アリア」の539万円を意識した価格になってくると思われます。

「ATTO3」や「ドルフィン」の価格は競合車種の価格より70~80万円下げた価格設定できていますので、「SEAL」も同様に価格を抑えて400万円台後半、具体的には480万円~490万円程の価格設定ではないかと筆者は予想しています。

国のCEV補助金65万円(仮)や東京都の補助金45万円(仮)を考慮すると、実質300万円台となる可能性があります。

当初はもう少し抑えた価格かとも思っていましたが、実車を確認した質感と、円安も進んでいることを考慮するとそこまでは下げてこないかと思っています。

ただ、補助金を考慮した実質販売価格が400万円程度となることは、同クラスの競合テスラ「モデル3」や日産「アリア」と比較して、十分に価格競争力はあるかと思います。

 

パワーではモデル3を上回る「SEAL」

「SEAL」のモーター出力(スタンダードモデル)は230kW(312馬力)であり、テスラ「モデル3」の194kW(264kW)を上回っています。

FRで264馬力というのは、国産のスポーツカーと比べてもかなり高い出力であり、ボディの大きさを考えても十分なスペックと言えます。

ボディサイズはテスラ「モデル3」より下記表のように一回り大きく、航続距離はほぼ同等となり、競合モデルをかなり意識した数値となっています。

 

ハイグレードモデルは500万円台後半か?

「SEAL」のグレード構成は「スタンダード」と「ハイグレード」の2グレード構成であり、「スタンダード」は出力230kWのモーターひとつに対し、「ハイグレード」はフロント160Kw+リア230kwモーターという四輪駆動であり、合計390kW(530馬力)というハイパワーマシンとなります。

530馬力の出力で日本のどこを走るのでしょうか?と言いたくなりますが、こちらもテスラ「モデル3」の上位モデル「ロングレンジAWD」が331kW(450馬力)であることの競合として、そちらを上回る性能を備えてきたと言えそうです。

「ハイグレード」モデルは、タイで同様の仕様のグレードが159万9,000バーツ(約650万円)で直近にて発売されていることから、日本での販売価格はもう少し抑えて500万円台後半で出してくるのではと筆者は想定しています。

 

デザインは元アルファロメオやアウディのデザイナーが担当

「SEAL」のデザインはアルファロメオやアウディなどを手掛けてきたドイツ出身のデザイナー、ヴォルフガング・エッガー氏が担当したということで、より欧州車の雰囲気が増しています。

「ATTO3」や「ドルフィン」よりも欧州車らしいシャープなエクステリアとなっています。

一方、インテリアは「ATTO3」や「ドルフィン」よりもシンプルになった感があり、上級セダンらしい落ち着いた内装となっています。

ダッシュボードまわりもすっきりしており、大型センターディスプレイ(15.6インチ)も見やすい配置です。

 

攻勢をかけるBYD

BYDはシェアの拡大を図るべく全国各地でディーラ網の拡大を進めており、2023年10月現在で約50店舗(開発準備室含む)を開設し、2025年末までに100店舗を目標としています。

伴って、新型モデルを相次いで投入しており、今後もセダンやミニバン市場にも入り込んでくるとのことです。

ジャパンモビリティショーで公開された「SEAL」のみならずミニバンの「DENZA」やオフロードSUVの「U8」など、独自の技術が積み込まれた新モデルの注目度は高いです。

日本ではまだ馴染みのない中国メーカーということで、どこまでシェアが取れるかは未知数ですが、車の性能やコスト優位性は高く、あとはサポート体制がしっかりされれば多くの人に受け入れられる可能性はあると感じます。

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