BYD新型セダン「SEAL」購入検討時のメリット3選

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中国のEVメーカー大手「BYD」の日本投入第3弾モデル「SEAL」が2024年6月25日に発売開始されました。

「SEAL」はBYDが中国で2022年5月に発売したセダン型の新モデルであり、これまでに世界で10万台以上売れています。

注目された車両価格はRWD(後輪駆動)モデルで528万円と競合テスラ「モデル3(RWD)」の531.3万円と同等の価格です。上位のAWD(四輪駆動)モデルは605万円とこちらはテスラ「モデル3(ロングレンジAWD)」の621.9万円より安く設定されました。

ただし、「SEAL」のCEV補助金は35万円の見込みであり、テスラの65万円より低く、その分はテスラのほうが有利となっています。

「SEAL」は発売記念キャンペーンとして、発売から1,000台販売までは33万円値引くという特典を用意しており、キャンペーン期間中の購入者は、CEV補助金の差異分程度のメリットがあります

筆者の所感としては、思ったより値段を下げてこなかった印象ですが、内外装の完成度の高さやバッテリー性能の高さから注目度は高いです。実際、試乗予約もすぐに満員となっていました。

また、「SEAL」購入検討時のユーザーメリットとしては大きく下記3つです。

ユーザーメリット① オプションがほぼなく総額がわかりやすい
ユーザーメリット② ローン金利が安め(1.9%)
ユーザーメリット③ 納期が短い

 

本日は、「BYD」の日本投入第3弾モデル「SEAL」についてみていきます。

 

「SEAL」の価格は528万円(RWD)でCEV補助金は35万円見込み

「SEAL」の価格は、528万円(RWD)でテスラ「モデル3(RWD)」と同等ですが、ボディカラーの追加費用が無いというメリットがあります。

テスラ「モデル3(RWD)」の場合、ボディカラーなどのオプション費用が多くなりがちな一方で、「SEAL」のオプションはシンプルであり、総額がわかりやすいという特徴があります。

ただ、国のCEV補助金は35万円予定であり、その点テスラ「モデル3(RWD)」の65万円や日産「アリア」の85万円より低い見込みであり、そちらは注意が必要です。

昨年までのBYDの補助金は他社と同等であったため、想定外の補助金設定により影響は大きそうです。

 

「SEAL」購入検討時のユーザーメリット3選

BYDは日本での早期シェア拡大を目指し、従来の国内外メーカーとの差別化を図った戦略を取っています。主なユーザーメリットとしては大きく下記3つです。

ユーザーメリット① オプションがほぼなく総額がわかりやすい

BYDの販売時の特徴として、オプションがほぼ無いということがあります。オプションとして追加できるのは「ドライブレコーダー」「ETC」「コーティング」くらいです。

国産車の場合、オプション項目が多岐に渡っており、自分好みに細かく選択できるメリットはあるものの、思わず費用がかさむというデメリットがあります。

BYDとしては、必要なオプションは標準装備として、最初から車両本体価格に含めているという戦略です。

そのため、車両本体価格以外でかかる諸費用は下記のように手続きと税金・法定費用のみで安く、販売総額がわかりやすいというメリットがあります。

 

ユーザーメリット② ローン金利が安め(1.9%)

「SEAL」をローンで購入する際の通常金利は1.9%であり、国産車ディーラーの3~4%と比較して安いです。

仮に400万円を5年(60回払い)でローンを組んだ場合、1.9%と3.9%では下記のように支払利息で約21万円も差が出ます

通常、新車販売においては国内正規ディーラー(オーナー販売店)の裁量で金利が上下しますが、BYDでは全国一律1.9%で提供しており、地域ディーラーでの差がありません。

残価設定などのローンにも対応しています。

 

ユーザーメリット③ 納期が短い

「SEAL」の納期は販売店によると、現在約1カ月程度ということで、国産メーカーや他の海外メーカーに比べて短いです。

注文してから半年や1年なんて待っていられないという需要に対応しています。

BYDとしては安定供給を強みに、早期に販売台数を確保したい思いです。

 

パワーではテスラモデル3を上回る「SEAL」

「SEAL」のモーター出力(スタンダードモデル)は230kW(312馬力)であり、テスラ「モデル3」の194kW(264kW)を上回っています。

FRで312馬力というのは、国産のスポーツカーと比べてもかなり高い出力であり、ボディの大きさを考えても十分なスペックと言えます。

ボディサイズはテスラ「モデル3」より下記表のように一回り大きく、航続距離はほぼ同等となり、競合モデルをかなり意識した数値となっています。

 

ハイグレードモデルは605万円

「SEAL」のグレード構成は「スタンダード(RWD)」と「ハイグレード(AWD)」の2グレード構成であり、「スタンダード」は出力230kWのモーターひとつに対し、「ハイグレード」はフロント160Kw+リア230kwモーターという四輪駆動で、合計390kW(530馬力)というハイパワーマシンとなります。

530馬力の出力で日本のどこを走るのでしょうか?と言いたくなりますが、こちらもテスラ「モデル3」の上位モデル「ロングレンジAWD」が331kW(450馬力)であることの競合として、そちらを上回る性能を備えてきたと言えます。

テスラの「ロングレンジAWD」は直近価格で621.9万円となっていますので、そちらよりは抑えた価格設定となっています。

 

発売開始から一定期間は特典多数

BYDはSEALの導入特別記念キャンペーンとして、発売開始から1,000台は車両価格33万円値引きという特典を付けていますが、そちら以外にも初期購入特典として、「ドライブレコーダー」「ETC」「コーティング」総額約13万円が無料となる特典もあります。

販売店の営業マンの話では、「SEAL」の完成度は高いものの、1,000台はすぐには売れないだろうという話でしたが、気になる方は早めに行動したほうがメリットはありそうです。

 

デザインは元アルファロメオやアウディのデザイナーが担当

「SEAL」のデザインはアルファロメオやアウディなどを手掛けてきたドイツ出身のデザイナー、ヴォルフガング・エッガー氏が担当したということで、より欧州車の雰囲気が増しています。

「ATTO3」や「ドルフィン」よりも欧州車らしいシャープなエクステリアとなっています。

フロントマスクはトヨタのスープラにも似た印象です。

一方、インテリアは「ATTO3」や「ドルフィン」よりもシンプルになった感があり、上級セダンらしい落ち着いた内装となっています。

ダッシュボードまわりもすっきりしており、大型センターディスプレイ(15.6インチ)も見やすい配置です。

 

下取(買取)を依頼する場合は複数買取店を比較する

BYDの全国各地における正規ディーラーは中古車販売大手「ネクステージ」を含めた地域の有力販売店で構成されています。

そのため、下取(買取)も積極的に行っていますが、より高く売るには複数買取店を比較したほうが良いです。

買取店各社は買取に力を入れていますが、自社での販売好調で勢いがある「ネクステージ」もしくは「ガリバー」を含めて比較することをおすすめします。

「ネクステージ」「ガリバー」は自社販売店の在庫拡充のため、内外装がキレイなどの販売店向きの車は特に高く買い取ります

一方、低年式・走行距離が多いなどの販売店で売れにくい車は積極的に値段を提示してこないため、そのような場合はオークション販売に強い「ユーポス」もしくは「ラビット」を含めたほうが良いです。

大手オークション会場(ユー・エス・エス)の直近での落札価格は120万円(2024年5月)と高騰しており、売却を検討している場合は早めの行動をおすすめします

複数買取店を検索、査定依頼する際はリクルート社が運営し実績のある「カーセンサーネット」を利用すると買取店を簡単に絞り込んで依頼できます。査定料や成約料は無料です。

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攻勢をかけるBYD

BYDはシェアの拡大を図るべく全国各地でディーラ網の拡大を進めており、直近で約50店舗(開発準備室含む)を開設し、2025年末までに100店舗を目標としています。

伴って、新型モデルを相次いで投入しており、今後もセダンやミニバン市場にも入り込んでくるとのことです。

「SEAL」のみならずミニバンの「DENZA」やオフロードSUVの「U8」など、独自の技術が積み込まれた新モデルの注目度は高いです。

日本ではまだ馴染みのない中国メーカーということで、どこまでシェアが取れるかは未知数ですが、車の性能やコスト優位性は高く、あとはサポート体制がしっかりされれば多くの人に受け入れられる可能性はあると感じます。

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