新型レクサスESを見て乗った所感|外観デザインは賛否あり

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2026年6月11日、レクサスの上級セダン「ES」が8代目にフルモデルチェンジして発売されました。

先代(7代目)から実に8年ぶりの全面刷新で、レクサスのセダンとして初となるBEVモデルを初設定するなど、話題となっています。

筆者も実際に実車を見て乗ってきました。率直に言うと、後席の広さと内装の高級感は秀逸でしたが、エクステリアのデザインは好みが分かれると感じました

個人的には先代のシャープなエクステリアのほうが好みです

本日は、中古車業界に15年所属した筆者が、新型レクサスESの実車所感・グレード構成・競合他社との比較について見ていきます。

新型レクサスES(8代目)基本情報

項目 内容
発売日 2026年6月11日
ボディタイプ 4ドアセダン(5人乗り)
パワートレイン HEV(ハイブリッド)・BEV(電気自動車)
全長×全幅×全高 5,140mm×1,920mm×1,555〜1,560mm
ホイールベース 2,950mm
価格 790万円〜920万円
プラットフォーム 新開発 TNGA「GA-K」
開発コンセプト DISCOVER CONFIDENCE

先代(7代目)からの主な変更点

ボディサイズが大幅に拡大されており、フラッグシップのLSに迫るサイズ感になっています。

項目 8代目(新型) 7代目(先代) 変化
全長 5,140mm 4,975mm +165mm
全幅 1,920mm 1,865mm +55mm
全高 1,555〜1,560mm 1,445〜1,450mm +約110mm
ホイールベース 2,950mm 2,870mm +80mm
パワートレイン HEV・BEV(初設定) HEVのみ BEV追加

実車を見て乗った所感

内装:バンブー調木目が醸す独特の高級感

新型ESの内装で最も印象的だったのがバンブー(竹)調の木目トリムです。

ドイツプレミアム3ブランド(BMW・メルセデス・アウディ)のカーボン調・金属調内装とは一線を画す、東洋的・有機的な高級感があります。インパネは新世代のデジタルコックピットを採用しており、大型スクリーンと物理スイッチを組み合わせた操作系は機能的で使いやすい印象でした。

素材の質感・縫製・パネルの精度はいずれも「790万円の車」として納得できる水準です。

後席:大人でも十分な余裕を感じられる広さ

ホイールベースが+80mm拡大した効果が最も感じられたのは後席です。

後席に座ると足元の余裕が明らかに先代より広く、大柄な人でも窮屈さを感じないレベルです。

頭上空間も全高が増したことで余裕があり、長距離の後席移動でも疲れにくい印象でした。

特に最上位の「ES350e Rr Comfort package」はリクライニング・オットマン・助手席前倒し機能が付いており、後席をメインで使うショーファーカー的な用途にも対応しています。

エクステリア:賛否が分かれるデザイン

正直に言うと、エクステリアのデザインは好みが分かれると感じました。

新型は「Provocative Simplicity(挑発的なシンプルさ)」というデザインテーマのもと、ツインLシグネチャーランプや新世代のスピンドルボディを採用しています。ダイナミックで個性的な顔つきは「新しいレクサス」を体現していますが、先代の緻密でシャープなフロントフェイスと比べると、好みが二分され、ネットでも「新型ESはダサい」とか「野暮ったい 」という声も散見され、賛否が分かれています。

筆者個人的には先代のほうがシャープで洗練された印象があり、新型のデザインには少し慣れが必要と感じました。

実車を見ずにオンラインで判断するのは特に危険な車種だと思うため、購入前の実車確認を強くお勧めします。

グレード構成と価格一覧

新型ESは3つのパワートレーン・7種類のパッケージが用意されています。

グレード パワートレイン 駆動 価格
ES350h 2.5L HEV(248PS) FWD 790万円
ES350h 2.5L HEV(248PS) AWD 810万円
ES350e BEV(224PS・航続670km) FWD 790万円
ES350e version L BEV(224PS・航続670km) FWD 880万円
ES350e Rr Comfort package BEV(224PS・航続670km) FWD 920万円
ES500e BEV(292PS・航続636km) AWD 830万円
ES500e version L BEV(292PS・航続636km) AWD 920万円

注目すべきはES350h(HEV・790万円)とES350e(BEV・790万円)が同価格という設定です。

BEVでも価格的なハードルがなく、充電環境が整っている方にはBEVを検討する価値があります。

BEVは東京都の場合、190万円(国130万円+都60万円)の補助金が受けられる可能性があり、実質600万円台での購入も視野に入ります。(補助金の額は現時点では未決定:価格は推定)

グレード選びの目安

  • コスパ重視ならES350e(FWD・790万円)——HEVとBEVが同価格なのにBEVは高額補助金が出る。高コストパフォーマンス。
  • 後席主体の使い方ならES350e Rr Comfort package(920万円)——オットマン・リクライニング付きで役員送迎車などにも対応
  • 雪国・四駆が必要ならES350h AWD(810万円)またはES500e AWD(830万円)

競合他社との比較

新型ESのBEVモデルは、欧州プレミアムBEVセダンと直接競合します。

比較項目 レクサス ES350e BMW i5 eDrive40 メルセデス EQE 350+
価格(ベース) 790万円 1,028万円〜 1,248万円〜
最高出力 224PS 340PS 292PS
航続距離(WLTC目安) 670km(CLTC) 約561km 約633km
駆動方式 FWD RWD RWD
ブランド価格帯 ◎(同クラス最安水準) ✕(高額)
後席の広さ
内装の個性 ◎(バンブー調・和の高級感) ○(デジタル先進) ○(大型スクリーン)
アフターサービス ◎(国内トヨタ・レクサス網)

新型ESの最大の競合優位は「価格」です。BMW i5やメルセデスEQEと比べて200〜500万円安い価格帯で同等以上の航続距離・後席の広さを提供しています。さらに国内のトヨタ・レクサス販売店網によるアフターサービスの安心感は、輸入プレミアムBEVにはない強みです。

新型レクサスESをおすすめできる方・慎重に検討すべき方

おすすめできる方:

  • ✅ 後席の快適性・広さを最重視する方(特にRr Comfort package)
  • ✅ 欧州プレミアムBEVに興味があるが価格を抑えたい方
  • ✅ 国内アフターサービスの安心感を重視する方
  • ✅ バンブー調内装など和のテイストの高級感が好みの方
  • ✅ 自宅充電環境があり、BEVの補助金メリットを最大化したい方

慎重に検討すべき方:

  • ⚠️ 先代のシャープなデザインが好みで、新型デザインに違和感がある方(必ず実車確認を)
  • ⚠️ 全幅1,920mmという大型ボディが気になる方(立体駐車場・狭い道への影響に注意)
  • ⚠️ スポーティな走りを求める方(ESは快適性・静粛性重視でスポーツ性は高くない)
  • ⚠️ 自宅充電設備がないマンション等に住んでいる方(BEVの場合)

最後に

新型レクサスESは「後席の快適性と内装の高級感は明確に進化した一方、エクステリアのデザインは好みが分かれる」という一台です。

競合のBMW i5・メルセデスEQEと比べて200〜500万円安い価格で、国内アフターサービスの安心感・バンブー調内装の独自の高級感・後席の広さを提供できている点は客観的に高く評価できます。

ただし、全幅1,920mmという先代より55mm広がったボディは都市部での取り回しに影響します。購入前に必ず自宅・職場の駐車環境を確認し、試乗して実車の印象を確かめてから判断されることをお勧めします。

なお、現在の車を売却してESの購入資金に充てる場合は、レクサスディーラーで下取りもできますが、複数の買取店に競わせることでより高く売れる可能性があります。

近年では高く買い取る確率が高いのは「ネクステージ」です。理由は、自社販売が非常に好調であり、在庫確保のために買取を強化しており、実績が国内ナンバー1のためです。

年式が新しいとか、走行距離が少ないという再販向きの車は特に高く買い取ります。

一方、販売店向きでない低年式や走行距離が多い車は積極的に値段を提示してこないため、その場合は「ユーポス」や「ラビット」を含めて比較したほうが良いです。

複数買取店に査定依頼する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると、簡単に絞り込んで依頼することができます。

カーセンサーネット公式サイト

ネクステージ1社に査定依頼をしたいという場合は、下記公式サイトより依頼可能です。

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