「楽天カーシェア」の料金は高いのか?タイムズカーやカレコと比べてどうなのか?と気になっていませんか。
結論から言うと、時間単価は他社より若干高めですが、月額基本料・初期費用が無料のため、「毎月は使わない」という方には総額で安くなる料金体系です。
サービス開始時はオリックスカーシェア1社との提携でしたが、2026年現在はオリックスカーシェア・カリテコ・三井のカーシェアーズ(旧カレコ)の3社提携・全国6,000ステーション超に拡大しています。
ただ実際に、「楽天カーシェア」を利用してみた感想としては、初回の電子錠設定が面倒ということや利用後のメール案内が他社と比べて不十分という印象を受けました。
本日は、「楽天カーシェア」について実際に利用してみたレビューとともに他社との料金を比較しつつみていきます。
「楽天カーシェア」の利用料は他社より若干高めだが、初期費用&月額費用が無料
大手カーシェアと楽天カーシェアの料金体系を比較すると下記のとおりです(ベーシック/スタンダードクラス・税込・2026年6月時点)。
| 項目 | 楽天カーシェア (オリックス車両) |
タイムズカー | 三井のカーシェアーズ (旧カレコ) |
オリックスカーシェア (直接契約・個人Aプラン) |
|---|---|---|---|---|
| 月額基本料 | 0円 | 880円 (利用料に充当可) |
880円 (利用料に充当可) |
250円 |
| 初期費用 | 0円 | 1,650円 | 0円 | 1,650円 |
| 時間料金 | 15分290円 | 15分220円 | 10分150円 (15分換算 約225円) |
15分240円 |
| 6時間の目安 | 5,500円 (6時間パック) |
4,290円 | 4,280円 | 4,190円 (6時間最大) |
| 距離料金 | 6時間以内0円 6時間超 20円/km |
6時間超 20円/km | 6時間超 20円/km | 6時間以内0円 6時間超 20円/km |
| ポイント | 楽天ポイント 100円=1pt |
– | – | – |
※各社ベーシック(スタンダード)クラス・税込。2026年6月時点の各社公式サイトより筆者作成。初期費用はキャンペーンで無料になることあり。最新の料金は各社公式サイトをご確認ください。
月額費・初期費用が無料(他社との最大の違い)
表のとおり、時間単価だけを見ると楽天カーシェアは他社より高めです。
ただし、タイムズカーや三井のカーシェアーズの月額基本料880円は「乗った月」は利用料に充当されて実質0円になる一方、乗らなかった月はそのまま880円が発生します。
「使うのは年に数回」という方は、月額0円の楽天カーシェアのほうが年間総額で安くなります。逆に毎月コンスタントに使う方は、単価の安い他社直接契約が有利です。
6時間以内の短時間利用なら他社との差は小さい
6時間以内の利用では距離料金がかからないため、他社との差は時間料金の差(15分あたり50〜70円程度)だけです。2時間利用で400〜560円程度の差となります。
長時間利用はパック料金が自動適用される
楽天カーシェア(オリックス車両・スタンダードクラス)のパック料金は下記のとおりです。利用時間に応じて最も安い組み合わせが自動適用されます。
| 区分 | 料金(税込) | 距離料金 |
|---|---|---|
| 15分あたり | 290円 | 6時間以内:0円 6時間超:1kmあたり20円 |
| 6時間パック | 5,500円 | |
| 12時間パック | 7,500円 | |
| 24時間パック | 9,800円 | |
| 夜間パック(18時〜翌9時) | 4,000円 | 1kmあたり20円 |
※2026年6月23日の料金改定後・スタンダードクラス。ミニバン・SUV等のミドルクラスは15分420円〜。軽クラスはスタンダードクラスに統合されました。
なお、かつて「オリックスカーシェアの個人Bプラン(月額無料)」が比較対象でしたが、個人Bプランは新規受付を停止しています。月額無料でオリックスの車両を使いたい場合、現在は楽天カーシェア経由が実質的な選択肢です。
初回の電子錠設定が若干面倒
「楽天カーシェア」で実際に利用する際の開錠・施錠はスマホのFelica機能を利用やiOSのWalletアプリで対応できます。
また、スイカやEdyなどの電子マネーカードを電子錠として利用することができます。
専用のICカードを持たなくても良いというのは便利です。
ただ、その電子錠を設定するのが若干面倒です。
初回利用時には車の前で「楽天カーシェア」のサポートに電話連絡し、使用するデバイス(スマホやスイカなど)を設定する必要があります。
実際に筆者が登録したところ、オペレーターが不慣れな感があり、登録するまでに10分弱かかりました。
他社カレコなどでは、スマホからの通信で開錠・施錠ができるため、そちらのほうがより便利かとは思います。
「楽天カーシェア」利用の流れ
流れ① 車両の予約
スマホ・PCから近隣のステーションにある車両を予約します。
ステーションは都市部に集中しています。
流れ② 開錠~車利用
初回以外は登録した電子錠をリアガラスのカードリーダーに読ませて開錠します。
カギが開いたらグローブボックス内キーボックスに差さっている車のキーを取り出し、エンジンが掛けられるようになります。
車両の利用は予約時間の15分前から可能であり、その時間は料金が不要(サービス)となります。
流れ③ 利用終了~施錠
ステーションに車を戻し、グローブボックス内のキーボックスに車のキーを差し込み、返却位置に回します。
その後、車のリアガラスのカードリーダーに電子錠をかざして車を施錠し、返却完了となります。
返却が完了となるとメールで通知があります。
ただし、この完了時のメールでカレコなど他社では利用した料金がすぐに表示されますが、「楽天カーシェア」では記載がありませんでした。
管理画面を確認しても、「利用実績は確定後表示されます」との記載で、確定まで時間を要するようです。
今後改修されるかもしれませんが、現時点では他社に比べて案内が不十分な印象です。
独自補償サービスで補償拡充
「楽天カーシェア」利用中の万が一の事故時における補償については、「オリックスカーシェア」と同等の下記補償に加えて、【楽天カーシェア補償サービス】として補償が拡充されています。
◆「オリックスカーシェア」と同等の補償を付帯
対人限度額無制限(免責0円)
対物限度額無制限(免責0円)
車両 1事故限度額 時価額(免責0円)
人身損害1名につき 3,000万円まで
◆【楽天カーシェア補償サービス】
事故におけるノンオペレーションチャージ⇒免除(無償)
タイヤパンク⇒損傷タイヤまたはタイヤ代無償
カギのインロック⇒無償
事故等のレッカー対応⇒無償
ガス欠での現地給油⇒無償
事故・故障時の代車費用⇒レンタカー費用負担または近隣カーシェアへの無償振替 ※事故時の対応は1年間に1回限り
上記の中で、修理時の営業補償とも呼ばれる【ノンオペレーションチャージ】については、他社ではだいたい2~5万円の自己負担が発生するのが通常のため、無償というのはユーザーに取ってありがたいです。
なお、補償料は利用料に含まれます。
新規入会&初回利用で1,000ポイント還元
「楽天カーシェア」ではサービス開始にあたり、新規入会&初回利用で楽天ポイント1,000ポイント還元のキャンペーンを行っています。
事前のエントリーが必要なのと、2,000円(税込)以上の利用が条件ですが、初期費用や月額費用は無料であり、適用となるハードルは高くはありません。
キャンペーンは毎月継続して開催されるとのことで、一定の利用者数を確保するまでは続きそうです。
会員登録はスマホからが簡単
「楽天カーシェア」の会員登録はWEB上で簡単にできます。
PC、タブレット、スマホからできますが、免許証の画像(両面)をアップする必要があり、スマホで行うと画像を撮ってそのままアップできるため早いです。
楽天会員であれば個人情報が引き継げるため、2分程度で完了できます。
登録完了後は審査がありますが、最短即日で返答があり、審査に問題がなければ利用開始可能となります。
車の維持費を見直すなら|カーシェア+売却という選択肢
「月に数回しか乗らないのに、駐車場代・保険・車検で年間数十万円」という方は、マイカーを売却してカーシェアに切り替えることで大幅に維持費を削減できます。
車の売却を検討する場合は、大手買取店を比較したほうが良いです。車種によっても買取店の得意不得意があります。
現状で、総合的に高値を出す確率が高いのは、「ネクステージ」です。自社販売が好調なことに伴い、買取も好調で、年間買取実績28.3万台と国内トップです。
自社販売向けの「高年式」「走行距離の少ない」車は積極的に高値を提示します。
一方で、「ネクステージ」は販売店向きでない低年式や走行距離が多い車は値段提示に消極的なため、そのような場合はオークション販売に強い「ユーポス」「ラビット」を比較したほうが良いです。
複数買取店に査定依頼する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると簡単に大手買取店を絞り込んで依頼できます。査定料や成約料は無料です。複数買取店を比較することで、高く売れる確率が高まります。
複数買取店を比較するのは面倒だし、営業電話が頻繁にかかってくるのも避けたいという場合は、下記公式サイトより「ネクステージ」1社に査定依頼することも可能です。
最後に
「楽天カーシェア」はサービス開始当初に比べて大きく取り扱い台数を増やし、ユーアーの利便性も向上してきています。
実際に利用してみた印象としては、初回の手続きが若干面倒という印象ですが、今後改善される可能性はあります。
楽天のポイントが付与されたり、楽天ポイントを利用できたりと、楽天ユーザーには使い安いサービスではあります。
コロナ禍の移動手段として自動車の利用価値が見直される中、需要が増しているキャンピングカーや、高額輸入車がラインナップに加わると、他社との差別化にもなり、より利用者層も広がると思われます。





