料金は若干高めの「楽天カーシェア」利用レビュー

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インターネットサービス大手「楽天」がカーシェアリング事業にも参入し、「楽天カーシェア」としてサービスを開始しました。

「楽天カーシェア」はまずは「オリックスカーシェア」と提携し、「オリックスカーシェア」が全国に展開する約1,700の拠点でカーシェア利用ができるようになっています。

楽天会員であれば、新規登録が簡単なことや利用ごとにポイントが貯まるというメリットがあります。

サービス開始特典として新規入会&初回利用で1,000ポイント還元というキャンペーンも行われています。

ただ実際に、「楽天カーシェア」を利用してみた感想としては、初回の電子錠設定が面倒ということや利用後のメール案内が他社と比べて不十分という印象を受けました。

本日は、楽天の新サービス「楽天カーシェア」について実際に利用してみたレビューとともに先行他社と料金を比較しつつみていきます。

 





「楽天カーシェア」の利用料は他社より若干高めだが、初期費用&月額費用が無料

「楽天カーシェア」の利用料を他社大手「タイムズカー」、「カレコ」と比較すると下記表のようになり、他社と比べて若干高めです。

※各社ベーシック(スタンダード)プラン利用時 タイムズカー、カレコの月額利用料は利用料に充当可

ただし、他社で発生する月額費用(カレコではベーシックプラン)が発生せず、初期費用もかからないことから毎月継続して利用はしない、という方にはメリットがありそうです。

また、6時間以内の短時間利用では「楽天カーシェア」と他社との差はほぼありません。

「楽天カーシェア」は現時点では「オリックスカーシェア」の車両を利用するということで、下記のように「オリックスカーシェア」の利用料に若干上乗せした利用料となっています。

※スタンダードプラン選択時 オリックスカーシェア【個人Aプラン】の月額費用は利用料に充当可

ただ、こちらも「オリックスカーシェア」では発生する初期費用や月額費用【個人Aプラン】が掛からないというメリットはあります。

「オリックスカーシェア」で月額費用が発生しない【個人Bプラン】よりは「楽天カーシェア」のほうが安価な料金体系となっています。

 

初回の電子錠設定が若干面倒

「楽天カーシェア」で実際に利用する際の開錠・施錠はスマホのFelica機能を利用やiOSのWalletアプリで対応できます。

また、スイカやEdyなどの電子マネーカードを電子錠として利用することができます。

専用のICカードを持たなくても良いというのは便利です。

ただ、その電子錠を設定するのが若干面倒です。

初回利用時には車の前で「楽天カーシェア」のサポートに電話連絡し、使用するデバイス(スマホやスイカなど)を設定する必要があります。

実際に筆者が登録したところ、サービスインして間もないからかオペレーターが不慣れな感があり、登録するまでに10分弱かかりました

他社カレコなどでは、スマホからの通信で開錠・施錠ができるため、そちらのほうがより便利かとは思います。

 

「楽天カーシェア」利用の流れ

流れ① 車両の予約

スマホ・PCから近隣のステーションにある車両を予約します。

ステーションは都市部に集中しています。

 

流れ② 開錠~車利用

初回以外は登録した電子錠をリアガラスのカードリーダーに読ませて開錠します。

カギが開いたらグローブボックス内キーボックスに差さっている車のキーを取り出し、エンジンが掛けられるようになります。

車両の利用は予約時間の15分前から可能であり、その時間は料金が不要(サービス)となります。

 

流れ③ 利用終了~施錠

ステーションに車を戻し、グローブボックス内のキーボックスに車のキーを差し込み、返却位置に回します。

その後、車のリアガラスのカードリーダーに電子錠をかざして車を施錠し、返却完了となります。

返却が完了となるとメールで通知があります。

ただし、この完了時のメールでカレコなど他社では利用した料金がすぐに表示されますが、「楽天カーシェア」では記載がありませんでした。

管理画面を確認しても、「利用実績は確定後表示されます」との記載で、確定まで時間を要するようです。

今後改修されるかもしれませんが、現時点では他社に比べて案内が不十分な印象です。

 

独自補償サービスで補償拡充

「楽天カーシェア」利用中の万が一の事故時における補償については、「オリックスカーシェア」と同等の下記補償に加えて、【楽天カーシェア補償サービス】として補償が拡充されています。

「オリックスカーシェア」と同等の補償を付帯

対人限度額無制限(免責0円)
対物限度額無制限(免責0円)
車両 1事故限度額 時価額(免責0円)
人身損害1名につき 3,000万円まで

【楽天カーシェア補償サービス】

事故におけるノンオペレーションチャージ⇒免除(無償)

タイヤパンク⇒損傷タイヤまたはタイヤ代無償

カギのインロック⇒無償

事故等のレッカー対応⇒無償

ガス欠での現地給油⇒無償

事故・故障時の代車費用⇒レンタカー費用負担または近隣カーシェアへの無償振替 ※事故時の対応は1年間に1回限り

上記の中で、修理時の営業補償とも呼ばれる【ノンオペレーションチャージ】については、他社ではだいたい2~5万円の自己負担が発生するのが通常のため、無償というのはユーザーに取ってありがたいです。

なお、補償料は利用料に含まれます。

 

新規入会&初回利用で1,000ポイント還元

「楽天カーシェア」ではサービス開始にあたり、新規入会&初回利用で楽天ポイント1,000ポイント還元のキャンペーンを行っています。

事前のエントリーが必要なのと、2,000円(税込)以上の利用が条件ですが、初期費用や月額費用は無料であり、適用となるハードルは高くはありません。

キャンペーンは毎月継続して開催されるとのことで、一定の利用者数を確保するまでは続きそうです。

 

会員登録はスマホからが簡単

「楽天カーシェア」の会員登録はWEB上で簡単にできます。

PC、タブレット、スマホからできますが、免許証の画像(両面)をアップする必要があり、スマホで行うと画像を撮ってそのままアップできるため早いです。

楽天会員であれば個人情報が引き継げるため、2分程度で完了できます。

登録完了後は審査がありますが、最短即日で返答があり、審査に問題がなければ利用開始可能となります。

 

車事業に力を入れる楽天

近年の楽天は車事業に力を入れています。

ネット上で中古車販売を完結する「楽天Car直販店」をオープンし、従来の中古車販売と一線を画すサービスを展開したり、「楽天Car車買取」という全国の中古車業者がネット上で競り合うことで高値買取を実現する新しい買取サービスを展開したりしています。

特に「楽天Car車買取」では、全国の中古車業者に積極的な入札を促すなど、利用者増加に努めており、状態の良い車は特に高値がつくという評判があります。

「楽天Car車買取」については下記記事にまとめていますので、売却を検討されている方は参考にしてみてください。直近では、新車の納期遅れと円安相場により、中古車相場が高騰しているため、少しでも高く売りたいという方は早めに対応をおすすめします

ハマれば驚くほど高く売れる!楽天Car車買取の全容を解説

今回、カーシェアリング事業に展開し、既存の先行業者と連携していますが、ゆくゆくは自社で買い取った車をカーシェアの車両として活用することも考えられます。

 

最後に

「楽天カーシェア」は「オリックスカーシェア」と連携してサービス展開していますが、今後はオリックス以外の他社との連携も検討しているとのことです。

実際に利用してみた印象としては、現時点ではコレといった斬新な特徴がない印象ですが、今後提携会社が増えたり、新たなサービスが付加されれば利用者増につながるかと思います。

楽天のポイントが付与されたり、楽天ポイントを利用できたりと、楽天ユーザーには使い安いサービスではあります。

コロナ禍の移動手段として自動車の利用価値が見直される中、需要が増しているキャンピングカーや、高額輸入車がラインナップに加わると、他社との差別化にもなり、より利用者層も広がると思われます。

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