T-UPの車買取は他社より安いと評判だけど実際20万円安かった

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テレビCMで有名なT-UP(ティーアップ)は車を高く買い取りしてくれるのでしょうか?

国内最大の自動車メーカー「トヨタ」が母体であり、実際高いのかどうか気になるところです。

結論から言うと、買取金額はほとんどの場合「ビッグモーター」や「ガリバー」などの他社大手買取店より安いです。

一例ですが、筆者も実際に査定に出して見たところ、「ビッグモーター」より20万円、「ラビット」より15万円安い金額でした。

なぜ安いかというと、ほとんどのT-UPの店舗は販売店併設であり、中古車買取よりも新車(中古車)販売に力を入れているためです。

本日は、大手買取店に15年所属した筆者がT-UPに査定を依頼した実感を踏まえて、T-UPを利用するメリット・デメリットをみていきます。

 

トヨタの買取で有名内T-UP(ティーアップ)ですが、利用するメリットとデメリットは大きく下記2つずつあります。

メリット① 規模が大きく安心でき、接客も丁寧
メリット② 残っている自動車税とリサイクル料をプラスしてくれる
デメリット① 買取金額が安い
デメリット② 査定金額が出るまで時間がかかる

まず、デメリットからみていきます。

 

デメリット① 買取金額が安い

T-UPは主に全国のトヨタディーラーやトヨタの中古車販売店「U-carセンター」の中にあります。

T-UPとして独立した買取店もありますが、数が少ないです。

T-UPの買取金額の評判は、ネット上で他社よりも安かったという口コミが多く、今ひとつです。

筆者も実際にレクサスIS250(19年式8万キロ)を査定に出したところ、下記表のようにビッグモーターより20万円、ラビットより15万円安い金額でした。

担当者からは、「この車はT-UPでは20万円ですが、オークションで高値が入っている事例であり、ビッグモーターさんやガリバーさんのほうが高い可能性があります」と言われ、自社の価格には自信が無いようでした。

なぜ、T-UPは買取金額が安いのでしょうか?

それは、トヨタが中古車の買取にそこまで力を入れていないということが考えられます

T-UPの店舗数はトヨタによると全国に約3,600店舗あります。(2017年8月末現在)

この数は、車買取最大手「ガリバー」の約550店に比べて、非常に多く群を抜いています。

T-UPと大手買取店(ガリバー、ラビット、カーセブン)の1店舗あたりの年間買取台数を比較すると下記表となり、T-UP(ティーアップ)は約20台とガリバーの約20分の1です。

このように、大手買取店に比べてT-UPの店舗あたり買取台数は圧倒的に少なく、そこまで買取にこだわっていません。

T-UPのディーラー店舗や中古車販売店舗はあくまで販売がメインであり、買取は二の次です

筆者の訪問時にも「ビッグモーター」や「ガリバー」を担当者が勧めてきたことからも、買取に時間を割かれるのであれば、新車を1台でも売りたいという意識があるのではと考えられます。

 

デメリット② 査定金額が出るまで時間がかかる

T-UPの店舗は、販売がメイン(買取専門店除く)であり、販売で忙しいと査定に時間がかかります。

実際、筆者が訪問したU-carセンターでも、販売に忙しく30分ほど査定に時間が掛かった後、「今、立て込んでいるので、査定金額は後程電話でいいですか?」と言われ、その場では出してもらえませんでした

他社大手買取店で値段を出す前にお客さんを帰すのは、まずあり得ないことです。

T-UPでは、本部で集中して査定金額を出しているとのことですが、土日は特に集中し、また接客も忙しいことから査定に時間がかかることが多いです。だいたい値段が出てくるまでに、1時間ほどかかるとのことで、他社よりも時間を要します。

 

T-UPを利用するメリットは大きく下記2つです。

メリット① 規模が大きく安心でき、接客も丁寧

トヨタが母体で規模が大きく歴史もあるため、振り込みや書類のやり取り等の手続きは安心です。

接客もディーラーの接客と同等であり、非常に丁寧です。筆者が実際に訪問した際もしっかりとした対応でした。

他社大手買取店では、数字を追うために「今すぐ決めてくれたら〇〇円まで出します!」などの強引な接客がありますが、T-UP(ティーアップ)では、そのような強引な接客はありません

また、T-UPで査定を行うスタッフは、厳しい研修を受けた専門のスタッフであり、査定の精度が高いです。

そのため、事故車を無事故車と判断してしまい、契約金額の減額をめぐるトラブルなどは、、担当者によるとほとんどないとのことです。

トヨタのブランドを意識して、安心できる取引を行っています。

 

メリット② 残っている自動車税とリサイクル料をプラスしてくれる

T-UPでは、買取時に車両価格とは別に未経過分(翌3月まで)の自動車税とリサイクル料をプラスして、買取金額としてくれます

通常、他社大手買取店では、未経過分の自動車税とリサイクル料は車両価格に込みとなります。

自動車税は年度分(4月~翌3月まで)を一括で支払うため、6月や7月などに売却した場合は未経過分(翌3月まで)の金額が小さくありません。排気量によっては3~4万円程度にもなります。

新車時の支払いが義務付けられているリサイクル料も車種によりますが1~2万円となり、未経過分の自動車税と合わせると結構な金額となるため、プラスでもらえるのはありがたい仕組みです。

 

T-UPで高値買取が見込めるのは高年式のトヨタ車!

T-UPで高値買取が見込めるのは高年式のトヨタ車です。

なぜなら、高年式のトヨタ車はトヨタの中古車販売店で直接展示できるためです。

高年式は新車登録からおおよそ3年以内の車を指します。

直接展示することで、流通コストを削減できるため、高値を提示します。

プリウスやヴォクシー、ノアなどの売れ筋車種は、特に高価買取が見込めます。

 

社外パーツは他社買取店ほど評価されない

T-UPでは、アルミホイールや足回りなどの社外パーツは他社大手買取店ほど評価されません

実際、筆者が持ち込んだレクサスも社外品のアルミホイールを付けていましたが、担当者によると、プラス材料にならないとのことでした。

T-UPで買い取った車両の一部は、トヨタの中古車販売店で展示されますが、その際に展示する車は極力ノーマル(社外パーツが無い)状態のほうが良いとのことです。

確かに、トヨタのU-carセンターではノーマル車両がほとんどです。

よって、社外パーツを付けている車はビッグモーターやガリバーなどの他社大手買取店に依頼するほうが良いです。

 

より高く売りたい場合は一括査定を利用する

上記のように、T-UPの買取金額は「ビッグモーター」や「ガリバー」に比べると安いことが多いため、とにかく高く売りたい場合は、下記のような一括査定を利用して、「ビッグモーター」や「ガリバー」を比較することをおすすめします。

カーセンサーネットはリクルート社が運営しており実績があるとともに、大手買取店を簡単に絞り込んで依頼できます。

カーセンサーネット公式サイト

 

複数買取店との交渉が面倒な場合は、オークション方式の買取サービスがおすすめ

一括査定で複数買取店に依頼すると競合することで高く売れるという反面、複数買取店と商談する労力が掛かります。

そのような交渉は面倒だし、複数買取店に個人情報が流れるのはちょっと・・・という場合は、ユーザーの車を欲しい複数買取店がネット上のオークションで入札するという新しい買取サービスがあります。

オークション方式の買取サービスは、ユーザーの車を欲しい買取店(販売店)が直接買い取ることで、流通コストを削減して高く売れるというものです。

オークション方式の査定サービスを展開する「セルカ」では、ディーラーの下取りより76万円も高く売れたという実績があり、ハマれば高く売れると評判が高まってきています。

 

※セルカHP 売却事例実績より

「セルカ」の査定を受けるのみ出品でき、個人情報が複数買取店に流れないというメリットもあります。

「セルカ」はオークション方式の買取サービスとしては後発ですが、認知度を上げるため、約6,000社の提携買取店に積極的な入札を呼び掛けています。

査定料や出品料は無料のため、興味がある方は下記専用サイトより依頼してみてください。

↓ セルカに査定依頼してみる ↓

 

最後に

トヨタはグループにトヨタオートオークション(通称TAA)というオークション会場を持っています。

T-UPはTAAと連携した買取を促進し、連携するメリットをより全面に出せば、買取台数はもっと増えるはずです。

実際、ラビットはオートオークション会場大手のUSSとの連携から買取台数を伸ばしています。

トヨタが戦略を変えて、中古車買取にもっと力を入れるのであれば、T-UPの買取金額は高くなると思われますが、現状では「ビッグモーター」や「ガリバー」に買取金額や買取台数で劣っています。

T-UPは「しつこい営業をがされない」とか「取引に安心感がある」というメリットはありますが、少しでも高く売りたいのであれば、他社大手買取店かオークション方式の買取サービスを利用したほうが良いと思います

 

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