車の査定書とはどのようなものでしょうか?また、車の査定書とはどのようなときに必要になるのでしょうか?車の査定書が必要になる場合は以下のケースがあげられます。
・破産や倒産などで、車の資産価値を証明しなければならないため
・会社の車を売却する際に稟議で必要になるため
車の査定書は、中古車買取業者に査定を依頼した上であれば簡単に発行してもらえます。
本日は車の査定書とはどのようなフォーマット・書式のものなのか、そして発行にあたっての費用がかかるのか?など車の査定書に関することを、中古車業界に15年所属した筆者が紹介してまいります。
車の査定書とはどんなものなのか?
車の査定書とは現在の車の価値を書面で表したものです。
下記に実際の査定書ひな形のダウンロードファイルをサンプルとしてご用意いたしました。
ダウンロードはこちらから:車の査定書サンプル(Word形式)
査定書のイメージ
査定書の項目
査定書の項目は、下記のように一般的な車の項目がある程度です。
①メーカー
②車名
③グレード
④色
⑤型式
⑥車台番号
⑦走行距離
⑧査定金額
下段に発行した買取業者の名前と社判(会社印)が押されているものが一般的です。
査定書は買取業者からもらえるのか?
買取業者は基本的には査定書を出したがりません。なぜならその書面をもとに他社と比較されることを嫌がるからです。そのため、査定書を依頼する時には査定書が必要な理由を明確にして依頼する必要があります。
必要な理由とは会社の稟議で必要であるとか、決裁権を持った人に明示する必要があるなどがよいでしょう。「査定書が無ければ検討してもらえない」と説明をすればだいたい発行してもらえます。
実際、破産時などでは破産管財人に車の資産価値を示す書面が必要となるため、査定書で対応することが通常です。
万が一、それでもだめな場合は財団法人日本自動車査定協会に依頼しましょう。
有料で査定書を発行してもらえます。発行の費用は車種により異なりますが5,000~9,000円程度です。
査定書の発行に料金はかかるのか?
買取業者に査定書の発行を依頼した場合は費用はかかりません。ただし、買取業者によっては全く対応してくれない所もありますので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。車の値段は変動するため、書面で残さないという説明をされる買取業者が多いです。
先にも述べたとおり、日本自動車査定協会に依頼した場合は、有料です。
買取店は査定書を出したがらない
買取業者は基本的に車の査定書を出すのを嫌がります。理由は査定書をもとに他社と比較されるのを嫌うからです。単に面倒ということもあります。
査定書の発行をお願いする時は、はっきりと必要な理由を言いましょう。単に個人で他社業者と値段を比較するためという理由では査定書を出してもらえません。
査定書を出す出さないは、営業担当者の手間だけですので、正当な理由があると判断してもらえたら、無料で出してもらえることがほとんどです。
複数の買取業者からの査定書が必要な場合は、下記の様な一括査定サービスで申し込みを行い、依頼することをお勧めします。
実際の査定額がわかる入札サービスとは
査定書というカタチでなくても、ネット上で実際の買取額がわかるサービスもあります。
それは、ネット上のオークションで複数の買取業者が入札方式で買取を行う「ユーカーパック」というサービスです。
1回査定を受けるだけで、最大8,000社の買取業者から入札を受けられ、一括査定サービスよりも高く売れると評判が上がってきています。
査定書という書面では提示されませんが、ネット上で入札額が確認できるため、車の評価額がデータとして残ります。
入札の経過もデータとして確認でき、複数業者が競り合った結果、最も高く入札した業者に売却できるということで、足元を見られることもありません。
査定料や出品料、落札料は無料のため、時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。