自分の車が高く売れる車かどうか気になりませんか?
高く売れる車とはどんな車なのでしょうか。車種としてはランドクルーザープラドやハリアーなどのSUV、ミニバンのアルファード、エルグランドなどが高く売れる車です。また、スポーツカーも相場が落ちにくく高く売れます。ただし、同じ車種でもグレードや外装色、装備品によって金額が大きく変わってきます。
本日は高く売れる車について、車種別新車価格残存率のデータを参考にしながら、タイプ別、メーカー別の特徴も踏まえて解説していきます。
どんな車種が高く売れるのか
車が高く売れる要素としては、車種、グレード、外装色、装備品、状態など複数の要素があり、一概に特定の車種が必ず高く売れるという訳ではありません。ただし、車種によって相場が落ちにくい若しくは落ちやすい車種があり、高く売れやすい車種はわかります。
下記は、新車から約6年経過した主要車種の買取価格が新車価格比(残存率)で高い順に並べた表です。走行距離は年1万キロを想定し、車の外装色や状態は考慮していません。軽自動車、商用車、輸入車は除いています。
カテゴリ | メーカー | 車種 | グレード | 買取価格 (万円) |
新車価格 残存率 |
SUV | トヨタ | ランドクルーザープラド | TX | 218.5 | 62% |
スポーツ | 日産 | GT-R | プレミアムエディション | 510.1 | 57% |
スポーツ | 三菱 | ランサーエボリューション | X GSR | 219.7 | 57% |
SUV | トヨタ | ハリアー | 240G | 138.6 | 55% |
ミニバン | トヨタ | アルファード | 240S | 167.1 | 53% |
スポーツ | ホンダ | シビックタイプR | ユーロ | 145.6 | 51% |
ミニバン | 日産 | エルグランド | 250ハイウェイスター | 154.2 | 48% |
ミニバン | トヨタ | エスティマ | アエラス | 127 | 45% |
スポーツ | 日産 | フェアレディZ | 標準 | 157.5 | 44% |
SUV | スバル | フォレスター | 2.0X | 85.4 | 44% |
SUV | 三菱 | パジェロ | エクシード | 164.2 | 42% |
スポーツ | マツダ | ロードスター | NR-A | 96.6 | 41% |
SUV | 日産 | エクストレイル | 20GT | 120.1 | 40% |
ミニバン | トヨタ | ヴォクシー | Z | 85.8 | 39% |
ミニバン | ホンダ | ステップワゴン | G | 77.2 | 39% |
ミニバン | ホンダ | オデッセイ | M | 97.6 | 38% |
セダン | トヨタ | クラウン | 2.5アスリート | 146.6 | 36% |
ミニバン | トヨタ | ウィッシュ | S | 69.6 | 35% |
SUV | ホンダ | CR-V | ZX | 92.4 | 35% |
ミニバン | 日産 | セレナ | ハイウェイスター | 77.8 | 33% |
SW | マツダ | アテンザ | 25S | 77.2 | 33% |
エコカー | トヨタ | プリウス | S LEDエディション | 70.7 | 32% |
ミニバン | ホンダ | フリード | G | 51.1 | 32% |
ミニバン | マツダ | MPV | 23S | 81.6 | 32% |
SW | スバル | レガシィ | 2.5GT | 87.4 | 31% |
セダン | トヨタ | マークX | 250G | 77 | 30% |
ミニバン | ホンダ | ストリーム | TS | 55.1 | 29% |
セダン | 日産 | フーガ | 250GT | 119.5 | 29% |
SW | ホンダ | アコード | 20TL | 76.3 | 29% |
ミニバン | 日産 | セレナ | 20S | 58.3 | 28% |
コンパクト | 日産 | キューブ | 15G | 49.4 | 27% |
セダン | トヨタ | クラウン | 2.5ロイヤルサルーン | 105.2 | 27% |
コンパクト | マツダ | アクセラ | 20C | 49.2 | 27% |
コンパクト | スズキ | スイフト | XG | 30.6 | 26% |
SW | トヨタ | カローラフィールダー | 1.8エアロツアラー | 49.8 | 25% |
コンパクト | スバル | インプレッサ | 2.0i | 44 | 24% |
セダン | ホンダ | レジェンド | 標準 | 143.9 | 24% |
コンパクト | ホンダ | フィット | L | 30.3 | 21% |
エコカー | ホンダ | フィットハイブリッド | 標準 | 31.6 | 21% |
コンパクト | トヨタ | ヴィッツ | F | 24.4 | 20% |
エコカー | ホンダ | インサイト | L | 36.7 | 19% |
コンパクト | マツダ | デミオ | 13S | 23.2 | 18% |
コンパクト | 日産 | ノート | 15G | 25.8 | 16% |
コンパクト | トヨタ | ラクティス | G | 23.5 | 16% |
コンパクト | 日産 | ティーダ | 15G | 25.3 | 14% |
SW | 日産 | ウィングロード | 15M | 24.6 | 14% |
コンパクト | 日産 | マーチ | 12S | 11.1 | 12% |
コンパクト | 三菱 | コルト | リミテッド | 5.2 | 5% |
※買取価格はナビクル買取・下取相場より
SW=ステーションワゴン
買取価格はおおよそですが、上位の車種のほうが下位の車種に比べて価値が下がりにくく、高く売れやすいと言えます。
高く売れるタイプ(カテゴリ)とは
高く売れるタイプとしては、SUVがあげられます。SUVとはスポーツ用多目的車を言い、主に車高が高い4WD車を指します。トヨタのランドクルーザープラド、ハリアーは特に相場が高いです。レクサスのNXやRXも相場が高いです。
SUVは海外でも人気が継続しているので、今後もこの傾向が続くと思われます。
また、スポーツタイプも高く売れます。日産GT-RやホンダS2000、三菱ランサーエボリューションなどは買取価格が高く、相場が落ちにくいです。マツダロードスターやホンダシビックタイプRなども買取相場が高いです。
ファミリー層に人気のミニバンタイプも相場が落ちにくいです。中でもトヨタアルファード、エスティマ、日産エルグランドなどの人気が高く、買取価格が高めとなっています。
コンパクトカーは小売価格(再販価格)が安価なため、高く売れにくいです。
高く売れるグレードは
同じ車種でも排気量や装備品、エクステリア(インテリア)のデザイン(質)の違いなどでランクが分かれています。その分かれたランクをグレードと呼びます。
グレードによって人気があるものとそうでないものがあります。よく売れているグレードが人気のグレードであり、相場が高いです。日産のミニバンであれば“ハイウェイスター”、トヨタクラウンの“アスリート”、ホンダオデッセイの“アブソルート”などのスポーティグレードが高く売れます。
あくまで参考ですが、上記表のようにクラウンの“アスリート”と“ロイヤル”では新車価格比で9%(41万円)、セレナの“ハイウェイスター”と“20S”では5%(19万円)の開きが出ています。
メーカーの特別グレードや専用エアロパーツが付いている車も高く売れます。トヨタのG’z、モデリスタや日産のオーテック、ホンダのモデューロ、スバルのSTiなどがあります。
高く売れる装備品は
高く売れる装備品として新車時のナビ、サンルーフ、レザーシートがあります。特に高額車両では買取金額に大きく影響します。
後付け(社外品)のナビゲーションやレザーシートカバーはほとんど買取価格に影響しません。
高く売れる外装色は
最も高く売れる外装色は黒(ブラック)です。その次は真珠白(ホワイトパール)です。新車購入時の真珠白(ホワイトパール)はメーカーの特別色であり、追加料金(3万円程度)が発生します。そのため、売る時のことを考えると黒(ブラック)を選ぶほうがお得です。
あまり流通していない色であるピンクや黄色などは、再販がしにくいという理由からマイナスとなってしまいます。
高く売れるメーカーは
メーカー別にみると、シェアNO1であるトヨタの車が高く売れる傾向にあります。海外でもトヨタ車の人気は高いため、輸出目的で高く売れることが多いです。輸入車ではメルセデス・ベンツやアウディの人気が高くが高値で売れやすいです。
逆に三菱車は燃費不正問題から相場が下落傾向にあり、高く売れにくいです。マツダは昔は人気が低く買取も安価でしたが、近年はデザインの良さから人気が高まり、高く売れるケースが多いです。
車をより高く売るために押さえたい2つのポイント
高く売れやすい車、そうでない車に関わらず車をより高く売るために押さえておきたいポイントは下記2つです。
① 車をキレイにしておく
車をキレイにしておくことは重要です。特に内装の状態によって査定額が大きく変わります。内装がひどく汚れていたり、臭いがキツいという場合は査定額が大きく下がります。100万円クラスの車でだいたい10~20万円程度は下がります。
逆にキレイだとプラスになります。内装の状態が良いと、次に売れやすいと判断され、査定のプラスポイントとなります。
シートにシミがあるとか、ペットの臭いがあるという場合は、極力落としておいたほうが良いです。灰皿なども査定時に必ずチェックされるため、吸い殻などはキレイにしておくことをおすすめします。
② 付属品をそろえておく
新車時の保証書(整備手帳)やスペアキーなどの付属品は重要です。保証書や整備手帳がきちんとそろっていると次に売りやすいため、査定時には必ず確認されます。
スマートキーのスペアは、再作成が難しいため、無い場合はマイナスの査定となります。
アルミホイールやマフラーなどのパーツを社外品に替えている場合は、純正部品をそろえておいたほうが良いです。
純正部品があると、次に販売しやすいためプラス査定となります。
査定時には必ず確認されるため、自宅等に保管している場合は前もって確認しておくことをおすすめします。
最後に
車が高く売れるためには、車の状態も大事になりますが、車種、年式、走行距離でおおよその相場は決まっています。自分の車が高く売れるかどうか相場を調べたいという時はネット上で瞬時にわかるサイトがいくつかあります。下記記事を参考に調べてみてください。
実際に高く売れるか買取業者に確認したい時は、カーセンサーネットを利用して複数業者に依頼することをおすすめします。
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