不動車を高く売るにはどうすればよいのでしょうか?
不動車と一口に言っても、色々なケースがあり、ケースごとに得意な買取業者が異なります。
車が動かないもしくは動かせないよくあるケースは下記8つです。
ケース② ガソリンが入っていない
ケース③ 車検が切れている
ケース④ メインヒューズが切れている
ケース⑤ セルモーターが故障している
ケース⑥ 水没していた
ケース⑦ エンジンが焼き付いている
ケース⑧ 事故をしている
動かない理由のわからないまま買取業者に任せると安く買い叩かれる恐れがあります。
理由によっては買取金額に影響しない場合も多いので、よくある車が動かないケースを把握しておくことをおすすめします。
本日はよくある車が動かない若しくは動かせない8つのケース毎におすすめできる買取業者について解説していきます。
動かないケースによっては不動車買取専門業者に任せる!
車の動かないケースによっては、不動車買取専門業者に任せたほうが良いです。
不動車買取専門業者とは、その名の通り不動車を専門に買取する業者であり、不動車に関するノウハウや買取実績を持っており、大手買取業者でも値段が付けられない車も買取できます。
各ケースごとに大手買取業者に任せたほうがいいか、不動車買取専門業者に任せたほうがいいかを一覧にした表が下記になります。
各ケースごとの詳細を解説していきます。
ケース① バッテリーが上がっている
車が動かない理由の大半がバッテリー切れです。長い間乗らなかったり、気温が低くなるとバッテリーが切れることがよくあります。ただ、バッテリーが切れているだけでは買取査定に影響しません。
査定時に業者がバッテリーをつないでエンジンが掛かれば全く問題ありません。
バッテリーが切れていても売却には支障がなく、新品にする必要はありません。
バッテリー上がりの場合は、大手買取業者への依頼で問題ありません。
ケース② ガソリンが入っていない
エンジンが掛からない理由のひとつにガソリンが入っていないことがあります。こちらは、ガソリンを入れれば問題ないので、買取金額に影響することはありません。
大手買取業者への依頼で問題ありません。
ただし、長期間放置されて乗っていない車はガソリンが劣化(変質)してしまい、エンジンが掛からないことがあります。その場合は、ガソリンの入替作業などが発生するため、買取査定にマイナスとなる可能性が高いです。
ケース③ 車検が切れている
車検が切れているだけでは買取査定に影響はありません。車検が切れていても売却には問題がないため、新たに車検を取らずにそのまま売却することをおすすめします。
出張査定も問題なく受けられます。車の引き渡し時も業者が陸送や仮ナンバー(臨時運行許可証)を使用するため、特に問題はありません。
車検が切れている車の注意点は下記記事にまとめていますので、参考にしてください。
車検切れの場合は、大手買取業者への依頼で問題ありません。
ケース④ メインヒューズが切れている
ヒューズとは規定以上の電流が車の電気回路に流れた時に、安全のため電流を遮断する装置です。メインヒューズが飛ぶ(切れる)とエンジンが掛かりません。バッテリーのプラスとマイナスを逆に接続してしまうことで、ヒューズが飛ぶことがあります。一般の車には約50~60のヒューズが付いています。
また、社外品のライトや内照灯をつけたときにヒューズが切れることがあります。こちらは、配線に問題がある可能性が高いです。ヒューズが切れる時は根本原因を解決しないとすぐに再発します。原因がわからない場合は修理業者に見せたほうがよいでしょう。
車が動かない理由がヒューズの断線のみであれば買取査定に影響はありません。
ケース⑤ セルモーターが故障している
エンジンを始動させるために、最初の爆発を起こさせるパーツがセルモーターであり、セルモーターが故障しているとエンジンが掛かりません。
エンジンキーをひねっても、「キュキュキュキュ」というセルモーター音が鳴らない場合は、セルモーターの故障の可能性があります。
ただし、バッテリーが上がっているとエンジンキーをひねっても反応しません。オーディオなどの電装系は動いていてバッテリーは問題ないけれど、エンジンキーをひねっても反応が無い場合は、セルモーターの故障の可能性が高いです。
セルモーターの寿命は約15万キロと言われています。10万キロ以内であれば、セルモーターが故障している確率は低いです。
セルモーターの修理は大手買取業者でも対応できるため、大手買取業者に任せることで問題ありません。
大手買取業者に査定依頼する時は、下記カーセンサーネットを利用すると簡単に依頼ができます。リクルート社が運営しており、実績や信頼度にも定評があります。
筆者の経験上では、「ビッグモーター」が最も高く買い取る確率が高いので、「ビッグモーター」を含めて依頼することをおすすめします。
複数の業者を比較するのは面倒という方は1社のみに依頼することも可能です。
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ケース⑥ 水没していた
台風時の大雨などで車が水没することがあります。
水没して動かない車は不動車買取専門業者に依頼することをおすすめします。
なぜなら、水没した車(水没車といいます)はオートオークションでは評価が著しく下がります。大手買取業者はオートオークションの相場を基準に買い取るため、水没車の提示金額は安いです。
その点、不動車買取専門業者は独自の再販ルートを持っているため、大手買取業者より高く買う確率が高いです。
過去に水没していても水に浸かった程度により、エンジンが掛かる場合があります。
その場合、業者には水没していた旨を査定前に申告したほうがよいでしょう。買取契約後に水没車であることが分かった場合、業者から買取金額の減額を要求されトラブルになることがあります。
ケース⑦ エンジンが焼き付いている
エンジンにオイルが入っていない状態で長い期間走行するとエンジンが焼き付いて、掛からなくなることがあります。
この場合はオーバーホール等の修理費用が高くつきます。
水没車と同様にオートオークションの評価が著しく下がりますので、不動車買取専門業者に依頼することをおすすめします。
ケース⑧ 事故をしている
事故を起こして足回りなどの車のパーツが破損し動かないときは不動車専門買取業者に依頼することをおすすめします。事故を起こしたそのままの状態の車は、現状事故車といい、オートオークションの評価が著しく下がります。
大手買取業者では現状事故車の評価がつけづらいため、輸出等の再販ルートを持った不動車専門買取業者のほうが高値をつける確率が高いです。
不動車買取専門店でおすすめなのは「株式会社タウ」です。不動車買取業界最大級の規模を持っており、ノウハウや実績に定評があります。
車が動かない理由がわからない場合でも丁寧に応対してくれるため、不動車の売却を検討している方は一度問い合わせてみることをおすすめします。
しばらく乗っていなく、なぜエンジンが掛からないかわからない!
そもそもエンジンが掛からない理由がわからない!という場合は、とりあえず買取専門店を呼んでみることで良いです。
だいたいプロが見れば、原因はわかりますので、原因がわかってから検討することで良いと思います。
廃車と思われる車でも大丈夫!
年式が古く、内外装もボロボロで動かない・・・という場合でも、値段が付く可能性もあります。また、各種税金が返金されることもあります。
不動車買取専門業者はパーツごとに価値を見出し、車は動かなくても高値を付ける場合もあるため、一度依頼してみることをおすすめします。
不具合の個所がわかっており、とにかく廃車にしたい!という場合は、廃車時の手続きや各種税金の還付について、下記記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
最後に
車が動かなくても、買取金額に影響しない場合も多いです。車が動かない理由がわからない場合に買取業者まかせにしてしまうと、適正な金額で買取がされないことがありますので、事前に原因を調べることをおすすめします。
動かない車を売る時は、動かない原因に合わせた業者を選定することが重要です。
とはいえ、一定期間車を動かさなくて車が急に動かなくなった場合は、バッテリー上がりの可能性が圧倒的に多いです。筆者の経験上も、「車が動かずどうにかしてほしい!」という依頼で行ってみるとバッテリー上がりのことが大半でした。
事故や水没、エンジンが焼き付いた以外の場合は、とりあえず大手買取業者に依頼することをおすすめします。
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