外車(輸入車)を高く売るにはどうすればよいのでしょうか?
ガリバーやビッグモーターなどの大手買取業者に任せるのが良いのでしょうか?
結論から言うと、大手買取業者より外車買取専門店に任せたほうが高く売れる確率が高いです。なぜなら、外車は国産車に比べて再販が難しく、大手買取業者では高値を出しづらいためです。
また、外車は国産車に比べて機関系の不具合が多く、買取後にトラブルになることも多いです。
本日は、外車を高く売るには外車買取専門店が有利な理由と、売却時の注意点を中古車業界に15年所属した筆者が解説します。
外車は国産車に比べて値落ちが激しい
下記の表は国産車と外車の価格帯別販売価格と買取価格の概算差額です。
外車は国産車に比べて販売価格と買取価格の差額が大きいです。
外車の販売時は利益を大きく乗せるため、買取価格と販売価格の差が大きくなります。
理由としては、外車は国産に比べて納車後のトラブルが多く、何かあった場合に高額な修理代を保証しなければならないため、前もって利益を乗せておくということがあります。また、外車の相場は下がるのが早いため、1台あたりの利益単価を上げておくという理由もあります。
外車買取専門店が高く買い取れる理由
外車専門店が高く買取が出来る理由は大きく3つあります。
①独自の販売ルートを持っている
専門店は独自の販売ルートを持つことで、オートオークションを通さず中間マージンを省くことが出来ます。
販売ルートを持っていることは重要です。外車を特定のディーラーや専門店から購入する人は多いです。そのほうが安心できるからです。
そのため、一般の販売店よりも利益を削って販売でき、結果として高価買取につながります。
②外車買取のノウハウがある
外車の買取にはポイントがあります。ポイントとは、車種のグレードや装備、車両の状態のことです。
特に珍しい車種となると、その車種に精通している人しかわからないようなポイントがあり、専門店はそのような知識を蓄積し、買取に活かしているため、大手買取店と価格差が出てきます。
③外車の整備に自信がある
外車は買い取ってすぐに機関系に不具合が出ることがあります。外車の整備は国産と比べて特殊です。専門店であれば、自社若しくは提携修理工場などですぐに対応することが出来ます。
大手買取店では修理はほとんど外注です。また、買い取ってすぐの不具合は、大手買取店の契約上売り手の責任とされることが多く、トラブルの基となります。
外車が大手買取店で安価な理由
大手買取店では外車のオークション相場を読み切れず、利益が確実に見込める金額を提示せざるを得ないという現状があります。大手買取店が外車の相場を正確に把握にするのは非常に難しいです。
なぜなら、大手買取店が買取価格の基準とするオートオークションの外車相場に高低差が大きいためです。高額の価格帯になるとなおさらです。
高低差が大きい理由は、主に外車ディーラーが状態の良い車両を高く競り落とすからです。バックオーダーを持っていることで高く競り落とすこともあげられます。逆に人気が無い車種や、状態の悪い車両は極端に安くなります。
また、外車の相場を読むには豊富な知識が必要であり、仕入れ担当者の知識不足ということもあります。さらに、外車は国産車より査定の難易度が高いため、大手買取店の経験が浅い営業マンでは車の状態を正確に把握できなく、高値を出しにくいという理由もあります。
筆者の所属していた大手買取店でも、高額な外車となると、読んでいた相場と実際の落札価格が数十万円違うということもザラにありました。
年式の古い車両や珍しい車種は流通台数が少なく、プレミアが付くことも多いです。このような車両は特に一部のユーザーからの指名買いが多く、オークションに出回らないため、大手買取店では高値を出しづらいという現状があります。
外車を高く売るための3つのポイント
外車を高く売るためのポイントは3つあります。
①付属品を前もって用意しておく。
外車の付属品は高く売るためのポイントです。付属品とは購入時の保証書、整備手帳、取扱説明書やスペアキーなどです。特に保証書と整備手帳はあるかないかで、再販する際の信用度が変わってくるため重要です。
整備手帳の記録が多ければ多いほど、信用度が高まります。高額車両であれば、専用車検証ケース、専用工具なども重要です。
②社外品を付けている場合は、純正部品を用意しておく。
外車を販売する際には、ノーマル(メーカー純正)状態が最も販売しやすいです。そのため、アルミホイールやマフラー、足回り、オーディオ等が社外品の場合は、純正部品があることが望ましく買取価格にも影響します。
社外品にはロックナットなどの専用の付属品が付いている場合もありますので、そちらも用意しておいたほうが良いです。
③内装をキレイにしておく
車の内装をキレイにしておくことは意外と重要です。査定時にはシートの汚れや室内の臭いを念入りにチェックされます。内装の評価が下がると高くは売れません。
筆者の経験上、内装の評価が下がると10~20万円は金額が下がります。
シートのシミがひどいとかペットの臭いがするという場合は極力落としておくことをおすすめします。市販のシートクリーナーや消臭剤を使用するレベルで大丈夫です。
タバコを吸われる方は灰皿もキレイにしておいたほうが良いです。タバコのヤニで天井が汚れていると大きなマイナスポイントとなります。
外車を売る際の注意点
外車を売る際に車両の不具合箇所がある場合は、事前にすべて告知しておいたほうがよいです。外車は国産車に比べて、機関系の不具合が起きやすいです。
査定直前に不具合が発覚したけれど、査定時には現象が出なかった、という場合でも正直に申告しておいたほうがよいでしょう。買い取った後に不具合が発覚し、トラブルとなることは意外と多いです。
ベンツ、BMW、アウディは特に高く売れる可能性大
外車メーカ-別に見ると、特に高く売れる確率が高いのはベンツ、BMW、アウディです。下記表のとおり、新車登録台数が好調であり、筆者の経験上中古車市場での人気も高いです。
最後に
外車は国産車と異なり、相場の変動が激しいです。そのため、大手買取店では少しでもリスクを回避しようと買取価格を抑えることが多いです。
また、外車を正しく評価するためには相応の経験やスキルが必要です。そのため、そのような買取のノウハウを持った専門店のほうが高い値段を提示する確率が高いです。
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「オークション方式の買取サービス」とは、ユーザーの車に興味がある複数の買取店がネット上のオークションで直接入札することで流通コストを削り高く売れるという新しい買取サービスです。
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