ネクステージの年収は高め!業務内容と福利厚生を徹底解説

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ネクステージ

車販売買取大手ネクステージの年収や働く環境はどのようなものなのでしょうか?

ネクステージの直近で公表されている平均年収は540万であり、業界他社に比べて高めです。

特に営業のインセンティブが他社に比べて高く、トップ営業ともなるとインセンティブだけで月100万円程度、営業全体平均でも約16万円(2019年3月実績)と、やればやっただけ評価される給料体系となっています。

一方働く環境は、平均残業時間が20時間強と少ないことや、車業界では珍しく月2回は土日祝日に休みが取れるということで、ワークライフバランスにも配慮されています。

少子高齢化やシェアリングサービスの台頭等で中古車業界は厳しいと言われる中、ネクステージは従業員の働く環境を整備し、満足度を上げることで、業績の拡大につなげています。

本日は、急成長を継続するネクステージの業務内容や給料体系、働く環境について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 





ネクステージの平均年収は540万円と競合他社より高め

ネクステージの直近での平均年収は540万円であり、下記のように同業他社に比べて高めです。

※数値は各社有価証券報告書より

540万円という平均年収は間接部門を含めた平均であり、営業部門の平均年収はより高いです。

ネクステージの給与体系は成果に応じたインセンティブの比率が高く、トップ営業マンのインセンティブは月100万程度にも上り、営業全体の平均インセンティブも約16万円と高めです。

ネクステージの平均年齢は29.8歳と若く、20代という年齢で販売店や買取店の店長・副店長となるケースも多いとのことです。

副店長となると年収で約600~700万円となり、年収の高い商社や金融系の大手企業と比べてもそん色ない水準です

営業職の年収レコードは1,200万円ということで、やればやっただけ評価される給与体系になっています。

 

ネクステージの規模は業界第3位

ネクステージの設立は1998年と若い企業ながら急成長を継続しており、「ビッグモーター」「ガリバー」に次ぐ業界第3位の規模となっています。

下記のように長年業界を引っ張ってきたガリバーの売上を追随しており、東京証券取引所一部にも上場しています。

※単位(億円)売上数値は有価証券報告書より

発行済株式数×株価で表される時価総額ではネクステージはガリバーを上回り業界トップです。

ネクステージは「大企業に入るより、ともに大企業を創ろう」というスローガンにより、2030年までに売上高1兆円を必達すると宣言しています。

直近2021年11月期では、コロナウィルス感染症の影響もある中、売上2,912億円、営業利益136億円と過去最高の売上と利益をたたき出しています。

中古車販売買取のみならず、マセラティやジャガーなどの高級輸入車ディーラー店も展開しており、今後も規模の拡大が見込まれています。

 

福利厚生に注力

ネクステージは離職率を下げるために福利厚生に注力しています。

退職金制度を整備したり、コミュニケーション促進のために懇親会費を支給(3カ月に1回4,000円)するなど、業界他社ではあまり例がない福利厚生制度があります

働く時間は月の平均残業で約23.5時間ということで、残業が多い買取営業や販売営業としてはだいぶ低い水準となっています。

また、営業スタッフでも月2回は土日祝日に休みが取れます。

土日祝日は業界のかき入れ時であり、営業が休みなんてあり得ない!という昔ながらの風習が残る中で、休みがしっかりと取れるのは珍しいです。家族持ちには特にありがたいかと思います。

 

3つの職種別の業務内容

ネクステージの売上を生み出す3つの職種別の業務内容は下記となります。

①車販売部門

ネクステージの各販売店(「総合店」「中型店」「SUV LAND」「ユニバ―ス」「新車ディーラー」)で車を販売することが主な業務です。

顧客のニーズに合った多種や多様な車を紹介できるメリットがあり、一度信頼関係を築ければ長くに渡って付き合いができます。

車の販売は販売した後でも、定期点検や車検、保険の切り替えなど顧客との接点が多く、長期間付き合いができるかがポイントとなり、自身の成績にもつながります。

ネクステージは売れ筋の良質車を多数保有しており、メーカーから未使用車を大量に仕入れていることから、販売がしやすいという特徴があります。

一方で、ネクステージは保証やコーテイングなどの付帯収益に力を入れており、販売時の営業を強く求められます。

販売時のローンや任意保険も含めてどれだけ付帯収益を上げられるかが、自身の評価に反映されるため、相応のプレッシャーがかかります。

 

②車買取部門

売却を希望する顧客から車を買い取るのが主業務です。

一括査定サイトからの問い合わせや店舗への来店客に商談をして車を買い取ります。

車の買取営業は単に値段を提示するだけでなく、自らの人間性を売り込み商談することで成約につながります。

法人の社長や医者、弁護士など普通にはあまり接点のない方と1対1で商談することもあり、フェラーリやランボルギーニなどの超高級車の査定もあります。

買取が成立した後は、自ら運転して引き取るという場合もあり、車が好きな人にとっては特に楽しいと思える瞬間です。

ネクステージの販売は好調であり、自社の販売店で直接販売する前提であれば、相場より高く買うことが可能です。

ただ、近年の中古車買取は競合が非常に激しく、5~10社と競合することも多くあります。都心部では個人を含む小規模の買取店も多く、すんなりと買取ができることはほぼありません。

営業数字を伸ばしていくには、人間性を売り込んでいく中でリピーターを増やしつつ、口コミから紹介での依頼を増やすことが必要です。

 

③整備部門

ネクステージで取り扱う車種は様々であり、色々な車の整備にあたることで経験が積めます。

輸入車に特化して経験を積みたい場合は、輸入車専門店ユニバースやボルボ、アウディなどの新車販売店で経験を積みことも可能です。

ネクステージの店舗は新しい店舗が多く、最新の設備を用いての整備ができます。

若くして責任あるポジションを与えられるネクステージでは、入社2年目にチーフメカニックとして活躍する方もいます。

ディーラー等に比べて仕事の自由度が高いという魅力もあるとのことです。

2級または1級の整備士資格を持っていいて、奨学金を受けている人は、その返還額を手当として月2万円まで支給してもらえる制度もあり、他社との差別化につながっています。

 

新卒採用を積極的に推進

ネクステージは毎年500人程度の新卒採用を継続的に行っていくということで、2019年度は562名の新卒採用を行っています。

新卒採用のみならず中途採用も積極的に行っており、独自の教育ツールを用いた研修に力を入れています。

若手向きの研修から、成績低迷者への研修まで多少な研修を年間延べ300回以上実施し、全社の底上げを図っています。

 

ネクステージの社風に向いているのはこんな方々

下記のような方々にネクステージの社風は向いています。

実力主義の環境の中で自分の力を試してみたい

若くても責任あるポジションを経験したい

成果を出した分だけ給料を多くもらいたい

ネクステージの平均年齢は業界他社に比べてもかなり若く、若いうちに責任あるポジションを経験する方が多いです。

成果を出せば出しただけ評価される社風であり、年齢や学歴に左右されず自分の力を試したいという方に特に向いています。

また、インセンティブの比率が高いため、成績が良いと給料にダイレクトに反映されます。単純に給料が多く欲しい!という方にも向いています。

 

最後に

ネクステージは給与水準を高めに設定するとともに、福利厚生を充実させ働きやすい環境を創ることで、社員の定着化を図っています。

営業会社であるため、数字へのプレッシャーは厳しいものの実績を出せばその分評価されるため、各営業スタッフへのモチベーションにつながっているとのことです。

数字があまり出ない人には、研修でフォローするなどの配慮がされており、東証一部上場企業ということで、体制がしっかり構築されています。

中古車業界としては最も勢いのある会社のため、業界への就職・転職を考えている方は検討する価値はあると思います。

中古車業界では、上位3社(ガリバー、ビッグモーター、ネクステージ)の寡占化を進むと見られており、中でもネクステージの成長率は高く、その勢いはしばらく継続しそうです

全国での新規店舗出店も継続しており、新しい環境でチャレンジしたいという人にも向いています。

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