中古車販売大手「ネクステージ」と「ウィーカーズ」は豊富な在庫台数をウリに、多数の大型販売店を全国で展開し、国産・輸入車問わず中古車販売を強化しています。。
「ネクステージ」は直近での売上高が6,520億円(2025年11月期)と「ガリバー」を大きく上回り規模拡大を継続する一方、「ウィーカーズ」はビッグモーターから社名変更し、イメージ刷新を図るべくリスタートしています。
そんな、両社に共通する購入時の要注意点は下記3つがあげられます。
注意点② ローン金利が高め
注意点③ 有償の保証料が高め
また、両社とも販売時の付帯収益(諸費用)で多くの収益を上げており、オプションや有償保証の売り込みが強引という声もあり注意が必要です。
中古車業界での強引な売り込みはどこの会社でも大なり小なりありますが、営業マンによっては課されたノルマのため、かなり強引に営業されることがあります。
一方、売る(買取)場合はネクステージ買取好調(国内トップ)で勢いが継続しており、状態の良い車はネクステージに有利な傾向があります。
本日は、「ネクステージ」と「ウィーカーズ」の比較と、共通する注意点などを中心に買取時の優劣などをみていきます。
規模拡大を継続する「ネクステージ」
ネクステージは全国各地に大型販売店を多数展開することで、規模を拡大してきました。
ネクステージはガリバーなど他社大手に比べると、後発の会社ながら、急成長を遂げており、直近では6,520億円とガリバーの4,198億円を大きく上回る売上を記録し、2026年11月には6,840億円の売上を見込むなど、右肩上がりの成長を継続しています。
一方、ウィーカーズはビッグモーターの不祥事後、経営陣を入れ替え、ビッグモーターの資産(在庫等)を引き継ぎリスタートしています。
「ウィーカーズ」はオールジャンルに統一した店舗を展開しているのに対し、ネクステージは「SUV LAND」「ユニバース」など、車種カテゴリ毎に特化した販売店を展開しています。
ネクステージは全国での急速な新規出店を継続しており、今後しばらくは勢いが継続しそうです。
ミニバンやSUVなどを検討しており、同じカテゴリのたくさんの在庫を実際に見ながら探したい、という方はネクステージが適しています。
【購入】「ネクステージ」と「ウィーカーズ」に共通する購入時の要注意点3つ
両社とも購入時に共通する要注意点は下記3つです。
注意点① 諸費用が高め
ネクステージとウィーカーズも購入時に発生する諸費用が他社と比較して高めです。
両社とも車両価格は若干安めに設定し、購入時の諸費用を高めにすることで収益を確保しています。
諸費用とは購入時の名義変更手数料、整備費用、保証料、オプションなどであり、ユーザーの希望で外すことができる任意の項目もあります。
ネクステージでは、見積もりを取得すると、ほとんどの場合で車庫証明代行費用や希望ナンバー費用、コーティングオプションなどの任意の費用が含まれており、全て付けないと売ってもらえないの?と困惑する声もあります。
両社とも、収益を確保するための営業へのプレッシャーは相当のものであり、オプションや有償保証を強引に売り込みされるケースもあるため注意が必要です。
ネクステージの諸費用について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
注意点② ローン金利が高め
販売時のローン金利は基本ネクステージ、ウィーカーズともに6.9%であり、銀行や信用金庫などの安い金利に比べると高めです。
金利が高い理由は、金利の約半分程度がネクステージ、ウィーカーズの収益となっているためです。これは、他社のガリバー、カーチスなども同様です。
ネクステージ、ウィーカーズでローンを組むと手続きが簡単、とか審査が通りやすいというメリットはありますが、支払総額をおさえたい場合は、金利の安い他社ローンを組んだほうが良いです。
ローンを組む場合は、購入する販売店で必ず組まないといけない、ということはありません。
注意点③ 有償の保証料が高め
ネクステージ、ウィーカーズとも主に1年~3年という保証を有償で提供しています。
ただ、その際の保証料は他社に比べて高めです。
例として2,000CCの乗用車クラスで他社大手(ケーユー)と比較すると下記のような差が出ます。
高年式の車の場合、メーカーの保証(通常5年)を継承できるため、そちらと重複するようであれば加入しなくても良いかと思われます。ネクステージ、ウィーカーズともに、有償の保証は重要な収益源となるため、営業マンによっては強く勧められますが、不要な際はしっかりと断ったほうが良いです。
ネクステージの保証について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
【購入】ネクステージとウィーカーズの違い
| 比較項目 | ネクステージ | ウィーカーズ |
|---|---|---|
| 在庫の特徴 | 評価点4点以上の良質車中心。SUV在庫に特に強い | オールジャンル。在庫台数が多く選択肢が広い |
| 未使用車 | 多い(現行モデルの高年式車も豊富) | 多い(ビッグモーター時代から継続) |
| 店舗形態 | 車種カテゴリ別特化型(SUV LAND・ユニバース等) | オールジャンル統一型 |
| 車両価格帯 | 若干安め(その分諸費用で回収) | 一般的な相場と同等〜若干安め |
| 接客スタイル | 店舗により差あり | 丁寧な印象(信頼回復に注力中) |
購入目的でどちらを選ぶかは在庫次第です。SUVや高年式車・未使用車を探しているならネクステージ、とにかく多くの在庫から選びたいならウィーカーズという使い分けが現実的です。
【買取】買取はネクステージのほうが優位な傾向
ネクステージは自社の販売が好調なことを背景に、在庫仕入れのための買取も好調です。下記グラフのように買取台数は年々伸びていて直近では年間28.3万台となり、ガリバーの年間買取台数18.3万台を大きく超えて国内トップの買取実績となっています。(ウィーカーズの年間買取台数は非公表)
そのため、競合した場合もネクステージのほうがウィーカーズよりも高値を提示する確率が高いです。両社の買取の特徴をあげると、ネクステージは低走行のミニバン、SUV、輸入車に特に強く、ウィーカーズは高年式の人気車、軽自動車、対し、積極的に高値を提示してきます。
◆ネクステージ年間買取台数推移のグラフ
全国各地で買取店の出店も継続しており、今後もしばらくは勢いが継続しそうです。高年式や走行距離が少ないなどの自社の販売店で再販ができる車は特に高値を提示します。
実際に筆者がネクステージに車を売却した所感としては、下記3つがあります。営業のスタイルとしては、「ユーポス」のようなゴリゴリ営業するのではなく、提示する値段に自信を持っているためかスマートな接客の印象でした。
所感① 金額をはっきり提示する
所感② 提示金額が他社より高め
所感③ 契約後の減額がなく安心できる
ネクステージへの査定は下記公式サイトより依頼可能です。
筆者が実際にネクステージに売却した際の詳細は下記記事にまとめていますので、良ければ参考にしてみてください。
ネクステージ、ウィーカーズの両社に共通する注意点としては、自社の販売店ですぐ売れそうな見込のある車は積極的に高値を提示し、一方で販売店に不向きな車は高値を提示してこないという点があります。
低年式や走行距離の多い車で販売店向きではないと判断すると、高値を提示してきません。そのような車は、ユーポスやラビットなどの他社買取のほうが高いことが多いです。
複数買取店に査定依頼する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると、簡単に依頼できます。査定料は無料です。
ネクステージ、ウィーカーズに高く買い取ってもらうためのポイント2つ
ポイント① 車の内外装をキレイにしておく
ネクステージ、ウィーカーズとも次に販売しやすい車は高値を提示してきますので、車の内外装をキレイにしておくことは重要です。
特に内装の状態は細かくチェックされます。シートにシミがあるとか、内装の臭いがあるという場合は、極力落としておいたほうが良いです。
市販の中性洗剤や消臭剤を使用するレベルで構いません。
内装に問題があると判断されると、査定額が大きく下がりますので、前もって確認しておくことをおすすめします。灰皿が汚い、ペットの毛が落ちているなどもマイナスになってしまいます。
ポイント② 付属品をそろえおく
高く売るためには、スペアキーや整備手帳(保証書)などの付属品を揃えておいたほうが良いです。
特に、輸入車の場合は、整備手帳(保証書)の有無で次回販売時の信頼性につながるため、必ず確認されます。無い場合はマイナスとなります。
スペアキーもスマートキーなど再発行が困難な場合は、無いと大きなマイナスになるため、前もって確認しておくことをおすすめします。
また、ホイールやマフラー、足回りを社外品に変えている場合は、メーカー純正部品も付けておいたほうがプラスとなります。
査定時には必ず確認されますので、自宅の倉庫等で保管されている場合は、確認しておいたほうが良いです。
とにかく高く売りたい場合はオークション形式の買取サービスを利用してみる
とにかく高く売りたいという場合は、オークション方式の買取サービスを利用する方法もあります。
オークション方式の買取サービスとは、ネット上で買取店(販売店)が競り合うことで高く売れるという新しいサービスです。複数の買取店に個人情報が流れず、営業電話が掛かってこないという特徴もあります。
低年式や、走行距離が多いという、販売店向きではない車でも、買取店(販売店)のニーズに合致することでハマれば驚くほど高く売れる可能性があります。
オークション方式の買取サービスを展開する「ユーカーパック」では、提携する8,000社超えの買取店から入札を見込むことで、高値で売却できる可能性があります。
出品しても思うように入札が入らず売買が成立しない場合もありますが、査定料や出品料などの手数料は無料であり、興味がある方は試してみてください。
査定は下記公式サイトから依頼できます。
ユーカーパックについて詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
最後に
ネクステージの業績は順調であり、今後しばらくはこの勢いが続きそうです。
ただ、ネット上での口コミを見ると、販売時のオプションを強く勧められる、とか諸費用が高すぎるなどという声も散見されます。
一方のウィーカーズは、社名変更後の新サービスなどは現在構築中であり、今後の変革に期待がされています。
両社とも、販売時の諸費用やローン金利などは、交渉により総支払額を抑えることも可能です。
何も予備知識がないまま勧められるままに契約をしてしまうと、不要な出費がかさむこともありますので、契約時には詳細を確認し不要な費用は削ってもらうことをおすすめします。
また、買取時には自社の販売店で売れる見込みが高い良質車は高値を提示しますが、そうでない場合は積極的に値段を提示してきません。
そのため、ユーポス、ラビットなどのオークション販売での買取に強い買取店も含めて比較したほうが良いです。






