「楽天Car直販店」で車購入時のメリット・注意点を徹底解説

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楽天市場で有名な楽天は中古車の販売にも力を入れています。

楽天の車関連サイト「楽天Car」では、全国の中古車販売店と提携し、約10万台の在庫を掲載しています。

その中で、「楽天Car直販店」はネット上で、車選び~購入手続きが完結するEC(電子商取引)店舗であり、従来型の来店~商談というスタイルから一線を画しています。実店舗も存在しません。

販売契約から購入時のローンについても楽天グループ内でネット上にて完結でき、車業界のEC化が進むかどうかも注目されています。

ただ、「楽天Car直販店」の在庫台数は約60台(2021年8月現在)と、全体からするとごくわずかであり、利用者数はまだまだ少ないです。オープンしてから約1年が経過しますが、在庫台数の拡大は引き続き課題です。

「楽天Car直販店」以外の在庫を購入する際は、「楽天Car」サイトに出品している販売店との契約となり、「カーセンサーネット」や「グーネット」などの他サイトと購入時の流れは同じです。

「楽天Car直販店」の主なメリットは下記6つです。

メリット① 手続きがネット上で完結できる
メリット② 無料で保証(1年)がついてくる
メリット③ 楽天ポイントが貯まる
メリット④ ローン利用時の金利が安め
メリット⑤ 諸費用が細かく明示されている
メリット⑥ 納車後の返品可能

一方、主な注意点としては下記5つです。

注意点① 車両価格が若干高め
注意点② 在庫台数が少ない
注意点③ 実車が確認できない
注意点④ パーツ変更ができない
注意点⑤ 下取りができない

本日は、楽天の中古車EC店舗「楽天Car直販店」について、中古車業界に15年所属した筆者がメリットと注意点についてみていきます。

 






「楽天Car直販店」の6つのメリット

メリット① 手続きがネット上で完結できる

「楽天Car直販店」では、購入申し込み(契約)~手続きまでがネット上で完結できます。

車両の内外装情報は、「360°VIEW」と「数十枚に及ぶ詳細写真」で細かく確認できます。カーセンサーネットやグーネットに掲載されている車両よりも画像が多いです。

ローンで購入する場合も、系列の楽天銀行にて審査~申し込みが可能です。

全ての手続きが完了すると、あとは自宅への納車を待つだけということで、店舗に訪問するとか、営業スタッフと会話、交渉する必要はありません

 

メリット② 無料で1年の保証がついている

「楽天Car直販店」で車を購入すると1年間の保証が無料で付きます。

一般的に中古車販売店で購入する場合、保証は付いておらず、保証を付けるとなると有償となり、だいたい3~5万円程度の費用が発生します。

大手の「ビッグモーター」や「ガリバー」も同様です。

しかも保証の内容は、ナビやオーディオ等の電気系故障も対象となる充実した内容となっています。

2年、3年の保証は有償となりますが、その費用は1~4万円程度と他社に比べて安めです。

 

メリット③ 楽天ポイントが貯まる

「楽天Car直販店」で購入時には、100円で1ポイントが貯まりますが、期間限定ポイントして5~10倍のポイントが貯まります

車によっては、10~20万という大きなポイントが貯まり、楽天市場で利用することができます。

ポイントでカーナビやタイヤなどを購入することも可能です。

 

メリット④ ローン利用時の金利が安め

「楽天Car直販店」で購入する際にローンを利用したい場合は、楽天銀行オートローンを利用することができます。

その際の金利は年4.5%となり、ビッグモーターやガリバーなどの大手中古車販売店が勧めるローン金利(だいたい9%前後)より安いです。

手続きもネットで完結でき、手間が少ないという特徴もあります。

ただし、支払金利をとにかく抑えたいという場合は、より金利の安い銀行や信用金庫などの自動車ローンをおすすめします。

「楽天Car直販店」で購入するからと言って、楽天銀行でローンを組まなければならないということはありません。

 

メリット⑤ 諸費用が細かく明示されている

「楽天Car直販店」の車両情報には、「整備費用」や「登録費用」などの諸費用が細かく記載されています

諸費用を項目ごとに細かく記載している所はほとんどなく、カーセンサーネットやグーネットでも諸費用の内訳は載っていません。

昔から諸費用の内訳がよくわからない!という声は多く、諸費用を明示しない業慣習には疑問を持つ人が多いです。

諸費用の内訳を明示することは、ユーザーにとってわかりやすく、安心できます。

 

メリット⑥ 納車後の返品可能

「楽天Car直販店」で購入し後に、車が思っていたのと違っていた、とか、急な事情があって車を保有できない、という場合には車を返品することができます。

10日以内の連絡や納車後の走行距離が1,000キロ未満などの条件はありますが、返品することで車両本体価格全額が返金されます。

購入時の諸費用や、返品時の陸送費はユーザー負担となりますが、買取店に売却するよりは損失が少ないです。

 

「楽天Car直販店」の注意点5つ

注意点① 車両価格が若干高め

「楽天Car直販店」での車両販売価格は若干高めです。

楽天ポイントが多く貯まるということや、無料の保証が付いていることを考えると、その分の費用が予め載っているとも考えられます。

ネット上で購入が完結できるということで、リアル店のように担当者と直接値引きを交渉することもできません。

一方、諸費用は「ビッグモーター」や「ガリバー」などの大手中古車販売店の水準と同等です。

 

注意点② 在庫台数が少ない

「楽天Car直販店」の在庫は約60台(2021年8月現在)と少なく、車種も限定されています。

そのため、特定のグレードや外装色が欲しいという場合には、マッチする可能性が低いです。

オープン当初のため少ないとは思われますが、少なくとも1,000台以上の在庫にはならないと、利用者が限られると思われます。

 

注意点③ 実車が確認できない

「楽天Car直販店」では、購入前の実車確認はできません。

内外装の状態は画像で判断するしかありません。

画像で判断できない、内装の臭いやエンジン・下回りの状況等はチャットや電話で確認する必要があります

 

注意点④ パーツ変更ができない

「楽天Car直販店」では、納車前にナビやオーディオ、ホイールなどのパーツ変更をすることはできません。

タイヤなどの消耗品が劣化している場合は交換してくれますが、基本的には掲載されている現状での購入となります。

 

注意点⑤ 下取りができない

「楽天Car直販店」に今乗っている車を下取りしてもらうことはできません。

楽天Carを利用して車を売却したい場合は、「楽天Car車買取」を利用することで売却できます。

「楽天Car車買取」とは、インターネット・ライブオークションシステムにより最大2,000社の中古車販売店や輸出業者から入札を受け、買い取りを行うというサービスです。

ユーザーのメリットとしては、ユーザーの車に興味がある業者が直接入札することで、中間マージンを省き、その分高く売れるということがあります。

買取店との交渉が不要という特徴もあります。

入札が思ったよりも入らず、売買が成立しないという場合もありますが、査定料や出品料は無料(売買成立時のみ2万円の手数料発生)のため、時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。

査定は下記公式サイトから依頼可能です。

楽天Car車買取公式サイト

「楽天Car車買取」について、詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

ハマれば驚くほど高く売れる!楽天Car車買取の全容を解説

 

今乗っている車を高く売るには複数買取店を比較してみる

車の乗り換えを検討していて、今乗っている車を高く売るには複数買取店を比較することをおすすめします。

なぜなら、複数買取店が競合することで高く売れる確率が高まるためです。

比較する買取店は、近年勢いがある「ビッグモーター」と「ネクステージ」を含めることをおすすめします。

両社とも、自社の全国の販売店にて買い取った車を直接販売しており、次に販売しやすい人気車種や状態の良い車は特に高く売れる可能性があります

一方、「ビッグモーター」や「ネクステージ」は、年式が古いとか走行距離が多いという販売店向きではない車は積極的に高値を提示してこないため、「ユーポス」や「ラビット」に査定依頼することをおすすめします。

複数買取店に査定依頼する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると簡単に買取店を絞り込んで依頼できます。

査定は下記公式サイトから依頼可能です。手数料は無料です。

カーセンサーネット公式サイト

 

最後に

あらゆる業界でEC(電子商取引)化が進む中、車販売は扱う金額が高額なことと、長年の慣習からEC化が浸透してきませんでした。

大手の楽天が純粋な中古車EC店舗「楽天Car直販店」を立ち上げることで、中古車販売のEC化が進むかどうか注目されます。

「楽天Car直販店」はネット上で手続き完結できるという利便性はありますが、色々な車を実際に見てみたい、とか車を確認しながら説明を受けたいという方には不向きです。

欲しい車種が明確に決まっているとか、実車を見なくても大丈夫という方には適しています。

「楽天Car直販店」の在庫はまだまだ少なく、提携業者との連携が引き続き課題です。

業界の慣習からネットで全てを完結するスタイルはなかなか浸透しませんが、「楽天Car直販店」の在庫が増えて、利用者の選択肢がより増えれば徐々に浸透してくると思われます。

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