ベンツなどの輸入中古車を検討しているけど、どこの販売店で買うのが良いか迷っていませんか?
輸入車は国産車に比べて不具合が起こりやすく、購入後のアフターフォローも気になるところです。
ベンツやアウディの新車販売で有名なヤナセは、「ブランドスクエア」という販売店でベンツやアウディの中古車販売に力を入れています。
ブランドスクエアでは、長年の新車販売でのノウハウを活かした接客、品質、フォロー体制によりユーザーからの評判は上々です。
ブランドスクエアの評判が良い主な理由は下記5つです。
評判の良い理由② 全ての展示車両は外部機関での査定済で安心
評判の良い理由③ 整備工場併設で安心のフォロー体制
評判の良い理由④ 接客が丁寧でしつこい営業なし
評判の良い理由⑤ ローン金利が安い
一方、マイナス面としては、車両本体価格や諸費用が若干高めということがあります。
本日は実際にブランドスクエア横浜を訪問した所感も含め、ブランドスクエアのメリット・デメリットを解説してまいります。
ヤナセの「ブランドスクエア」でベンツなどの輸入車を買う5つのメリットをひとつづつ見ていきます。
評判の良い理由① 多数の良質な在庫から実際に見て選べる!
近年は、在庫をほとんど持たず、ネット上で画像のみで商談するケースも増えていますが、画像のみの商談では車両状態が詳細に伝わらず、認識の違いからトラブルに発展することも多いです。
特に高額輸入車となると、室内の状態や実際のエンジン音など気になるところです。
その点、車を実際に見られることで細かい点まで自分の目で確認でき安心できます。
訪問したブランドスクエア横浜では常時200~250台の在庫があり、車種ごとに整列されたレイアウトとなっていて、車種を決めていない方にも検討しやすい配慮がされていました。
展示場の在庫を購入する際は陸送費が掛からないというメリットもあります。
また、ブランドスクエアの在庫は内外装が非常にキレイです。これは、一定の水準以上(オークション評価点で4点以上)の車しか展示しないということで、品質の悪い車は在庫となりません。
ビッグモーターやガリバーなどでは、基本的に買い取った車をそのままの状態で販売しているため、キズやへこみがある車でも展示されています。
ブランドスクエアでは、直接仕入れ(下取り、買取)とオートオークションでの仕入れの2パターンが主ですが、へこみやキズが目立つ場合など修理が必要な際は、修理をして展示しています。
車種や年式にかかわらず、内外装の状態の良い車両を厳選して展示しており、評判の良さにつながっています。
評判の良い理由② 全ての展示車両は外部機関での査定済で安心!
ブランドスクエアに展示してある車両は、全て外部機関AISの査定を受けています。
AISとは中古車業界屈指の車両検査専門会社であり、トヨタやホンダなどのメーカー系事業会社からの査定依頼や資本提携を受けている会社です。
AISの査定は信頼度が高く、筆者の所属した買取店でも、事故などの判断に迷う車の査定をお願いしていました。
通常、ビッグモーターやガリバーなどの販売店では自社の査定員が展示車両の査定をしていますが、査定員のスキルがまちまちであり、展示車両の査定が正確でない場合があります。
そのため、無事故車として購入したが実は事故車だったということでトラブルになることがあります。
なぜ、ビッグモーターやガリバーなどの販売店がAISを利用しないかと言うと、コストが高くつくからです。
ブランドスクエアではコストをかけてAISに査定を依頼することで、展示車両の正確な状態をユーザーに伝え安心感を与えています。
評判の良い理由③ 整備工場併設で安心のフォロー体制
ブランドスクエアでは整備工場を併設しています。そのため、納車時の整備やアフターフォローを迅速に対応することができます。
定期的なオイル交換や車検も併設工場で実施できます。
ベンツなどの輸入車整備には国産車に比べてノウハウや技量が必要となります。
ブランドスクエアでは長年のヤナセでのノウハウと技量で、しっかりとしたアフターフォローを行っています。
評判の良い理由④ 接客が丁寧でしつこい営業なし
ブランドスクエアは接客に定評のあるヤナセの販売店ということで、対応が非常に丁寧で評判がいいです。
筆者が訪問した際も、車両の状態や特徴を丁寧に教えてくれ、強引な店舗内への誘導や個人情報の記入依頼はもありませんでした。
営業スタッフによる接客姿勢の違いはありますが、中古車販売店にありがちな「今日決めてもらえたら頑張ります」などの、しつこい営業はありません。
また、有償の保証やコーティング等のオプションを強く勧められることもありません。
ブランドスクエア横浜では、ベテランの営業スタッフが多く、担当してくれた方も40代前後のベテランと見られ安心感がありました。
高額車両を扱っていることから、身なりもしっかりとしており、清潔感が感じられました。
評判の良い理由⑤ ローン金利は通常3.95%で安め
ブランドスクエアの中古車購入時の金利は通常3.95%であり、ビッグモーターやガリバーなどの大手中古車販売店の金利(約9%)に比べると低い(安い)です。
筆者が訪問した3月は決算セールということで、1.9%という非常に安い金利も扱っていました。
決算セール以外の時は、通常金利3.95%となりますが、車種によっては2.9%とさらに安い金利を適用できることもあるとのことです。
また、ヤナセで組むローンは残価を設定することができます。
残価設定のローンとは一定期間経過後(3年後)の価値を前もって決めておき、その決めた金額を差し引いた分でローンを組むことです。
残価は支払額の5~40%の間で設定できるということで、下記例のように支払総額300万円で40%の残価を設定すると、120万(300万×40%)を引いた180万円でローンが組めることになります。
3年後に乗り続ける場合は残価の120万円を再度ローンで組むこともできます。
注意したいのは、設定した残価は3年後の売却金額を保証するものではありません。
3年後に売却する場合は、その時点で査定をして、120万円より高くつけばお釣りが戻ってきますし、120万円より低ければ差額を支払う必要があります。
その際はヤナセに売却しなければならないということはなく、ビッグモーターなどの買取店に売却することも可能です。
ブランドスクエアの諸費用は約30万円でちょっと高め!
ブランドスクエアで購入時に掛かる諸費用はだいたい30万円前後となります。
諸費用とは、車両本体価格以外にかかる費用で、名義変更費用、整備費用、納車費用などがあります。
一般的に輸入車の諸費用は高額です。なぜ高額なのかというと整備費用が高額だからです。
ビッグモーターやネクステージなどの大型販売店での輸入車の諸費用もだいたい25~35万円程度のため大きく差はないです。
ただし、ブランドスクエアでの整備内容は消耗品の交換も含まれており、ビッグモーターやネクステージの整備内容より充実しています。
例えば、ブランドスクエアでは、タイヤの溝が少ない場合は4本とも新品に交換します。ベンツでコンチネンタルタイヤクラスであれば、4本で10万円以上はかかります。
他社では通常タイヤ交換費用は別途費用が発生するため、サービス内容として充実していると言えます。
ブランドスクエアのほとんどの中古車は無料保証つき!
ブランドスクエアで扱うだいたいの中古車は1年間の保証が無料でつきます。
通常、他社では保証は有料であり、しかも輸入車は高額(だいたい4~5万円)のため、無料でつくのはありがたいです。
新車登録時から3年以内であれば、新車の保証も引き継ぐことができます。
保証の延長(2年)をすることも可能ですが、その際は約15万円程度(車種により前後)の費用がかかるとのことです。
保証の対象となる部品は、メーカーの保証と同等であり、ライトなどの消耗品は対象となりません。
コーティングは大きく分けて3種類
ブランドスクエアでは納車時までにコーティングを有償で提供しています。
コーティングの種類は大きく3種類であり、費用感は下記となり、安からず高からずというところです。
① ボディコーティング:68,000円(ベンツCクラス想定、サイズにより前後あり)
② ホイールコーティング:20,000円前後
③ ガラスコーティング:30,000円前後
ベンツは足回りの構造上、ホイールが汚れやすいため、ホイールコーティングを付ける人が多いとのことです。
マメに洗車をする方はボディコーティングやガラスコーティングは不要かと思います。
ブランドスクエアの販売価格は若干高め
ブランドスクエアの車両販売価格は、カーセンサーなどに掲載されている小規模な中古車販売店に比べて高めです。
シュテルンなどの輸入車代理店の認定中古車と同等か多少安いくらいです。
販売価格が高めな理由は、内外装がキレイであることや保証を1年間(車によっては半年間)付けているためです。
下記のような一例ではありますが、カーセンサーで2014~2015年式C クラス(グレード、距離ほぼ同条件)を検索すると、ブランドスクエアの在庫より20~30万円程度安価の車両が掲載されています。
・ブランドスクエア在庫車両(支払総額287.2万円)
・他社在庫車両(支払総額266.1万円)
品質を保った売り方をしていることから、販売価格が若干高めです。
ただし、ブランドスクエアの在庫の中でも、キャンペーン車両として値引きをしたり、10万円分のオプションをサービスするなど、お得感を出している在庫もあります。
下取り車がある場合は他社比較することをおすすめ
ブランドスクエアで乗り換えをする際に、今乗っている車を下取りに入れることは可能ですが、少しでも総支払額を押さえたい場合は、他社の査定額と比較することをおすすめします。
近年では、オークション方式で数多くの業者から入札を受けることで高く売れるというサービスに注目が集まっています。
オークション方式の買取サービスでは査定後に入札を受けるのみで、複数業者との面倒な交渉が無く、労力が少ないというメリットもあります。
オークション方式の買取サービスを展開する「ユーカーパック」では、全国の提携買取店最大8,000社から直接、入札を受けることで流通コストを削り、ハマれば驚くほど高く売れるとの評判があります。
「ユーカーパック」は2016年からサービス提供しており、オンラインオークションの運営では実績があります。
希望金額まで入札が入らずに売買が成立しないこともありますが、査定料や成約料などの手数料は無料のため、時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。
査定は下記公式サイトから依頼できます。
ユーカーパックについて詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
ハマれば高く売れる「オークション方式の買取サービス」ですが、実際にそちらで売る場合は、多少の時間(最低1週間程度)が掛かります。
早く確実に売りたい場合は、一括査定サービスで買取店に直接売却したほうが良いです。
下記カーセンサーネットはリクルート社が運営しており実績があるとともに、複数の買取店を簡単に絞り込んで依頼することができます。
ちなみに、大手買取店の中で最も高い値段を提示する確率が高いのは「ビッグモーター」です。理由は自社の大型販売店で買い取った車を直接販売する確率が高いため、流通コストを削減し買取価格に反映できるためです。
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オークション事業参入で良質な在庫確保を促進
ヤナセは輸入車のオートオークション会場を運営する「株式会社ジップ」を子会社化し、2020年4月からオークション事業に参入します。
ヤナセが運営を継承する「ZIP東京」は、長年に渡り、良質な輸入車が集まるオートオークション会場、ということで業界も有名な会場です。
近年は買取競合が激しく、オートオークションの価格も高騰しており、どの業者も在庫仕入れに苦労しています。
「ZIP東京」の運営を行うことで、輸入車の相場動向をより詳しく把握するとともに、良質な在庫仕入れにつなげ、ブランドスクエアでの販売を促進するねらいです。
最後に
一昔前までは輸入車は敷居が高いとされてきましたが、近年では価格が手頃になったこともあり人気が高まってきています。
特にベンツの売れ行きは好調であり、新車・中古車問わず販売実績が伸びています。
ヤナセでは、長年ベンツを取り扱ってきたノウハウをブランドスクエアでの販売に活かしています。
車に詳しくない方でも丁寧に案内してもらえますので、ベンツなどの輸入車に興味があり色んな車種(グレード)を見てみたいという方は、ブランドスクエアへ足を運んでみてはどうでしょうか。