2026年度EV補助金改定でBYDは大幅減額!競合との格差を解説

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2026年4月からの、エコカー補助金「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」の内容が発表され、トヨタやテスラは従前より据え置き(約130万円)となる一方で、BYDは15万円と大きく減額となりました。

これにより、従来のトヨタやテスラの約130万円とBYDの35万円という差から、一層の差が開くことになりました。

個人的には、日本が得意とするガソリンやハイブリッド車の優位性が世界でも改めて認められてきている中、EVの補助金自体縮小すべきかと思いますが、アメリカの意向もあり、政治的な配慮が大きくなされた形となっています。

本日は、具体的な車種別の金額例とともに、最新の補助金事情をみていきます

【車種別】2026年4月からの代表車種補助金例

まずは、今回の改定で注目されている主要車種の補助金見込額を一覧表で比較してみます。

◆各メーカー代表車種の補助金例一覧

自動車メーカー 車種名 補助金 傾向と背景
トヨタ bZ4X 130万円 上限額を維持
日産 アリア 129万円 整備網と給電機能が評価
テスラ モデル3 127万円 自社充電網の整備が加点対象
マツダ MX-30  84万円 航続距離等により中規模の補助
BYD SEAL(シール) 15万円 インフラ網の観点等により大幅減額

トヨタや日産などの国内メーカーの主要車種やテスラが約130万円と補助金の上限額を維持したのに対し、BYDはSEALやシーライオン7を含む全車種が15万円まで大幅減額となりました。

これまでの補助金は「航続距離」が主な基準でしたが、「充電インフラ整備」「アフターサービス網」といった、車両性能以外の要素が点数化され、金額に直結するようになっています。

なぜトヨタ・テスラは「130万」で、BYDは「15万」なのか?

今回の改定で特筆すべきは、トヨタ「bZ4X」テスラ「モデル3」とBYD各車種の間で従来より差がさらに広がり、補助金額に約120万円近い差が生まれているる点です。その主な要因は下記です。

1. 日本国内の「インフラ・サービス網」の評価

今回の改定では、メーカーが日本国内でどれだけEV普及のための投資(急速充電器の設置や整備工場の確保)を行っているかが重視されています。

  • トヨタ・日産: 全国に広がる販売店と整備網があり、災害時の給電体制も整っているため満点に近い評価となります。

  • テスラ: 独自の急速充電網「スーパーチャージャー」を日本中に張り巡らせている点が「インフラ貢献」として高く評価されました。

  • BYD: 店舗数は急増しているものの、長年の実績があるメーカーと比較すると「整備拠点数」や「部品供給体制」の点数で不利になり、補助額が抑えられる結果となっています。

2. 米通商代表部(USTR)からの「外圧」と国際基準

今回の改定の裏には、アメリカからの強い要求があります。2025年、米通商代表部は「日本の補助金は日本メーカーに有利すぎる(非関税障壁だ)」と批判されていました。

これを受け、政府はテスラなどの海外勢もインフラ貢献度次第で高額な補助金を受けられる仕組みに調整しました。その主たる結果として、テスラの上限が2025年の90万円から127万円へと引き上げられています。

燃料電池車(FCV)は大幅減額

一方で、これまで「究極のエコカー」として最大255万円もの補助金が出ていたFCV(燃料電池車)は、2026年4月から150万円に大幅減額されました。

これまで手厚い保護を受けてきたトヨタ「ミライ」などのFCVですが、世界的なEVシフトの流れと、米国からの「特定車種への過度な補助は不公平」という指摘により、改定されることになりました。

FCVの購入を検討している方は、補助金改定前の2026年3月末までに登録することで大幅減額を避けられます。

巻き返しの切り札と見られる「BYD RACCO(ラッコ)」も苦しい戦いが予想される

BYDは2026年夏頃に日本発売が予定されている軽EV「BYD RACCO(ラッコ)」で、シェア拡大の起爆剤としたい考えです。ただし、今回の改定を受けて、「BYD RACCO(ラッコ)」の補助金もBYDの普通車の15万円と同等金額が予想され、苦しい戦いが予想されます。

軽EV市場での「サクラ」との直接対決

「RACCO(ラッコ)」は、日本独自の軽自動車規格に合わせた専用設計モデルです。現在、日本の軽EV市場は日産「サクラ」が先行していますが、ラッコが投入されれば強力なライバルとなります。ラッコの販売にあたり主なポイントは下記です。

  • 価格競争力: 車体価格は約250万円前後と予想されており、サクラと同等かそれ以下に設定される見込みです。

  • 補助金の影響: 軽EVの補助金上限は58万円(据え置き)です。ただ、前述の通り、BYDの補助金はサクラを大きく下回ると想定され、その点で価格競争力が薄まる可能性があります。

  • シェア拡大のシナリオ: 補助金の差を販売価格および車両のスペック(性能)でカバーできるかがポイントとなり、その差を上回る支持が得られれば、一気に挽回し、日本のボリュームゾーンである軽自動車市場を席巻するシナリオが現実味を帯びてきます。

BYD「ラッコ」については下記記事にまとめていますので、良ければ参考にしてみてください。

BYD新型軽EV「ラッコ」の価格・航続距離・補助金を予想

苦戦が継続するBYD

国内でのEV販売がそれほど伸びていないこともあり、BYDの販売は苦戦しています。2025年におけるBYDの国内販売台数は、前年同期比68%増の3,742台となり、前年比では大きく増加しているものの、想定している販売台数には届いていません。

2025年12月には旗艦店である「BYD AUTO横浜中央店」を閉鎖しており、拡大一辺倒であった新規出店についても陰りが見えています。

とはいえ、大手のオートバックスやネクステージなどもBYDのディーラーとして名を連ね、直近では輸入車大手「ヤナセ」もBYDの大型店舗をオープン予定となっており、拡大傾向は継続しています。

今回の補助金の減額はBYDに取って大きな痛手ですが、「RACCO(ラッコ)」の投入など新たな戦略も控えており、巻き返しがなされるかどうかに注目が集まります。

乗り換え検討時には買取を比較する

EVへの乗り換え時には、購入する販売店(ディーラー)でも積極的に下取りや買取を行っていますが、今乗っている車をより条件良く売却するためには買取店と比較したほうが良いです。

買取店各社の中では、自社での販売好調で勢いがある「ネクステージ」が高値を提示する確率が高いです。

「ネクステージ」の年間買取台数は28.3万台(2025年11月期)と、ガリバーの年間買取台数18.3万台(2025年2月期)を大きく上回り国内ダントツトップとなっています。「ネクステージ」の買取台数は下記表のように年々右肩上がりで大きく伸びており、今後もしばらく拡大すると見られます。

◆ネクステージ買取台数推移のグラフ

ネクステージは販売店での小売りが好調なことに伴い、仕入れを強化しており、高年式や走行距離が少ないという良質車は特に好条件を提示しています。

一方で、「ネクステージ」は低年式・走行距離が多いなどの販売店で売れにくい車は積極的に値段を提示してこないため、そのような場合はオークション販売に強い「ユーポス」もしくは「ラビット」を含めて比較したほうが良いです。

他社買取店を検索、査定依頼する際は「カーセンサーネット」を利用すると買取店を簡単に絞り込んで依頼できます。査定依頼は下記公式サイトから可能です。

カーセンサーネット公式サイト

ネクステージ1社に査定依頼するには、下記公式サイトより依頼が可能です。

フルスイング買取「ネクステージ公式サイト」

最後に

2026年4月からのCEV補助金改定は、日米関税合意に基づく「公平性」の確保を主眼になされました。

結果として、国内メーカーやテスラは従前と同様の大きな補助金対象となりましたが、これにより一気にEVが普及するかという点については国内のインフラ整備状況等のからみもあり、不透明です。

ただ、各メーカーは新型EVを次々と投入していることも事実であり、特に軽自動車についてはホンダやスズキが新モデルを投入し、BYDも参入してくるということで、2026年は各メーカーの競争が一層激しくなりそうです。

EV補助金は、国のCEV補助金に加えて、各自治体も補助金を出しているため、購入を検討している方は補助金額の詳細について、販売店(ディーラー)で前もって確認することをおすすめします。

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