軽自動車の売却を考えていませんか?
軽自動車は普通車に比べて値落ちが少ないので、購入した値段に対して比較的高値で売却が可能です。
では、普通車に比べてどのくらい値落ちが少ないのでしょうか?実際の例を見てみましょう。
下記表は新車価格と2年後の買取価格の例です。赤字の価格維持率をご覧ください。
メーカー名 | スズキ | ダイハツ | ホンダ | トヨタ | 日産 | マツダ |
---|---|---|---|---|---|---|
車名 | ワゴンR | タント | N-BOX | プリウス | セレナ | アテンザ |
グレード | FX | X | カスタムG | G | ハイウェイスター S-HV |
20S |
新車価格 | 119万円 | 135万円 | 148万円 | 259万円 | 264万円 | 276万円 |
買取価格 | 93万円 | 102万円 | 115万円 | 165万円 | 170万円 | 172万円 |
価格維持率 | 78.2% | 75.6% | 77.7% | 63.7% | 64.4% | 62.3% |
ご覧のとおり、軽自動車の方が値段が落ちにくいのです。なぜ値段が落ちにくいのでしょうか?
それは軽自動車のマーケット需要がものすごく高い業界背景があるからです。
本日はその業界背景とともに、「軽自動車を高値で買い取ってもらえる3つのポイント」を中古車業界に15年所属した筆者が解説いたします。
軽自動車を高く売却する3つのポイント
それでは軽自動車をより高く売るためのポイントを記載します。
①車を綺麗にする。
まず、車が綺麗であることはプラスの査定となります。軽自動車は登録や整備が簡易のため、普通車に比べて再販までの期間が短いです。車が綺麗であると、すぐに次のユーザーに渡せるため業者は買取に力を入れてきます。
特に業者が査定時のポイントとするのが内装の状態です。なぜなら内装の汚れは外装の汚れに比べて落としにくく、内装の状態が悪いと再販しにくいからです。オートオークションでの評価も下がります。
シートのシミや室内の臭いがある場合は、中性洗剤や消臭剤などを用いて出来る限り落としておくことをおすすめします。
どのくらいまで綺麗にすればよいかは、以下の記事を参考にしてください。
おすすめ記事:車を綺麗にすること
②複数の中古車業者に声かける
軽自動車は普通車に比べて、長期間に渡って在庫になるリスクが少ないです。需要が高いため、どの業者でも在庫として持っておきたいため、買取に力を入れています。
業界最大手の「ガリバー」や「ビッグモーター」でも特に軽自動車の買取に力を入れているとのことです。
しかも、ほとんど車種を問いません。普通車以上に業者間での競争は激しいです。そのため複数業者を競合させることで高く売れる確率が高くなります。
業者との交渉時のポイントや具体的な声の掛け方については、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
おすすめ記事:車を売る意思を見せる
③車検が近くなる前に売却する。
意外と思われるかもしれませんが、車検が残っているとプラスの査定となります。
なぜなら車検が残っていると、すぐに再販ができるためです。
軽自動車は普通車に比べて登録が簡単のため、最短1日で納車をする業者も存在します。
ユーザーに取っても、業者に取っても納車が早いということはメリットですので、車検を通すという手間が掛からないというのは、大きなメリットとなります。
ただし、車検が近いからといって、車検を通して売却することはおすすめできません。
なぜなら、車検を通しても通した費用分は買取価格が上がらないからです。車検費用の大半は重量税と自賠責保険料となるため、大きなプラス査定とはなりません。
軽自動車を高く買い取る業者は?
軽自動車を高く買い取る中古車業界者はどこなのでしょうか?筆者がおすすめするのは「ビッグモーター」です。
理由は、買い取った車を自社で販売する確率が他社に比べて高いからです。ビッグモーターは買い取った車を全国に展開する自社の大型販売店で直接販売することにより、流通コストを下げ高値での買取につなげています。
複数の業者を比較し、最後に「ビッグモーター」と交渉することをおすすめします。
複数の業者に声をかける場合は、一括査定大手のカーセンサーネットを利用すると良いでしょう。
なぜならリクルート社が運営しており実績があることと、複数の業者を簡単に絞り込んで依頼できるためです。加盟店の数も最も多いです。
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複数の業者と交渉するのは「時間もかかるし面倒!」という方は、ビッグモーター1社への依頼をすることも可能です。
その場合でも、カーセンサーネットを経由して依頼すればビッグモーター側は競合があると考えますので、足元を見られることはありません。
買取店との交渉が苦手なので避けたい、、という方は、交渉が不要な「オークション方式の買取サービス」という売り方もあります。
「オークション方式の買取サービス」とは、ネット上のオークションでユーザーの車を欲しい買取店が競り合うことで高く売れるという新しい買取サービスです。
利用者は1回査定を受けた後に、オークションの開催を待つのみであり、買取店との交渉は不要です。
「オークション方式の買取サービス」を展開する「セルカ」では、提携買取店最大6,000社からの入札を見込むことで、ハマれば驚くほど高く売れるという声があります。
希望通りに入札が入らずに、売買が成立しないという場合もありますが、査定料や出品料は無料なため時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。
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軽自動車は普通車に比べて優遇措置が多い
なぜ軽自動車は需要が高いのでしょうか。
税金などの経済的な優遇措置のみならず、手続きが簡単などのメリットがあります。需要が高い主な3つの理由を記載します。
1)税金が安い
まず、普通車に比べて各種税金が安いことが挙げられます。下記表をご覧ください。軽自動車が普通車に比べて税金がかなり安い事がわかります。
軽自動車 | 普通車 (2,000CCクラス 1.5トン以下) |
|
---|---|---|
自動車税(年額) | 7,200円 (H27.4新車購入以降は 10,800円) |
39,500円 |
重量税(2年) エコカー適用無し |
6,600円 | 24,600円 |
2)維持費が安い
税金が安いことに加え、その他の維持費が安いことも需要の高い理由です。
軽自動車は普通車に比べて各パーツ類の単価が安いです。
そのため、故障した際に普通車に比べて安価に修理することが可能です。
また、強制保険や任意保険、高速料金が安いこともあげられます。普通車に比べてエンジンが小さく燃費が良いこともあげられます。
3)登録の手続きが普通車に比べて簡単
普通車の管轄が陸運局であることに対し、軽自動車は軽自動車検査協会という機関の管轄になり、登録書類が普通車に比べて簡単です。
普通車で必要な印鑑証明書も、軽自動車の登録では不要であり、住民票と認印のみで大丈夫です。
おすすめ記事:個人売買でも1人でサクッと出来る!車を売る手続を完全紹介
以上のように軽自動車は普通車に比べて経済的なメリットが多く、下記表のように2000年頃は全体の25%程度だったシェアが近年は40%程度まで増加しており、今後も増加の傾向が続くといわれています。
そのため、業者は高くても売れる可能性があるため、買取に力を入れているのが現状です。
軽自動車シェアグラフ
最後に
軽自動車はエンジンが小さいため、普通車に比べると耐久性という面で劣ります。
ですので、走行距離が多い(7万キロ以上)方は早めに乗り換えを検討したほうがいいでしょう。
逆に走行距離が少ない方(3万キロ以内)は、すぐ売る必要が無いのであれば、しばらく乗り続けたほうが良いかと思います。
乗り換えをするために、実際の金額がいくらになるのかを知りたいという場合は一括査定サイトを利用することをおすすめしますが、まだどうするか検討段階という場合は1~2社程度に絞り込んで依頼したほうが良いです。
あまり多くの業者に依頼すると対応するのに苦労します。
メールで回答をお願いすることも可能なため、売却を検討している方は試してみてはいかがでしょうか。
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