車の買取を依頼すると「しつこい電話が掛かってきて大変そう」と思っていませんか?
一括査定サイトで査定を依頼すると、複数の業者から昼夜問わず頻繁に電話が掛かってきます。
そのような営業電話を回避する方法はあるのでしょうか?
実は、個人情報が複数業者に流れず営業電話が掛かってこない「オークション方式」という新しい査定サービスがあります。
「オークション方式」の査定サービスは、営業電話が掛かってこないことと、複数業者が入札し競り合うことで高く売れるというメリットがあります。
本日は車の買取依頼時の営業電話の詳細と、営業電話が掛かってこないオークション方式の新しい査定サービスについて紹介します。
対応するのがひと苦労!複数業者からの電話連絡
車の査定を頼もうと、ネットの一括査定サイトで申し込みをすると、すぐに買取店から電話がひっきりなしに掛かってきます。
車の査定を受ける際は、査定の日程調整や査定後のフォローなど、業者から連絡が入るいくつかのステップがあります。
各ステップごとの連絡内容を下記に記載します。
ステップ 1.実車査定の勧めと査定日程の調整
一括査定サイトで申し込むと日中(凡そ9:00~21:00)であれば5分以内に複数業者から連絡が入ります。各社とも1社目での査定予約を取り付けたいため、われ先にと連絡を入れてきます。
なぜ、1社目での査定予約を取り付けたいかと言うと、そのほうが買い取れる確率が高いからです。1社目で査定を行い「即決できればこの値段まで出します!」と交渉し、買い取ることを目指してきます。
大都市圏であれば、一括査定で申し込むと7~10社程度に自動で申し込まれるため、電話を受けるのもひと苦労です。査定を受ける気が無くても、何度も電話が掛かってきます。
一度登録をすると情報が残るため、車を買い替えそうなタイミングである車検前やモデルチェンジ時などに定期的に営業電話が掛かってくることもあります。
ステップ2.査定日当日、前日の確認連絡
査定の日時が決まったら、査定日当日もしくは前日に確認の電話が入ります。査定のドタキャンは意外と多いため、時間と場所の確認は念入りにする業者がおおいです。また、買取査定の商談時間は案件により異なるため、時間を変更してほしいと相談されることも多々あります。
ステップ3.査定終了後のお礼連絡
査定が終了したら、契約する、しないに関わらず当日か翌日に営業マン(もしくは所属する店舗)からお礼の電話が入ります。こちらは、営業マンによって異なりますが、熱心な営業マンであれば毎日電話を入れてくる人もいます。
契約しなかった場合には、「今日中であればいい条件を引き出せます!」とか、「在庫状況は日々変化するので時間がたつと金額が下がる可能性があります!」などと改めて営業されることが多いです。
ステップ4.売却検討時のフォロー連絡
査定を受けて即決しなかった場合には、営業マンからフォローの連絡が入ります。1週間以内だいたい2~3回は入ります。内容としては他社の金額を探ったり、どの程度まで金額を出せば決めてもらえるかという交渉をされます。
査定は受けたものの、査定額が思ったより安かったとか、家庭の事情などで売却を取りやめた場合でも、1か月後や3か月後の節目に気変わりがないか等のフォロー連絡が入ることがあります。
車検前のタイミングでも電話が掛かってくることがあります。
一括査定の運営会社に情報削除依頼を出さない限り、定期的に連絡が入ります。一括査定に登録している大手買取店は1件の情報を1,000~2,000円程度で購入していることもあり、粘り強くアプローチし買取につなげることで費用対効果を上げようとしています。
営業電話が掛かってこないオークション方式の査定サービスとは
上記のように各ステップで数回~数十回の電話連絡があり、対応するだけでも大きな労力がかかります。電話連絡の激しさからユーザーの苦情も多いです。そのため、近年は営業電話が掛かってこない「オークション方式」の査定サービスが台頭してきました。
「オークション方式」の査定サービスとは、ユーザーの車を複数業者が入札で金額を提示し、ユーザーが納得した金額を提示した業者に売却するというサービスです。
「オークション方式」の査定サービスでは、複数の業者に個人情報が流れることが無く、営業電話が掛かってくることもありません。ユーザーが売却を決めてから、売却先の業者と連絡します。
また、ユーザーの車を欲しい業者(販売店)が直接購入するため、業者間売買であるオートオークションを経由しなく流通コストを削減できるというメリットがあります。そのため、買取相場より高く売れる可能性があります。
「オークション方式」の査定サービスの詳細は下記記事にまとめていますので参考にしてください。
オークション方式の査定サービスでおすすめ2社
①「ユーカーパック」
「オークション方式」の査定サービスの中で、評判が良いのが「ユーカーパック」です。平成28年4月にサービスインした新しいサービスですが、提携買取店が5,000店に達し、対象エリアも全国に拡大し、ユーザーからの評判が上がってきています。
ユーカーパックの査定を受けるだけで、複数業者からの入札を受けることができます。複数業者へは個人情報が流れないため、しつこい電話が掛かってくることもありません。
ユーカーパックの詳しい内容は下記記事にまとめていますので参考にしてください
②「セルカ」
セルカは関西における自動車流通大手「ジーライオン」のグループ企業であり、国内外6,000社の業者からの入札を見込むことができます。
海外に輸出ルートを持った業者も多く、業者のニーズと合うと驚くほど高く売れるという実績があります。
下記一例のように、ランドクルーザープラドが一括査定や買取専門店よりも76万円も高く売れたという実績もあります。
※セルカHP 売却実績紹介より
最後に
一括査定サイトを利用して複数業者を競合させることで車を高く売ることができます。
しかし、それには複数業者との電話連絡が必要となり多大な労力がかかります。
オークション方式の査定サービスでは面倒な電話対応の必要が無く、入札された査定金額を確認するのみとなります。
オークション方式の査定サービスとしては後発の「セルカ」では、売却実績を積み上げるために提携業者に積極的な入札を強く勧めています。
本来、仲介手数料として発生する1万円もキャンペーン中で無料(2019年3月現在)です。
査定料(登録料)は無料であり、査定を受けたら必ず売らなければならないということはなく、とりあえず金額だけ見てみるということもできます。
希望の金額まで入札が入らず売買が成立しない可能性もありますが、査定から出品までは特に費用も掛からないため、売却を検討している方は、試してみてはどうでしょうか。