急に物入りになり、車を売ってすぐに現金にしたいと思うこともありますよね?車の買取を現金で行う買取店はあるのでしょうか?
結論から言うと、大手買取店の代金の支払いは振り込みでの対応であり、現金で支払うことはほぼありません。しかし、現金で支払う買取店がない訳では無く、車を引き渡したと同時に現金で支払いをする買取店もあります。
現金支払いで全国対応している代表的な買取店としてはソッキン王があります。
本日は、車を引き渡したと同時に現金で支払ってくれる買取店の詳細と、現金で受け取る際の条件について、中古車業界に15年所属した筆者が解説します。
大手買取店の代金支払いは原則振り込み
ガリバーやビッグモーターなどの大手買取店の代金支払いは原則振り込みです。車と必要書類を引き渡してから銀行営業日3~4日後の支払いが通常です。
振り込み支払いの主な理由は営業マンに多額の現金を持たせて営業させるのは危険だからです。
支払時の条件としては、車と必要書類の引き渡しが完了していることです。これは振り込みでも現金支払いでも同じです。
通常の必要書類とは下記となります。普通車と軽自動車で異なります。
普通車 | 軽自動車 |
車検証
自賠責保険証 自動車税納税証明書 印鑑証明書(3か月以内取得) 委任状・譲渡証(実印を押印) |
車検証
自賠責保険証 自動車税納税証明書 身分証明(免許コピー等) 申請依頼書(認印を押印) |
※委任状・譲渡証・申請依頼書フォーマットは買取店が用意します
住所移動がある時や結婚して名前が変わっている時は別途書類が必要となります。詳細については下記記事にまとめていますので、参考にしてください。
買取代金を現金で支払うソッキン王
全国対応で買取代金を現金で支払いをしている買取店がソッキン王です。必要書類がそろっていることを条件に、車と書類の引き渡しと同時に代金を現金で受け取れます。
普通車を売る際には、必要書類として印鑑証明書が必ず必要ですので前もって役所等で取得しておかなければなりません。
ただし、車に所有権が付いている場合は、ローン残額や所有権先への確認に時間を要するため、車の査定後にすぐ車を引き渡して現金をもらうということは難しいです。所有権が付いているというのは、車検証上の所有者がディーラーやローン会社の名前になっていることを言います。
ローン残額が無く、所有権先が名義変更書類を問題なく出してくれると確認できないと現金で支払ってもらえません。
ローンが残っている場合は、ローンの残額を差し引いた額しか受け取れません。ローンを完済した証明書(完済証明書)がある場合は、ローン残額の確認を省略できます。
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ソッキン王の他にも現金で支払いをしてくれる買取店がある
大手買取店のカーセブンではユーザーの希望により、買取代金の一部を現金で支払っています。他にも、フランチャイズ展開している買取店では運営会社の方針により、現金での対応を行っている所もあります。
支払方法という点では、大手買取店より街の小規模な買取店のほうが融通が利くことが多いです。
ただし、街の小規模な買取店では高額車両の現金買取が難しいことがあるため、前もって確認したほうが良いです。
足元を見られないように注意が必要
売却と同時に即時現金を希望するということは、買い手からすると売り急いでいると見て取れます。そのため、利益を稼ごうと買取店に足元を見られる可能性があります。
よって、事前に下記のようなネット上で相場を調べられるサイトを利用して予め相場を把握しておくことをおすすめします。
若しくは下記カーセンサーネットを利用して複数業者の査定を事前に受けておいたほうが良いです。カーセンサーネットはリクルート社が運営しており実績があることと、簡単に業者を絞り込んで依頼できるため、おすすめできます。
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より多く現金を手にするための2つのポイント
より高く売却し、手取り金額を増やすために押さえておきたい下記2つのポイントがあります。
①車の内装をキレイにしておく
車の内装にシミがあるとか、ペットの臭いがするなど内装の状態が悪い場合は高く売れません。内装の状態が悪いと次に販売しづらなくなるため、買取店の評価が低くなります。
筆者の経験則としては、内装の評価が最低となると買取金額で10~15万円変わってきます。
内装のシミや臭いは極力落としておくことをおすすめします。市販のシートクリーナーや消臭剤で対応するレベルで構いません。タバコを吸われている場合は、灰皿も掃除しておいたほうがよいです。
②付属品をそろえておく
スペアキーや整備手帳(保証書)、整備手帳ケース、取扱説明書、専用工具などの付属品もそろえておいたほうがプラス査定となります。理由としてはそろっていたほうが次に販売しやすいからです。
特にスペアキーと整備手帳(保証書)は重要です。スマートキーとなるとスペアを再作成するには多額の費用が掛かり、また手間も掛かります。
整備手帳(保証書)はたとえ記載が無くても、きちんとディーラーから買っているという証明にもなり次の購入者への安心感にもつながるため重要です。
また、社外品のアルミホイールや、足回りのパーツなどを付けている場合は、メーカーの純正品を付けたほうがプラス査定となります。査定時には必ずチェックされますので、前もって確認しておくことをおすすめします。
最後に
買取店の代金の支払いは通常振り込みですが、現金で対応してくれる所もあります。現金が早急に必要な場合は、ソッキン王を利用するか、現金での支払いが可能かどうか事前に買取店に確認したほうが良いでしょう。
振り込みでも良いからすぐに支払ってもらいたいという場合は、大手買取店のユーポスを利用することをおすすめします。車と必要書類を引き渡してから最短で翌日に支払ってもらえます。
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