
月額定額で新車が利用できるトヨタのサブスク「KINTO」はレクサスもラインナップされており、2020年11月にマイナーチェンジをした新型レクサスISも利用可能です。
「KINTO」での新型レクサスISの月額利用料は108,900円~と、金額だけ見ると高い!という印象です。
実際、「KINTO」の利用期間である3年の残価設定ローンを組んで購入した場合の、総支払額で比較すると、「KINTO」の利用料総額のほうが高くなるケースがほとんどです。
ただし、「KINTO」の利用料には、車両保険コミの任意保険料が含まれており、年齢が若いとか保険の等級が低く任意保険料が高額となる方であれば、「KINTO」の利用料総額のほうが安くなり、メリットが大きくなるケースもあります。
新型レクサスISを「KINTO」で利用する際に向いている方と、そうでない方は下記のような方々です。
◆「KINTO」に向いている方
・手続きをラクにしたい方
・任意保険料が高額な方◆「KINTO」に向いていない方
・支払額をとにかく安くしたい方
・短期間で手放し、乗り換えの可能性がある方
・利用頻度が高い方
本日は、マイナーチェンジ後の新型レクサスISを「KINTO」で利用する際に、押さえるべきポイントについてみていきます。
「KINTO」の利用料は残価設定ローンで購入した場合と比べて高め
一例として、レクサスIS300ハイブリッドを「KINTO」で利用した場合と、年の残価設定ローンを組んで購入した場合の支払総額を比べると、下記表のように40万円程「KINTO」利用のほうが高いです。
※ローン利率は4.1%で試算 諸費用・任意保険料は概算
近年のレクサスは世界的な人気の高まりもあり、リセール価格が高めです。そのため、3年後に設定された残価よりも高く売れる可能性があり、その場合、購入するほうがよりメリットが出ます。
また、地域のレクサス販売店によっては残価設定ローンの金利キャンペーンを行っている場合があり、通常の金利4.1%からさらに安い金利を提供しています。その場合、支払利息が下がり、購入のほうのメリットが大きくなります。
一方で、上記の試算は任意保険料が年間5万円(ソニー損保:15等級 30歳以上限定 車両保険500万円)と等級が進んでいる場合の試算であり、任意保険料が高くなると、「KINTO」利用との差が縮まり、逆転する場合もあります。
仮に、新規契約、21歳以上限定、車両保険500万円の場合では年間約18万円、3年で54万円(ソニー損保概算)となり、下記表のように「KINTO」利用との差がほぼなくなります。
よって、任意保険料によっては、KINTOのほうがメリットが出る場合もあります。
新型レクサスISを「KINTO」で利用するメリットと注意点各3つ
KINTOを利用する上での主なメリットと注意点はそれぞれ下記3つです。
メリット② 利用料に任意保険(車両保険付き)が含まれる
メリット③ クレジットカードでの支払いもOK
注意点② 利用できるグレードが限られる
注意点③ 走行距離の制限がある
メリット① 申し込みはネットででき、利用料に税金や任意保険料も含まれ手続きがラク
「KINTO」の申し込み~各種手続きは、ネット+郵送で完結でき、販売店に複数回足を運んだり、いちいち話を聞くという手間がありません。
営業マンからしつこい営業を受けることもないです。
年次で発生する自動車税の支払いや、任意保険の更新手続きという手間もありません。
うっかりして税金の支払い忘れ、任意保険の更新漏れ・・という心配もありません。
メリット② 利用料に任意保険(車両保険付き)が含まれる
月額の利用料には、万が一の事故のために強制保険(自賠責保険)以外に任意でつける自動車保険の費用も入っています。
しかも、保険内容には対人・対物保険のみならず、車両保険も入っており、充実した内容となっています。
新型レクサスISの車両本体価格は500万円超えと高額なことから、車両保険も高額となります。
特に、若い方や新規で任意保険に加入する方、過去に事故を起こして保険等級が低い方は、保険料が高額となりますので、よりメリットがあると言えます。
また、任意保険の契約は、保険会社ごとに様々なプランがあり内容も複雑なため、利用料に含まれ手続きの手間が無いことも、ユーザーメリットと言えます。
メリット③ クレジットカードでの支払いもOK
支払いはクレジットカードまたは口座振替の支払いとなります。
クレジットカード支払いの際は、オンライン上でカード番号を入力すること支払い手続きが完了し、手間が少ないです。
クレジットカードのポイントも溜まります。
注意点① 早期終了約時には追加精算金が発生
利用料は3年間利用する前提の料金となっており、3年未満で利用を辞める場合は、追加の精算金が発生します。
仮に1年(12カ月)で利用を辞めるという場合は、毎月の利用料10カ月分が追加清算金として発生してしまいます。
また、契約期間が終了した際は、車を返却しなければならず、契約の延長はできません。
車が気に入ったから乗り続けたい・・・という場合も延長することはできません
注意点② 利用できるグレードが限られる
利用できるグレードはハイブリッド(2020年12月現在)に限られています。
ガソリンのグレードを利用することはできません。
今後追加となる可能性はあります。
注意点③ 走行距離の制限がある
「KINTO」利用時には、月あたり1,500キロという走行距離の制限があります。
上限を超えると、超過料金(1キロ当たり22円)が発生します。
通勤や、通学などで利用のため走行距離が多いという方は注意が必要です。
また、利用終了の際に内外装に修復を要する箇所がある場合は、追加で精算金を支払う必要があります。
KINTO利用と購入とで納期は変わらない
「KINTO」で新型レクサスISの利用を申し込むと納期は約4.5カ月となっています。
レクサスディーラーの話では、購入の場合でも4~5カ月待ちということで、「KINTO」利用と購入のどちらでも納期は変わりません。
今の任意保険の等級が進んでいる場合は中断手続きをしておく
KINTO利用時に、今乗っている車にかけている任意保険の等級が進んでいる場合は、中断の手続きをしておくことをおすすめします。
任意保険の中断の手続きを行うことで、最長10年間は改めて契約する場合に、保険等級を引き継ぐことができます。
次に契約する保険会社が今の保険会社と異なっていても大丈夫です。
中断の手続きは加入している保険会社に連絡し、必要書類を提出することで受け付けてもらえます。費用は掛かりません。
今乗っている車を高く売るには「オークション方式の買取サービス」を試してみる
乗り換えを考えており、今乗っている車を高く売りたい!という際には、「オークション方式の買取サービス」という新しいサービスがあります。
「オークション方式の買取サービス」とは、ユーザーの車に興味がある全国の買取店(販売店)がネット上のオークションで入札方式により競り合うことで高く売れるというサービスです。
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複数買取店との交渉や、営業電話が掛かってこないという特徴もあります。
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ユーカーパックの詳細は下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
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高く買い取る確率が高い買取店としては、「ビッグモーター」「ネクステージ」があります。両社とも、自社の販売店での販売が好調であり、直接販売できる人気車や状態の良い車両は特に高く買い取ります。
最後に
新型レクサスISの「KINTO」での利用料は月額108,900円~と一見すると高い印象ですが、残価設定での購入時に比べると月あたり1万円程度の差であり、そこまで大きな差ではありません。
また、KINTOの利用料には任意保険料が含まれており、自ら任意保険料を契約すると高額となる方にとっては、その差が小さくなります。
法人での利用も可能であり、諸手続きをとにかく簡素化したい!というニーズには合致しそうです。
新型レクサスISは出たばかりで納期が長いため、すぐ納車できるマイナーチェンジ前のモデルを検討したいという場合は、レクサスの認定中古車販売店「レクサスCPO」での検討をおすすめします。
「レクサスCPO」の販売価格は、他社の販売店より高めですが、高品質と接客に定評があり、安心して購入したいという方に適しています。
「レクサスCPO」について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。