レクサスの認定中古車CPO(Certified Pre-Owned)の評判はどのようなものなのでしょうか?
価格は高いのか、安いのか、値引きはあるのか、など気になるところです。
結論から言うと、レクサスCPOの車両価格は他の中古車販売店に比べて高めであり、値引きもほぼありません。
そんなレクサスCPOですが、「満足して購入できた」とか「車も営業も信頼できる」などの口コミや評判があります。
車両価格が高いにもかかわらず評判が良い理由は大きく下記4つです。
② 2年無料保証でアフターフォロー充実
③ 諸費用が安価でわかりやすい
④ しつこい営業がなく接客が丁寧
レクサスCPOは単なる安売りはせず品質を保った売り方をしており、「多少高くても、良質車を安心して買いたい」というユーザーから評判が良いです。
また、レクサスの新車販売店と同様の細やかな接客サービスについても好評です。
本日は、レクサスの認定中古車「レクサスCPO」の特徴と評判について、実際に複数のレクサスCPO販売店に訪問した所感を含め、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。
レクサスCPOの価格は他社より高めで値引きナシ
レクサスCPOの価格は、他の中古車販売店に比べて高めです。どのくらい高いかというと300~500万円前後の価格帯で、50万円程度高いです。
中古車検索サイト「カーセンサーネット」に記載されているレクサスISの一例では、下記のように、車両価格で約50万円の差があります(2016年式レクサスIS300ハイブリッド 走行4万キロ)
◆レクサスCPO車両
◆他社車両
ただ、レクサスCPOは諸費用が安いため、車両本体では50万円の差がありますが、支払総額では40万円弱の差となります。
レクサスLSやレクサスGSなどの高額車両になると、より差が大きくなるものもあります。
レクサスCPOの価格が高めな理由は、下記にも記載しますが「内外装がキレイな高品質車」、「2年の無料保証」が主にあげられます。
また、レクサスCPOの値引きはほぼありません。レクサスCPOは、レクサスの新車と同様に原則値引きゼロという方針です。
筆者が実際に訪問したレクサスCPO販売店の営業マンからも「値引きは難しいです」という回答でした。
ただ、車両価格からの値引きは見込めませんが、諸費用の値引きやオプションのサービスなどは販売店の裁量でできるとのことです。
とはいえ、大幅な値引きは見込めないため、値引きはないという前提で考えておいたほうが良いです。
レクサスCPOの評判が良い4つの理由
理由① 内外装がキレイで高品質
レクサスCPOには厳しい基準があり、内外装が非常にキレイでないと認定となりません。
特に内装の状態はこだわっており、タバコの臭いがする車などは除外となるとのことです。
営業マンの話によるとレクサスCPOのほとんど(90%以上)が喫煙歴のない車とのことです。
また、機関系の不具合が無いことも条件であり、修復歴車(事故車)もありません。
レクサスCPOのほとんどは、中古車業界の評価基準で最高点(5点:ほぼ無キズ)か、次点(4.5点:細かいキズがある程度)という高いレベルです。
ちなみに、ビッグモーターやガリバーなどの大手販売店は基本的に買い取った車をそのまま展示します。
そのため、キズやへこみがある場合はそのままの状態であり、直すのであれば別途の費用がかかります。
レクサスCPOでは、車両状態に徹底的にこだわった在庫を厳選して扱っており、中古車といえども高い品質を保った車を扱っています。
理由② 2年無料保証でアフターフォロー充実
通常、中古車販売店では展示している状態(現状販売)での販売が基本であり、保証を付ける場合は有料となります。
ネクステージやビッグモーターなどの大手でも同様であり、長期の保証を付けるにはだいたい5~10万円前後の費用が発生します。
一方、レクサスCPOでは2年間の保証が無料で付き、エンジンオイルの無料交換(3回まで)も付いています。
さらに、ハイブリッドエンジンに掛かる保証は初年度登録から10年という長い期間保証しています。
保証は全国のレクサスCPO販売店(約200店舗)で対応可能であり、迅速かつ丁寧なアフターフォローが受けられます。
理由③ 諸費用が安価でわかりやすい
レクサスCPOを購入する際にかかる諸費用は車種にかかわらず、10~15万円前後と安めです。
諸費用とは車両本体価格以外にかかる購入時の費用であり、名義変更費用や整備費用、保証費用などを言います。
中古車販売店大手のビッグモーターやネクステージでは、300万円クラスの車でだいたい25~35万円かかります。コーティングなどのオプションを付けるとさらに高額となります。
多くの中古車販売店では車両本体価格を安く設定するかわりに、諸費用を高めに設定し収益を確保するという戦略を取っています。
そのため、車両本体価格は安いのに販売総額となると高額となり、「思っていたのと違う」とクレームに発展する場合もあります。
レクサスCPOの諸費用は、名義変更や税金等の最低限の金額とすることで、安価でわかりやすい諸費用としています。
理由④ しつこい営業がなく接客が丁寧
中古車販売店の接客というと、「営業マンがしつこく車を勧めてきそう」というイメージがあると思います。
実際、ビッグモーターなどの大手でも、「営業担当がしつこい」という口コミや評判が多いです。
購入を検討している段階なのに、何度も即決を迫られるとか、コーティングや長期保証などのオプションをしつこく勧められるということがよくあります。
レクサスCPO販売店ではそのようなしつこい営業はありません。
新車のレクサス販売店と同様、選ばれた営業マンが在籍し、「丁寧で対応が良い」とか「信頼できる」という口コミ・評判が多いです。
筆者が訪問した店舗でも、色々と車両の説明を受けたものの、最後には「じっくり検討してください」と個人情報すら求められず、余裕のある接客姿勢でした。
複数の販売店の営業マンに話を聞きましたが、みな物腰柔らかく丁寧な接客対応でした。
扱う車両に相当の自信を持っているからなのか落ち着いた営業スタイルという印象です。
レクサスCPO販売店のローン金利は4.1%と安め
レクサスCPO販売店で購入する際のローン金利は4.1%ということで、ビッグモーターやガリバーなどの9%台のローン金利に比べると安めです。
レクサスCPO販売店で利用する基本のローン会社は「トヨタファイナンス」ですが、レクサスCPO販売店の運営会社によっては、別のローン会社を利用できる場合があります。
その場合、2.9%前後という特別なローン金利を利用できることがあります。
ローンでの購入を検討している場合は、営業マンに詳しく確認することをおすすめします。
レクサスCPO販売店のローンではなく、他社で金利の安い自動車ローンを探したいという際は、損保ジャパンが提供する「ジャパンダ・ネットマイカローン」をおすすめします。
おすすめする理由は金利が1.9%~2.85%と安く、手続きもネット上で簡単にできるからです。
審査は土日祝日でも対応しており一両日中には対応してもらえますので、ローンでの購入を検討されている方は検討してみてはどうでしょうか。
レクサスCPO販売店の下取りは大手買取店より安め
レクサスCPO販売店の下取り価格は、基本的にオートオークションの相場を基準として算出しています。
オートオークションの相場を基準にするということは、その相場より高くは買えないということです。
一方、自社の販売店で直接販売できる買取店では、オートオークションの相場を上回る自社での販売価格を基準とするため、より高く買うことが可能です。
よって、今乗っている車を高く売るためには、「ビッグモーター」や「ガリバー」などの自社での販売実績がある大手買取店を比較することで、高く売れる確率が高まります。
大手買取店を比較する場合は、下記カーセンサーネットを利用すると簡単に絞り込んで依頼することができます。
「複数の買取店を比較するのは面倒!」という方は、1回査定を受けるのみでユーザーの車に興味がある複数買取店がネット上のオークションで競り合うオークション方式の買取サービスがあります。
オークション方式の買取サービスのさきがけである「ユーカーパック」は下記表のように提携買取店5,000社超えから直接入札を受けることで、ハマれば驚くほど高く売れるという評判があります。
希望の金額まで入札が入らず、売買が成立しないという場合もありますが、出品料・落札料は無料のため時間のある方は試してみてはどうでしょうか。
↓ユーカーパックに査定依頼してみる↓
ユーカーパックの詳細は下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
最後に
2019年におけるレクサスの新車販売台数は約58,000台で過去最高を記録しています。※日本自販連調べ
レクサスは世界各国でも人気が高まっており、海外販売も過去最高を記録しています。
レクサスの販売が好調な要因は、車両の質の高さもありますが、細やかな接客サービスもひとつの要因としてあげられます。
レクサスCPO販売店では、新車販売店と同様の細かやな接客サービスを提供しており、金額には代えがたい「信頼感」や「安心度」があります。
レクサスの中古車が気になっている方は、一度足を運んでみてはどうでしょうか。