初めて車を売る時におすすめできる方法はどのようなものでしょうか?
個人売買やネットオークションで車を売る方法は手間が掛かるとともにトラブルの可能性もありますので、おすすめできません。専門の買取店に売却することをおすすめします。
専門の買取店に車を売る方法としては大きく下記3つの方法があります。
① 一括査定を利用して複数の買取店に査定を依頼し売却する
② オークション形式で入札を受けて売却する
③ 個別の買取店を検索し査定依頼をして売却する
筆者がおすすめする方法は、「①一括査定を利用して複数の買取店に査定を依頼し売却する」です。
ただ、複数の買取店と言っても、多すぎると労力が掛かりトラブルに発展する可能性もあるため、2~3社を選択することをおすすめします。
本日は中古車業界に15年所属した筆者が、それぞれの方法のメリット・デメリットを解説するとともに、車を売る時に必要な書類も合わせて紹介します。
初めて車を売る時に最もおすすめできる方法は?
個人売買やネットオークションで売るという方法は経験が無いと難しいため、初めて車を売る時におすすめできる方法としては大きく下記3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを合わせて記載します。
筆者が最もおすすめする方法は、「①一括査定」を利用して、大手買取店2~3社に依頼して条件の良いところに売却するというものです。
なぜなら、その方法が最も簡単であり、高く売れる確率が高いからです。
それぞれの方法の特徴をみていきます。
①一括査定を利用する
現在最も主流となっている方法です。一括査定サイトを利用して複数の買取店に査定を依頼して競合することで高く売れます。
一括査定サイトに登録している買取店は大手がほとんどであり、手続きにも問題がありません。
デメリットとしては、複数業者から連絡が入ることで応対に手間が掛かることや、業者間での値段のかぶせあいによりトラブルに発展する可能性があるということです。
そのため、依頼する時には2~3社に絞って依頼することをおすすめします。
多ければ多いほど金額が高くなりそう、と思われるかもしれませんが、2~3社で問題ありません。具体的な買取店は「ビッグモーター」か「カーセブン」をおすすめします。筆者の経験上、提示する金額が高く手続きにも間違いが無いためです。
一括査定のメリット・デメリットは下記記事に詳しくまとめていますので参考にしてください。
一括査定でおすすめできるサイトは下記カーセンサーネットです。リクルート社が運営しており実績があることに加え、複数業者から絞り込んで依頼できるためです。
1社のみに絞り込んで依頼した場合でも、依頼された買取店は1社のみとわからず競合があると思うため足元を見られることもありません。
②オークション形式で入札を受け高い所に売る
今までの主流であった買取店に車を売るのではなく、次に車を販売する業者が入札方式で値段を提示するという新しい売り方です。オートオークションを経由するコストを削れるため、相場より高値で売れる可能性があります。
オークション形式で売る方法は最近注目されている方法で、ネットオークションで売る方法と一括査定で売る方法のいいとこ取りをしたようなサービスです。
ネットオークションで煩雑とされる出品手続きや落札手続きを代行の業者が行い、一括査定での複数業者との交渉を入札方式とすることで売り手の負担を軽減するというメリットがあります。
個人情報が複数業者に渡る心配もありません。
デメリットとしては、入札金額が希望の金額まで達しないということがあります。一度出品して希望の金額まで達しないと、その後に再度出品しても、初回の金額を上回る可能性は低いです。
そのため、時間だけが掛かり、車が売れないということもあります。
オークション方式で車を売るサービスでおすすめできるのは“ユーカーパック”というサービスです。ユーカーパックは入札する提携業者の数が2,000店超と急激に伸びてきており、高値で売れる見込みがあります。
出品しても納得の行く金額が入札されなければ売る必要は無く、出品の手数料も掛からないため、とりあえず値段だけ見てみたいという軽い気持ちでも問題ありません。
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ユーカーパックを利用する際の注意点について、下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
③買取店を検索し査定依頼をして売却する
“Goo買取”のような車買取店を検索できるサイトで買取店を検索して査定を申し込むという方法です。メリットとしては個別の買取店の評判など細かい情報を確認しながら依頼できることや複数業者との交渉が不要というメリットがあります。
また、売りたい車の買取に強い専門店に依頼することで相場より高値での売却も見込めます。一方、デメリットとしては自分で依頼先を選定するという手間があります。
買取店の大手検索サイトである“Goo買取”の特徴は下記記事にまとめていますので、参考にしてください。
車を売る時に必要となる書類とは
車を売る書類は普通車と軽自動車で異なります。また、所有権の有無によっても若干異なります。所有権有りとは車検証上の所有者が販売店やローン会社になっていることを言います。購入時にローンを組んだ時はほとんどの場合、所有権が設定されます。
それぞれのケースで必要な書類を下記表に記載します。
普通車 | 軽自動車 | |||
所有権無し | 所有権有り | 所有権無し | 所有権有り | |
車検証 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
自賠責保険証 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
自動車税納税証明書 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
印鑑証明書 | 〇 | 〇 | - | 〇 |
委任状 | 実印を押印 | 実印を押印 | - | 実印を押印 |
譲渡証 | 実印を押印 | - | - | - |
申請依頼書 | - | - | 認印を押印 | - |
免許証コピー | - | 〇 | △ | 〇 |
※△は業者により異なる 委任状・譲渡証・申請依頼書は業者にて用意してもらえる
印鑑証明書は3ヶ月以内取得のもの
住所移動や姓名変更がある場合は別途書類が必要
車売却時の必要書類については下記記事に詳しくまとめていますので参考にしてください。
少しでも高く売るために押さえたい2つのポイント
買取店に売るか、オークション形式で売るか、どちらにしても高く売るために押さえておきたいポイントは下記2つです。
ポイント① 内装をキレイにしておく
車の内装をキレイにしておくことは重要です。なぜなら、内装が汚いと次に販売しづらいと判断され高値がつかないからです。
内装の評価が下がると、100万円クラスの車でだいたい10万円程度は下がります。
シートにシミがあるとか、ペットの毛が散乱している場合は極力落としておいたほうが良いです。
掃除機をかけるとか、市販の洗剤や消臭剤を使用してキレイにするレベルで大丈夫です。
ポイント② 付属品をそろえておく
高く売るためには、保証書や取扱説明書、スペアキーなどの付属品をそろえておいたほうが良いです。
付属品がきちんとそろっていると、次に販売がしやすく査定時の加点になります。
輸入車の場合は、保証書や整備手帳は特に重要です。
整備手帳は細かく記載が無くても、そろっているというだけで、信頼性が上がります。
また、ホイールや足回りなどを社外品にしている場合は、純正部品を付けたほうが良いです。
査定時には必ず確認されるため、自宅などに保管している場合は、確認しておくことをおすすめします。
最後に
一括査定を利用することは、手間が少なく、大手買取店に簡単に依頼できるため初めて車を売る場合でも安心できます。
ただ、あまり多くの買取店に依頼すると、買取店同士での金額のかぶせ合いなどのトラブルに発展する場合もあります。
そのため、一括査定を利用して2~3社に依頼することをおすすめします。
↓↓ 買取店を検索してみる ↓↓
時間が掛かってもいいから相場よりも高く売りたいという方はユーカーパックを利用することをおすすめします。
売却をする理由によっても選択が異なると思いますので、各方法の特徴を参考にしながらベストな選択をしてもらえたらと思います。