オトロンで自社ローン契約前に知るべき3つの注意点を解説!

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貸金業の免許を持たない中古車販売店が、独自の判断(審査)で車の購入代金を分割払いで受け付ける方法を「自社ローン」と言います。

「自社ローン」を提供する中古車販売店は貸金業の免許を持たないため、金利は取れません。そのため、金利を得る代わりに車両本体価格を高めに設定することが多いです。

関東圏を中心に「自社ローン」を提供する「オトロン(旧くるまのミツクニ)」では、審査通過率95%という高い通過率の「自社ローン」を背景に、銀行や信販会社のローン利用が難しい方を中心に利用者を増やしています

また、自社ローンを提供している中古車販売店は比較的規模が小さい所が多いですが、オトロンでは、在庫台数約500台という多数の在庫から選べるという特徴もあります。

ただ一方で、車両本体価格が高めという注意点があります。

本日は、「オトロン」の自社ローンや販売時の特徴・注意点について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 





独自審査で規模拡大のオトロン

オトロン(くるまのミツクニから2021年2月に屋号変更)は2012年8月設立という若い会社ながら、関東近県と宮城県に15拠点を展開し、従業員数も158名(2022年9月現在)と規模を拡大しています。

オトロンの最大の特徴としては、独自審査で提供する「自社ローン」が審査通過率95%を誇り、1万人以上に利用されているとのことです。

「自社ローン」を提供する中古車販売店としては国内最大手級です。

また、納車時には全車外装の磨きを実施するなど、車両の品質にこだわっており、利用者増加につなげています。

 

独自審査の自社ローンを利用できる反面、車両本体価格は高め

オトロンの自社ローンは審査通過率95%以上ということで、他社で様々な理由によりローン審査が通らなかった方でも、分割払いが可能となるケースが多いです。

一方で、車両本体価格は高めです。100万円クラスの車でカーセンサーなどに掲載されている他社の同等車種と比較して20~30万円程度高めです。

一例ですが、オトロン在庫のエスティマアエラスGエディション79.9万円(平成22年式 真珠白 走行9万キロ)と同等の車をカーセンサーで検索すると50万円前後のものが多く、その差は約30万円です。(例は◆Kifu  48.9万円 ◆CSオートディーラー 47万円)

◆オトロン 79.9万円

◆Kifu  48.9万円

◆CSオートディーラー 47万円

購入時にかかる諸費用についてはだいたい30万円程度とビッグモーターやネクステージと同等ですが、カーセンサー提携店で安い諸費用の所と比べると若干高めです。

オトロンでは、自社ローンでの金利を取らない代わりに、車両本体価格や諸費用を高めに設定して収益を確保しています。

一方、ネクステージなどの販売大手でもローンに通りにくい方向けに提供している特別なローンがあり、その金利は約15~18%と高めです。

その特別なローンの金利額は2年で20万円程度となるため、金利がかからないオトロンの自社ローンを組んだ場合の総額と比較すると、そこまで大きな差はありません。

 

オトロンの自社ローン注意点3つ

注意点① 契約年数(支払回数)は最大3年

オトロンの自社ローンは最大で3年間(36回払い)の契約となり、信販会社ローンのように5~6年といった長期間の契約期間を選択できるわけではありません。

当初の契約期間より短い期間で返済(繰り上げ返済)することはできますが、総支払額は同じであり金利の戻りのような返金はありません。

 

注意点② 連帯保証人は必須

オトロンの自社ローンを利用する際は、契約者以外に連帯保証人が必須となります。

連帯保証人の特別な条件はなく、アルバイトやパートの方、年金受給の方でも問題ないとのことです。

 

注意点③ 所有権が付く

他社の自社ローンも同様ですが、オトロンの自社ローン利用時には所有権が付きます。

所有権がつくというのは車検証上の所有者が「オトロン」となり、勝手には売れなくなるということです。

自社ローンの契約期間終了後(最大3年後)は所有権を外して、自己名義にできます。

所有権がついているからといって、日常で使用するのに特に困ることはありません。

 

頭金なしでもOK

オトロンは従前では、購入総額の10%程度を頭金として、購入時に支払う必要がありましたが、2023年1月より頭金なしでも自社ローンにて購入することができるようになっています。

手持ちの現金が無いけれど車を購入したいというニーズにも対応しています。

 

信販会社ローンの取り扱いは無し

オトロンでは、オリコやジャックスなど大手中古車販売店が取り扱っている信販会社のローン取り扱いはありません。(2021年1月現在)

分割払いは自社ローンのみの取り扱いとなります。

 

法人での契約もOK

オトロンの自社ローンは法人での契約もできます。

その場合は、法人の社長と使用者が保証人になる必要があります。

 

乗り換え時には、ローン残金を新しい車の契約に上乗せすることも可能

オトロンで自社ローンを組み、3年間以内で新しい車に乗り換える際は、新しい車の契約にローン残金を上乗せすることも可能です。

信販会社で言うところのオーバーローンが可能です。

 

在庫車両は走行距離が多い車が多い

オトロンの在庫車両は走行距離が多いものがほとんどです。

走行距離10万キロ前後のものが多いです。

独自審査で審査通過率を高めている反面、回収リスクを軽減するために車両価格が安価となる走行距離の多い車を主に扱っています。

車は現状販売が基本であり、細かいキズやへこみはそのままです。

あまりにも気になるものは交渉により、修理して納車してもらえるようです。

 

車両品質にはこだわっている

オトロンの在庫車両は走行距離の多い車がほとんどですが、車両の状態にはこだわっています。

仕入れの段階で内外装が良いものを選択し、入庫後に気になる箇所がある場合は極力補修しているとのことです。

納車時には外装の磨きを全車にするなど、他社にはないサービスも行っています。

 

購入時の保証は3カ月3,000キロ以内が無償

オトロンで購入時には、無償で3カ月3,000キロの保証がつきます。

それ以降は都度有償での修理となります。

 

一括で買う場合はおすすめできない

オトロンでは、自社ローンを利用する前提で車両本体価格が設定されており価格が高めのため、現金一括や銀行などで資金を調達し購入する場合はおすすめできません

営業マンの話によると、現金一括ということであれば値引き頑張りますとのことでしたが、20~30万円の値引きは厳しいです。

現金一括でオトロンの在庫がどうしても欲しい場合は、上記を考慮して値引き交渉したほうが良いです。

 

今乗っている車を高く売るには複数買取店を比較する

乗り換えを検討している場合には、オトロンで下取り(買取)もしてもらえますが、少しでも高く売るためには、複数の買取店を比較したほうが良いです。

近年は、買取店ごとに仕入れ強化車種が異なってきており、価格にバラつきが出ることが多いです。

人気車種や年式が新しいといった再販売向きの車はネクステージやガリバーが強いですが、年式が古いとか走行距離が多い車はユーポスやラビットのほうが強いです。

買取店を比較する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネット公式サイトから依頼すると簡単に絞り込んで依頼できます。

直近では、新車の納期遅れの改善により中古相場が下落し、買取相場も下降傾向のため、売却を検討している場合は早めに行動したほうが良いです

カーセンサー.net簡単ネット査定

複数買取店に依頼し交渉するのは面倒だし、苦手・・・という方は、「オークション方式の買取サービス」をおすすめします。

「オークション方式の買取サービス」とは、ユーザーの車に興味がある複数買取店がネット上のオークションで競り合うことで、高く売れるという新しいサービスです。

「オークション方式の買取サービス」を展開する「ユーカーパック」では、全国8,000社超えの買取店から入札を見込むことで、ハマれば驚くほど高く売れる可能性があります。

査定を受けて出品しても、希望額まで入札が入らず売買が成立しないという場合もありますが、出品料や査定料などの手数料は無料です。

時間に余裕がある方は試してみてはどうでしょうか。査定は下記公式サイトから依頼可能です。

ユーカーパック公式サイト

ユーカーパックについて詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

相場より27万円も高く売れた!ユーカーパックの評判は?

 

最後に

オトロンは設立約8年という若い会社ながら、関東圏に積極的な出店を行い規模を拡大しています。

営業マンも若い方が多く接客は丁寧な印象です。一度展示場を訪れましたが、とても丁寧に対応してもらえました。

他社のローン会社に断られたけど、車を分割で購入したいという方は、オトロンを購入検討先に加えてみてはどうでしょうか。

 

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新車納期遅れ改善で中古車相場下落開始、高く売るなら早めに行動すべき


オークション価格高騰終了で中古車相場の下落開始

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コメント

  1. 柚希 より:

    オトロンさんで車を購入したのですが、半年くらいしたらハガキ一枚来て債権譲渡しました。次からはこちらに支払いをおねがいします。ある債権回収の会社名が書いてありました。一度も支払いが遅れた事も無いのに。少し怖さを感じました

    1. コメントありがとうございます。支払いが遅れたことが無いのに債権譲渡とは他に何かあったのでしょうか。担当の方から説明がほしいですね。店舗の方針が変わったのでしょうか。

    2. 関東の自社ローン店員 より:

      外部から失礼します。
      自社ローン店にて働いてた事があります。
      債権譲渡通知が来たとの事で不安かと思います。
      なぜ届いたのかと言うと車屋とお客さんとの間で24回もしくは36回の自社ローンを組んだ場合毎月決まった金額しか入金がなくまとまったお金を必要とする際に
      債権譲渡先にその債権を売ります。
      そうすると残りの金額分まとまって自社ローン店に入金されるので債権譲渡譲渡が行われています。
      簡単に言えば個人情報の売買の様な物なので気をつけた方が良いかと思います。
      念の為参考までに。

      1. コメント、補足説明ありがとうございます。支払いが遅延した場合に債権譲渡することはあるとは聞いていましたが、きちんと支払いをしていても債権譲渡されることがあるのですね。ユーザーとしては不安に思ってしまいますね。

  2. より:

    オトロンさんで購入経験があります。
    債権譲渡のハガキ来ましたが担当の方から連絡もあり、詳しく説明を受けました。
    車の金額が高いのは確かですが、見た目で判断せずしっかりと対応していただけました。

    1. コメントありがとうございます。詳しい説明があるとありがたいですね。私もスタッフの対応には丁寧さを感じました。出店を継続し規模を拡大している理由のひとつなのかなと思います。

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