実質200万円台BYDドルフィンのメリット・注意点各3つ

中国の電気自動車大手「BYD」がSUV型の「ATTO3(アットスリー)」に続く第2弾として、コンパクトEV「ドルフィン」 の販売を開始しました。

「ドルフィン」はコンパクトボディとしながら、航続距離はスタンダードモデルで400キロ、ロングレンジモデルで476キロと、競合クラスで従来に無い長い距離を走れるということが最大の特徴です。

「ドルフィン」の価格は363万円(スタンダード)、407万円(ロングレンジ)と、国から出るCEV補助金65万円を加味すると、298万円(スタンダード)、342万円(ロングレンジ)であり、さらに各自治体からの補助金も加味すると実質200万円台後半~300万円台前半となり電気自動車としてはかなり価格を抑えてきています。

一方、実車を確認した所感では、フロントフェイスがおとなしすぎることと、インパネ周りが国産車に比べて寂しい印象を受けました。

内外装の質感やデザインは、国産車と大きく異なり、こちらは好みが分かれそうです。

「ドルフィン」購入検討時のメリットと注意点はそれぞれ下記各3つです。

メリット① 車両価格が安い
メリット② 納期が短め
メリット③ ローン金利が安い

一方で、注意点としては下記3つです。

注意点① オプションがほぼない
注意点② カラーバリエーションが少ない
注意点③ 値引きはナシ

本日は、BYDの日本展開第2号であるコンパクトEV「ドルフィン」の購入検討時のメリットと注意点を中心にみていきます。

 

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利用料がとにかく安いカーリース「クルカ」の5つの注意点を解説

モノを「購入」するより、月々定額の利用料を払うことでモノを「利用」するサービスの需要が高まってきています。

車業界においても現金やローンで車を購入するより、ランニングコストを含めた月額利用料を払うことで車を利用する「カーリース」の注目度が高まっています。

「カーリース」のメリットのひとつとして、現金やローンで購入するより、支払総額が安いということがあります。

一例としてトヨタノアS-Gを3年の残価設定ローンで購入した場合と、カーリースの「クルカ」で利用した場合の支払総額では、約63万円クルカのほうが安価です

※グレードはS-G 外装色パールホワイト オプションは快適利便パッケージ(MID)、バックガイドモニター、フロアマット 3年後残価は新車価格の60% ローン金利は3.9%で試算

さらに、カーリースの場合は、購入時のローン手続きや税金支払いの手間などが無いというメリットもあります

本日は、需要が高まってきている「カーリース」の中で、利用料が安い「クルカ」について、安さの理由と5つの注意点をみていきます。

 

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中古車購入時のローン金利が安い「ジョイカルジャパン」

中古車購入時のローン金利はビッグモーターなどの大手販売店では下記のように高めです。

大手販売店のみならず、街の中古車販売店でも6~9%程度のローン金利で提供している所が多く、業界でだいたい足並みをそろえています。これは昔からの慣習で現在も大きく変わってはいません。

交渉すれば若干下げてもらえる場合もありますが、下がっても1~2%程度であり、大きく下がることはありません。

なぜ、金利が高いかというと、高い金利の一部はキックバックとして中古車販売店の収益となっており、金利を下げると収益が減るので中古車販売店は高い金利を維持しています

そんな中、全国564店舗(2023年8月現在)でサービスを展開する「ジョイカルジャパン」が新にオープンした「ジョイカルU-CAR SELECT 4号草加店」では、2.5%という低金利でローンの提供をしています。

本日は、「ジョイカルジャパン」の認定中古車販売店「ジョイカルU-CAR SELECT」の特徴・注意点について中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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カーリースを利用すべき本当のメリット5つを元業界人が解説

社会全体がモノを「所有」する時代から「利用」する時代に変化してきており、「Netflix」とか「Hulu」等の月々定額で利用できる「サブスクリプションモデル」というサービス形態が業界問わず台頭しています。

車業界でも、毎月定額の利用料を支払うことで車を利用するという「カーリース」の需要が高まってきています。

従来「カーリース」は法人向けのサービスが主でしたが、近年は個人向けのサービスも多く出てきています。

「カーリース」というと、整備費用等の維持費が全てコミのため割高では・・・というイメージがありましたが、近年各リース会社は月額の支払いを抑えたプランを提供しています

そんな「カーリース」を利用すべきメリットは大きく下記5つです。

メリット① 総支払額が安い
メリット② 車の購入に比べて、手続きがカンタン
メリット③ 月額定額の支払いで、維持費がわかりやく、手間も少ない
メリット④ 点検や整備に悩まない
メリット⑤ 新車に乗り続けられる

本日は、CM等でも話題の「カーリース」のメリット・デメリットについて、中古車業界に15年所属した筆者が解説します。

 

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車の買取契約後に査定額の減額を要求されるケース5つ

車の買取契約後に買取店から契約金額を減額されることはあるのでしょうか。

「一括査定サイト」で申し込んだ買取店での契約後に査定額を減額された!という苦情も実際にあります。

きちんと契約を交わしたのに、後から金額が下がるのは納得いかない!と誰もが思いますが、実際に買取店から契約期間額の減額を迫られることはあります。

具体的には、買取契約後に以下のようなケースが発覚した場合に、買取店から契約金額の減額を要求されることがあります

ケース① 事故車であることがわかった
ケース② 走行メーターの巻き戻し(改ざん)があることがわかった
ケース③ 過去に車が水没していたことがわかった
ケース④ 車に大きな不具合があることがわかった
ケース⑤ 過去にレンタカーとして利用されていたことがわかった

買取契約後の減額は買取店とユーザーの間でトラブルになることが多く、前もって予備知識として持っておくことをおすすめします。

本日は買取契約後の減額となりうる内容と、各ケースの対処方法について、中古車業界に15年所属した筆者が解説します。

 

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埼玉・千葉で中古車を安く取り揃えている販売店5選

中古車購入を検討しており、とにかく安い販売店を探していませんか?

ロードサイドには多数の中古車店があり、また中古車の価格は車の状態にもより千差万別でどこの販売店が安いのかは、わかりづらいです。

そんな背景もあり、中古車店が乱立する埼玉・千葉エリアで中古車を安価に取り揃えている販売店5店を独自の判断で、選出しました。

ちなみに、大手販売店「ガリバー」「ネクステージ」「ビッグモーター」は販売時の諸費用が高く、総額支払が高くなることが多いため、除いています。

本日は、中古車業界に15年所属筆者が埼玉・千葉エリアで中古車を安価に購入できる販売店5店についてみていきます。

 

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KINTOで新型アルファード利用時のメリット注意点各3つ

8年ぶりのフルモデルチェンジを行った新型の「アルファード」「ヴェルファイア」はトヨタのサブスク「KINTO」でも利用(申込)が開始されています。

新型「アルファード」「ヴェルファイア」の価格は昨今の原材料価格高騰に伴い先代より大きく値上がりしており、「KINTO」での利用料も先代より高額になっています。

ただ、トヨタは近年「KINTO」取り扱い件数を増加させるべく注力しており、月額の利用料増額分を極力抑えて「KINTO」利用のメリットを押し出してきています。

「KINTO」利用の総支払額は、ディーラーで勧められる残価設定型ローンで購入時総支払額とほぼ同額ですが、「KINTO」利用料には任意保険料が含まれているため、保険料が高くなる若い人や保険の等級が低い方は、「KINTO」利用の方が総支払額を抑えられメリットが出ます

具体的な保険料としては、車両保険コミで年10万円(月8千円強)以上支払うようであれば、「KINTO」のほうが良さそうです。

本日は、新型「アルファード」「ヴェルファイア」をKINTOで利用する場合と残価設定型ローンで購入する場合との比較とともに、KINTO利用時のメリット・注意点各3つについて、みていきます。

 

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事故車買取大手タウの中古車販売「カーテンダー」の魅力3つ

事故車買取実績3年連続NO1の株式会社タウが展開する中古車販売店「カーテンダー」とはどのような特徴があるのでしょうか。

株式会社タウは一般ユーザーの知名度は低めですが、年間10万台以上の買取実績があり、ビッグモーター・ガリバー・ネクステージの大手3社に次ぐ実績を持っています。中古車業界では名が知られている老舗でもあります

タウは、従来買い取った事故車をそのまま販売するのが主でしたが、近年は買い取った車の中で程度の良いものだけを厳選して、中古車としての販売を強化しています。

株式会社タウの中古車販売店「カーテンダー」の魅力は主に下記3つです。

魅力① 販売価格と諸費用が安め
魅力② 保証料が安め
魅力③ 外装がキレイ

一方で注意点としては、在庫が少ないという点があります。

本日は、事故車買取大手株式会社タウが運営する「カーテンダー」について、実際にカーテンダーの店舗に訪問した上での所見を踏まえて、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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自社ローンで審査落ちが無いカーライフグループの特徴を解説

審査なしの自社ローンで100%購入OK!と、自社サイトや看板でウリにしている「カーライフグループ」の特徴はどのようなものなのでしょうか。

自社ローンとは、信販会社などのローンを使わずに、販売店独自の裁量で分割払いを受け付ける仕組みです。

そのため、自社ローンを利用すれば、信販会社などのローン審査に通らない方でも、分割払いで車を購入できることとなります。

「カーライフグループ」は独自の判断基準で、全ての人を対象に自社ローンを提供しています。

ただ、100%購入OKと言っても条件があり、保証人を付けなければ自社ローンは利用できません

「カーライフグループ」の自社ローンを利用して車を購入するメリットは主に下記3つです。

メリット① ローン審査に通らない方でも分割購入できる
メリット② 最長60回まで分割払いができる
メリット③ 手続きが簡単

一方で、注意点としては下記3つです。

デメリット① 手数料が高め
デメリット② 保証人が必要(原則2人)
デメリット③ 所有権が付く

本日は、自社ローンを提供し、全国納車にも対応している「カーライフグループ」の特徴について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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KINTOアンリミテッドで新型プリウス利用はアリかナシか

フルモデルチェンジを行った新型プリウスの取り扱いが、トヨタのサブスク「KINTO」で開始されました。

新型プリウスのグレード構成は、「Z」、「G」、「U」となりますが、その中で「U」グレードは「KINTO Unlimited(アンリミテッド)」として、販売店での販売は無く「KINTOアンリミテッド」のみでの取り扱いとなっています。

利用料は5年契約で月額46,530円、3年契約で月額49,940円(どちらもボーナス払い無し)と他社カーリースや残価設定型ローンで購入するより安価な利用料となっており、下記5つのメリットも踏まえると「KINTOアンリミテッド」で利用するのは「アリ」と考えます。

「U」グレードは、当面の間「KINTOアンリミテッド」のみでの扱いとなりますが、仮に残価設定型ローンで購入した場合と、「KINTO アンリミテッド」を利用した場合で比較すると、3年・5年の契約期間で月当たりの支払額は7~8千円程度、支払総額では25万円程度「KINTOアンリミテッド」のほうが安価となります。

利用料が安価とされている主な理由は、ソフトウェア・ハードウェアのアップデートを随時可能にしたことで残存価値を高めているためであり、従来のKINTOでのプリウス利用料から10%ほど値下げされています

また、利用料には各種税金や定期メンテナンスに加え、車両保険付きの任意保険料も含まれているため、保険料が高くなりがちな若い方や保険等級が低い方は、よりメリットが出ます。

「KINTOアンリミテッド」の主なメリットは下記各5つであり、納期が短いという点もウリとされています。

メリット① 利用料が安価に設定されている
メリット② 他グレードに比べて納期が短め
メリット③ 利用料に任意保険料(車両保険付)も含まれる
メリット④ 安全性能のアップグレードが随時可能
メリット⑤ ディーラーでの点検・整備もコミ

一方、注意点は下記5つです。

注意点① 中途解約時には違約金が発生する(初期費用フリープラン選択時)
注意点② 契約終了時には現状回復費を請求される場合がある
注意点③ 初期の装備は最低限でありオプションを細かく選択できない
注意点④ 走行距離の制限がある
注意点⑤ 車をカスタマイズしにくい

本日は、中古車業界に15年所属した筆者が、新型プリウスのサブスク「KINTOアンリミテッド」の詳細と利用時の注意点についてみていきます。

 

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元業界人がここだけで教えるビッグモーターの評判は?

車販売買取日本一を称するビッグモーターの評判はどのようなものなのでしょうか。

結論から言うと、販売や車検よりも買取の評判が良いです。

買取の評判が良い理由は、ビッグモーターは買い取った車を自社で直接販売する比率が他社よりも高く、そうすることで中間マージンを削り、高値買取につなげているためです。

一方、販売のほうは車両価格は安めだが、「営業担当がしつこい」とか「諸費用が高い」という口コミが多く、評判はいまひとつです。

筆者の経験則も踏まえ、ビッグモーターは販売(購入)よりも買取のほうがおすすめできます。

ただ、実際に売却を検討する際は、ビッグモーターがいつでも高い!とは限らないため複数買取店を比較したほうが良いです。

近年は競合大手である「ネクステージ」に勢いがあり、実際に筆者が相見積もりを取得した車では、「ネクステージ」のほうが高値を提示しました。

本日は、ビッグモーターの評判について、項目(買取・販売・車検)別に実際の口コミも踏まえて、中古車業界に15年在籍していた筆者が解説します。

 

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ビッグモーターの「不正請求疑惑」における背景3つ

中古車取販売大手のビッグモーターが取引先の保険会社に対する「車両修理費用」を水増しして不正な請求を組織的に行っている疑惑があると、話題になっています。

ビッグモーター関係者からの内部通報により、過剰な車両修理が複数実施されているということで、取引のある保険会社が調査したところ、約80件の疑わしい案件が発覚したとのことです。

ただ、過剰な車両修理については、昔から線引きが難しく、顧客に対するサービスの一環として実施されることもあり、どの販売店においても保険修理時に過剰な車両修理が無いとは言い切れません。

ビッグモーターの疑惑は、複数の拠点で疑わしい多くの案件が見つかったということで、組織的かつ悪質なケースが問題視されています。

また直近では、客のタイヤを意図的にパンクさせる動画が発覚しており、不正請求につながっていると見られています。

本日は、ビッグモーターの不正請求疑惑について、過剰な車両修理につながった考えられる背景についてみていきます。

 

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オークション価格高騰終了で中古車相場の下落開始

中古車オークション大手「ユー・エス・エス」において32カ月連続で前年同月を上回っていた平均落札価格がついに下落に転じました。

長期に渡り中古車相場が高騰していたことから中古車バブルとも言われた相場が下落に転じ、中古車販売相場にも影響が出始めています

昨年秋頃から新車の供給が回復してきたことが、加熱した中古車需要の減少につながり、今後しばらく中古車相場は下落していきそうです。

中古車購入を検討している方にとっては、販売価格が下がってくるためチャンスと言えます。

一方、車の手放しを考えている方は、相場の下落に伴い高く売るには早めに行動したほうが良いです。

本日は、中古車オークション相場の高騰が終了し、相場の下落が始まった中で、買取(売却)、販売(購入)時の注意点を含めてみていきます。

 

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レクサス乗るなら残クレよりKINTOを選ぶメリット4つ

月額定額で新車が利用できるトヨタのサブスク「KINTO」はレクサスもラインナップされています。

「KINTO」でのレクサスの月額利用料は7万以上(ボーナス払い無し時)と、金額だけ見ると高い!という印象です。

ただ、ディーラーで勧められる残クレ(残価設定型ローン)で買うよりは、「KINTO」を利用する方が支払総額はかなり安くなり、「KINTO」利用のひとつのメリットとなっています。

一例としてレクサスUX200h”version C”を3年の残クレで買うのと、「KINTO」で利用するのでは総支払額で約60万も「KINTO」のほうが安くなります。

また、「KINTO」の利用料には、車両保険付きの任意保険料が含まれており、若い方や保険等級が低く任意保険料が高額となる方は、「KINTO」利用のメリットが大きくなります。

残クレでレクサスを購入するより「KINTO」を利用するメリットは主に下記4つです。

メリット① 残クレで購入よりも総支払額が安い
メリット② 申し込みはネット完結で、利用料に税金や任意保険料が含まれ手続きがラク
メリット③ 利用料に任意保険(車両保険付き)が含まれる
メリット④ クレジットカードでの支払いもOK

一方で、「KINTO」を利用するデメリットとしては主に下記3つです。

デメリット① 利用期間は3年までで早期終了約時には追加精算金が発生
デメリット② 利用できる車種やグレードが限られる
デメリット③ 走行距離の制限がある

本日は、レクサスをKINTOで利用する際におさえておくべきメリット・デメリットについて、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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中古車KINTOは利用料が高めで現時点ではメリット薄い

トヨタが提供するサブスクリプション「KINTO」では、「KINTO ONE(中古車)」として、2022年7月から中古車の取り扱いを本格的に開始しました。

「KINTO」のサービス開始から約3年が経過し、「KINTO」で利用終了となった良質の中古車を利用した、新たなサブスクサービスとしています。

ただし、現時点では月額利用料が高め(新車KINTOと同等もしくは若干高い)なことに加え、利用時には月額利用料6カ月分の申込金が必要となるため、コストメリットは薄いです。

「KINTO ONE(中古車)」のメリットと注意点は大きく下記となります。

メリット① 利用料が月額定額でわかりやすく、申込時の手続きもラク
メリット② 任意保険(車両保険付き!)が付いている
メリット③ 中古車のため納期が早い
メリット④ クレジット払い可能
注意点① 利用料が高め
注意点② 月額6カ月分の申込金が発生する
注意点③ 2年間しか利用できない
注意点④ 利用できる車種が少ない
注意点⑤ 走行距離の制限がある
注意点⑥ 利用エリアは東京・愛知近郊のみ

「KINTO ONE(中古車)」の特段のメリットとしては、新車と違い「納期が早い」ということのみで、それ以外は新車のKINTOでも同じメリットとなり、利用料も安くはないことから現時点では利用するメリットが薄いです。

本日は、中古車の利用を本格的に開始したトヨタのサブスク「KINTO ONE(中古車)」のサービス詳細をみていきます。

 

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