ビッグモーターとネクステージに共通の購入時要注意点3つ

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中古車販売大手「ビッグモーター」の不正事件をきっかけに、業界大手「ネクステージ」でも保険契約ねつ造が発覚し社長が辞任するなど、ニュースになっています。

「ビッグモーター」「ネクステージ」とも全国で大型販売店を急速に拡大し、豊富な在庫量を背景に売り上げの増加を継続してきました。

「ビッグモーター」は一連の不正事件により、直近で一部店舗を閉鎖するなど、規模を縮小してきていますが、「ネクステージ」は積極的な新規出店を継続し、規模拡大を継続しています。

そんな、両社に共通する購入時の要注意点は下記3つがあげられます。

注意点① 購入時の諸費用が高め
注意点② ローン金利が高め
注意点③ 有償の保証料が高め

また、両社とも販売時の付帯収益(諸費用)で多くの収益を上げており、オプションや有償保証の売り込みが強引という声もあり注意が必要です。

中古車業界での強引な売り込みはどこの会社でも大なり小なりありますが、営業マンによっては課されたノルマのため、かなり強引に営業されることがあります。

本日は、「ビッグモーター」と「ネクステージ」に共通する3つの要注意点を中心に両社の特徴や、買取時の優劣などをみていきます。

 





規模拡大を継続する「ネクステージ」

ビッグモーターとネクステージは全国各地に大型販売店を多数展開することで、規模を拡大してきました。

ビッグモーターとネクステージの規模を比較すると下記表のようになり、売上高や社員数はビッグモーターのほうが大きく上回っていますが、保有する在庫台数や店舗数ではそこまで大きな差はありません。

※ビッグモーターは自社サイトより ネクステージは決算説明資料より 2023年1月現在

特にネクステージは後発の会社ながら、急成長を遂げており、2023年11月にはガリバーの売上高を超える5,000億円の売上規模を見込むなど、右肩上がりの成長を継続しています。

ビッグモーターはオールジャンルに統一した店舗を展開しているのに対し、ネクステージは「SUV LAND」「ユニバース」など、車種カテゴリ毎に特化した販売店を展開しています。

ネクステージは全国での急速な新規出店を継続しており、今後しばらくは勢いが継続しそうです。

ミニバンやSUVなどを検討しており、たくさんの在庫を実際に見ながら探したい、という方はネクステージが適しています。

 

「ビッグモーター」と「ネクステージ」に共通する要注意点3つ

両社とも購入時に共通する要注意点は下記3つです。

注意点① 諸費用が高め

ビッグモーター、ネクステージとも購入時に発生する諸費用が他社と比較して高めです。

両社とも車両価格は若干安めに設定し、購入時の諸費用を高めにすることで収益を確保しています。

諸費用とは購入時の名義変更手数料、整備費用、保証料、オプションなどであり、ユーザーの希望で外すことができる任意の項目もあります。

ネクステージでは、見積もりを取得すると、ほとんどの場合で車庫証明代行費用や希望ナンバー費用、コーティングオプションなどの任意の費用が含まれており、全て付けないと売ってもらえないの?と困惑する声もあります。

両社とも、収益を確保するための営業へのプレッシャーは相当のものであり、オプションや有償保証を強引に売り込みされるケースもあるため注意が必要です。

ビッグモーターやネクステージの諸費用について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

元業界人がビッグモーターの諸費用を徹底分析!見積もりレビュー

 

ネクステージの中古車は良質だけど諸費用とローン金利が高めで要注意

 

注意点② ローン金利が高め

販売時のローン金利はビッグモーター基本9.9%、ネクステージが6.9%であり、銀行や信用金庫などの安い金利に比べると高めです。

金利が高い理由は、金利の約半分程度がビッグモーター、ネクステージの収益となっているためです。これは、他社のガリバー、カーチスなども同様です。

ビッグモーター、ネクステージでローンを組むと手続きが簡単、とか審査が通りやすいというメリットはありますが、支払総額をおさえたい場合は、金利の安い他社ローンを組んだほうが良いです。

ローンを組む場合は、購入する販売店で必ず組まないといけない、ということはありません。

ビッグモーターのローン金利について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

ビッグモーターのローン金利は高い?利息を39万円節約する方法とは

 

注意点③ 有償の保証料が高め

ビッグモーター、ネクステージとも1年~最大10年という長期の保証を有償で提供しています。

ただ、その際の保証料は他社に比べて高めです。

例として2,000CCの乗用車クラスで他社大手(ケーユー)と比較すると下記のような差が出ます。

※2020年12月現在

長い期間の保証は魅力でありますが、保証料が高額なのと、対象の部品が限られるためあまりおすすめはできません。

ビッグモーター、ネクステージの保証について詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

ビッグモーターの保証は高めだけどオイル交換は車検仮予約で8回無料

 

ネクステージの保証のメリット3つと注意点を元業界人が解説

 

輸入車販売はネクステージに強み

ビッグモーターは売れ筋の人気車種や軽自動車の販売が主流ですが、ネクステージは輸入車の販売に力を入れています。

ネクステージは「ユニバース」という輸入車専門店を展開し、質の良い輸入車をそろえることで、ユーザーの支持につなげています。

また、ネクステージは「アウディ」「フォルクスワーゲン」「ボルボ」「マセラティ」「ジャガー」「ランドローバー」という正規ディーラーも各地に展開し、ディーラーが持つノウハウを活かし、輸入車販売・買取の拡大につなげています。

輸入車専門店「ユニバース」の詳細は下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

ユニバースで中古車を購入する3つのメリットと注意点を解説!

 

ビッグモーター、ネクステージの買取の特徴は

ビッグモーター、ネクステージの両社に共通する点として、自社の販売店ですぐ売れそうな見込のある車は積極的に高値を提示し、一方で販売店に不向きな車は高値を提示してこないという点があります。

具体的には、ビッグモーターは高年式の人気車、軽自動車、ネクステージは低走行のミニバン、SUV、輸入車に対し、積極的に高値を提示してきます。

一方、低年式や走行距離の多い車で販売店向きではないと判断すると、高値を提示してきません。そのような車は、ユーポスやラビットなどの他社買取のほうが高いことが多いです。

 

ビッグモーター、ネクステージに高く買い取ってもらうためのポイント2つ

ポイント① 車の内外装をキレイにしておく

ビッグモーター、ネクステージとも次に販売しやすい車は高値を提示してきますので、車の内外装をキレイにしておくことは重要です。

特に内装の状態は細かくチェックされます。シートにシミがあるとか、内装の臭いがあるという場合は、極力落としておいたほうが良いです。

市販の中性洗剤や消臭剤を使用するレベルで構いません。

内装に問題があると判断されると、査定額が大きく下がりますので、前もって確認しておくことをおすすめします。灰皿が汚い、ペットの毛が落ちているなどもマイナスになってしまいます

 

ポイント② 付属品をそろえおく

高く売るためには、スペアキーや整備手帳(保証書)などの付属品を揃えておいたほうが良いです。

特に、輸入車の場合は、整備手帳(保証書)の有無で次回販売時の信頼性につながるため、必ず確認されます。無い場合はマイナスとなります。

スペアキーもスマートキーなど再発行が困難な場合は、無いと大きなマイナスになるため、前もって確認しておくことをおすすめします。

また、ホイールやマフラー、足回りを社外品に変えている場合は、メーカー純正部品も付けておいたほうがプラスとなります。

査定時には必ず確認されますので、自宅の倉庫等で保管されている場合は、確認しておいたほうが良いです。

 

両社とも格安オイル交換を実施

ビッグモーター、ネクステージともに自社のサービスを地域の方々に知ってもらう目的で、格安オイル交換を実施しています。

ビッグモーターでは1リッターあたり100円、ネクステージでは1台あたり100円という格安価格です。

また、ビッグモーターでは車検の仮予約をすると、次回車検まで8回のオイル交換が無料というサービスも実施しています。

格安でオイル交換を実施することで、次回の車検獲得につなげています。

ネクステージで100円オイル交換を実際に依頼した際は、あまりいい顔をされませんでしたが、その際の所感を下記記事にまとめていますので、興味がある方は参考にしてみてください。

【体験談】ネクステージ100円オイル交換の3つの注意点を解説

 

高く売りたい場合は複数買取店を比較する

ネクステージは拡大路線を継続し、伴って在庫車両の買取も強化しています。

自社の販売店で展示可能な車は特に高値を提示します。

ただ、在庫の状況にもより、ネクステージがいつでも高値を提示するというわけではありませんので、複数買取店を比較することをおすすめします。

販売店に不向きの車両(低年式、走行距離が多いなど)はオークション販売に強いユーポス、ラビットのうほうが高いことが多いです。

複数買取店に査定依頼する際は、下記リクルート社が運営するカーセンサーネットを利用すると、簡単に依頼できます。査定料は無料です。

カーセンサーネット公式サイト

一方、交渉するのが苦手とか、営業電話が掛かってくるのはイヤ、という方はオークション方式の買取サービスを利用する方法もあります。

オークション方式の買取サービスでは、ネット上で買取店(販売店)が競り合うことで高く売れるという新しいサービスです。

低年式や、走行距離が多いという、販売店向きではない車でも、買取店(販売店)のニーズに合致することでハマれば驚くほど高く売れる可能性があります。

オークション方式の買取サービスを展開する「ユーカーパック」では、提携する8,000社超えの買取店から入札を見込むことで、高値で売却できる可能性があります

出品しても思うように入札が入らず売買が成立しない場合もありますが、査定料や出品料などの手数料は無料であり、興味がある方は試してみてください。

査定は下記公式サイトから依頼できます。

ユーカーパック公式サイト

ユーカーパックについて詳しくは下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。

相場より27万円も高く売れた!ユーカーパックの評判は?

 

最後に

ビッグモーターは規模縮小の傾向にありますが、ネクステージは引き続き全国での出店攻勢を強めています。

ネクステージの業績は順調であり、今後しばらくはこの勢いが続きそうです。

ただ、ネット上での口コミを見ると、販売時のオプションを強く勧められる、とか諸費用が高すぎるなどという声も散見されます。

販売時の諸費用やローン金利などは、交渉により総支払額を抑えることも可能です。

何も予備知識がないまま勧められるままに契約をしてしまうと、不要な出費がかさむこともありますので、契約時には詳細を確認し不要な費用は削ってもらうことをおすすめします。

一方、買取時には自社の販売店で売れる見込みが高い良質車は高値を提示しますが、そうでない場合は積極的に値段を提示してきません。

そのため、ユーポス、ラビットなどのオークション販売での買取に強い買取店も含めて比較したほうが良いです。

↓大手買取店を検索してみる↓

カーセンサーネット公式サイト

 

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