【ネクステージ買取体験談】実際に車売った感想と口コミ分析

車買取販売大手「ネクステージ」の買取実績が近年絶好調です。

直近2024年11月期(2023年12月~2024年11月)の買取実績は254,699 台と、前年比で約5万台増と急増しています。

ネクステージの買取は、ガリバーやカーチス、カーセブンなどの他社大手に比べて後発ですが、自社での小売り(販売)台数増加に伴って買取台数も大幅に増加しています

そんなネクステージで、筆者が所有する車(フリード)を実際に買い取ってもらいました。

ネクステージの買取を利用してみた感想としては、大きく下記3つです。

感想① 金額をはっきり提示する
感想② 提示金額が他社より高め
感想③ 契約後の減額がなく安心できる

ネクステージはネット上で販売(購入)時の悪い評判が散見されますが、買取(売却)のほうはあまり見られません。

ネクステージは自社での販売好調により、在庫確保のために良質車は特に高値を提示するということで、顧客満足につなげています

実際に利用した所感としては、中古車買取店にありがちな強引な買取商談はなく、他社と比較して高めの値段をサラッと提示してくれ、単純に高く売りたいユーザーに適しています

ただ一方で、ネクステージが強いのは「高年式」や「走行距離が少ない」等の販売店向きの良質車であり、「低年式」や「走行距離が多い」という再販が難しい車には積極的に高値を提示してきません

そのような場合は、オークション販売に強い「ラビット」や「ユーポス」のほうが高値を提示する可能性が高いです。

本日は、ネクステージの買取を利用した感想とともに、オリコンランキングでの口コミ等について、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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KINTOアンリミテッドでプリウスを利用するメリット5選

新型プリウスのグレード構成は、「Z」、「G」、「U」となりますが、その中で「U」グレードは「KINTO Unlimited(アンリミテッド)」専用グレードとして、販売店での販売は無く「KINTOアンリミテッド」のみでの取り扱いとなります。

「U」グレードは、廉価グレードとなりますが燃費性能が「Z」、「G」よりも良く、コスパが良いとの評判です。

利用料は5年契約で月額47,520円、3年契約で月額51,040円(どちらもボーナス払い無し)と他社カーリースや残価設定型ローンで購入するより安価な利用料となっています。

「U」グレードは、当面の間「KINTOアンリミテッド」のみでの扱いとなりますが、仮に残価設定型ローンで購入した場合と、「KINTO アンリミテッド」を利用した場合で比較すると、3年・5年の契約期間で月当たりの支払額は7~8千円程度、支払総額では25万円程度「KINTOアンリミテッド」のほうが安価です。

利用料が安価とされている主な理由は、ソフトウェア・ハードウェアのアップデートを随時可能にしたことで残存価値を高めているためであり、従来のKINTOでのプリウス利用料から10%ほど値下げされています

また、利用料には各種税金や定期メンテナンスに加え、車両保険付きの任意保険料も含まれているため、保険料が高くなりがちな若い方や保険等級が低い方は、よりメリットが出ます。

「KINTOアンリミテッド」の主なメリットは下記各5つであり、納期が短いという点もウリとされています。

メリット① 利用料が安価に設定されている
メリット② 他グレードに比べて納期が短め
メリット③ 利用料に任意保険料(車両保険付)も含まれる
メリット④ 安全性能のアップグレードが随時可能
メリット⑤ ディーラーでの点検・整備もコミ

一方、注意点は下記5つです。

注意点① 中途解約時には違約金が発生する(初期費用フリープラン選択時)
注意点② 契約終了時には現状回復費を請求される場合がある
注意点③ 初期の装備は最低限でありオプションを細かく選択できない
注意点④ 走行距離の制限がある
注意点⑤ 車をカスタマイズしにくい

直近では、ナビなどのハードウェアのアップグレード費用を最大8万円還元するキャンペーン(2024年11月末まで)などを実施し、利用者拡大を進める「KINTOアンリミテッド」の詳細と利用時の注意点について詳細をみていきます。

 

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オリコン1位!オートバックスカーズは価格高めだが接客丁寧

車用品販売大手「オートバックス」初の大型中古車販売店「オートバックスカーズかしわ大井」店が2024年10月にオープンしました。

オートバックスカーズはオートバックスの併設店がメインでしたが、中古車買取・販売専門店として常時100台規模の在庫をそろえる大型店を新規で出店しています。

今回実際に店舗を訪問しスタッフの話も踏まえた「オートバックスカーズ」のメリットは大きく下記4つです。

メリット① 車両品質が良く接客が丁寧
メリット② メンテナンスは全国のオートバックス店舗で可
メリット③ ローン金利が安め
メリット④ 3カ月の無料保証付帯
一方で、注意点としては下記2つです。
注意点① 車両価格が高め
注意点② 在庫車両が少ない

まとめて言うと、「接客が良くアフターフォローも期待できるが車両価格は高め」という感じです。

本日は、「オートバックス」が運営する中古車販売店「オートバックスカーズ」の特徴について見ていきます。

 

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車高く売るために知るべき買取項目とオークション売却例紹介

車を少しでも高く売りたい(買い取ってもらいたい!)と思われていませんか?

買取店やディーラーの買取り(下取り)では「買取(下取)価格は100万円になります!」と言われ、契約をすることがあると思いますが、実は、その金額には車両本体以外の色々な内訳項目が含まれています。

具体的な内訳項目は下記4つです。

① 自動車税未経過分
② 自賠責保険料未経過分
③ リサイクル預託金
④ 車両本体の消費税

これらの項目は、買い取った買取店やディーラーが再販する時には、車両価格に上乗せされます。

ひとつひとつは大きな金額ではありませんが、合算すると結構バカにならない金額であり、各項目の詳細を前もって知っておくことで交渉を優位に進められ、結果として少しでも高く売れることにつながります

本日は、車の売却時に知っておきたい車両本体以外の内訳項目とともに、筆者が所有していた車をオートオークションで売却した際の事例を含めて解説してまいります。

 

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ガリバーの自社ローンは審査通過率9割だが支払総額が高い

中古車業界大手「ガリバー」が運営する自社ローン専門店「じしゃロン」とはどのような特徴があるのでしょうか?

自社ローンとは金融業の免許を持たない業者が、独自の判断で分割払いを受ける仕組みであり、中古車業界では比較的小規模な企業が特定の地域で展開していました。

そのような中、ガリバーが自社ローン業界に参入し、「じしゃロン」という名称で46店舗(2024年10月現在)を全国各地で展開しています。

そんなガリバーの自社ローン専門店「じしゃロン」で提供される自社ローンのメリットは大きく下記3つです。

メリット① ガリバーの信用があり、審査通過率は約90%
メリット② 連帯保証人が不要
メリット③ 車検費用や保証費用もコミ
注意点① 支払総額が高い
注意点② 頭金が必要
注意点③ GPS取付や保証付帯が必須
注意点④ 自社ローンが利用できるのはガリバーの在庫の一部
注意点⑤ 所有権が付く

本日は、ガリバーの自社ローンのメリット・注意点を細かくみていきます。

 

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中古車KINTOは利用料が高めで現時点ではメリット薄い

トヨタが提供するサブスクリプション「KINTO」では、「KINTO ONE(中古車)」として、2022年7月から中古車の取り扱いを本格的に開始しました。

「KINTO」のサービス開始から約3年が経過し、「KINTO」で利用終了となった良質の中古車を利用した、新たなサブスクサービスとしています。

直近では、東京・愛知・長野に加えて大阪でも展開するなど徐々に対応エリアを拡大してきています。

ただ、現時点では月額利用料が高め(新車KINTOと同等もしくは若干高い)なことに加え、利用時には月額利用料6カ月分の申込金が必要となるため、コストメリットは薄いです。

なぜ利用料が高めかというと、利用対象の車は高年式であり車両価格が新車と大きく変わらないことと、中古車のため故障リスクが見込まれているということがあります。

一方で、利用する主なメリットとしては、新車と違い「納期が早い」ということがありますが、それ以外は新車のKINTOでも同じメリットとなり、利用料も安くはないことから現時点では「KINTO ONE(中古車)」のメリットは薄いです。

本日は、中古車の利用を本格的に開始したトヨタのサブスク「KINTO ONE(中古車)」のサービス詳細をみていきます。

 

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55万円高く売れた!車個人売買「カババ」のメリット5選

トラブルなく安心して車の個人売買ができるサイトはあるのでしょうか?

車の個人売買というと、売り手は高く売れ、買い手は安く買えるというメリットがある反面、車の品質や手続き・支払いに関するトラブルが懸念され、国内ではあまり浸透していません。

そんな中、査定や相場に精通するプロが仲介することで、安心な取引を実現する「カババ」というサービスが徐々に浸透してきています。

「カババ」では売り手の車をプロが鑑定することで安心感を与えるとともに、個人売買の最大のメリットである「売り手は高く売れ、買い手は安く売れる」という取引を実現し、売り手は他社査定額より平均55万円も高く売れる(カババ平均実績より)とのことです。

また、売買の仲介を「カババ」が行うことで買い手も安心ができ、購入時のローンにも対応することで、幅広いニーズに対応しています。

そんな「カババ」のメリットは大きく下記5つです。

メリット① 売り手は高く売れ、買い手は安く買える
メリット② 売り手の車(出品車両)はプロが鑑定
メリット③ トラブル時には「カババ」が加入
メリット④ 購入時にはローン利用可
メリット⑤ 手数料が安め(売り手の手数料は無し)

本日は、個人売買をプロが仲介することで、安全・安心な取引を実現する個人売買サイト「カババ」についてみていきます。

 

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【体験談】ビッグモーターの車検は安いと聞いてたけど実際高かった

車買取販売大手「ビッグモーター」は買取販売だけでなく、車検についてもチラシ等で大々的に宣伝していますが、費用は高いのでしょうか、安いのでしょうか?

結論から言うと、車検の基本料は安めに設定されていますが、追加作業が発生した場合の費用は高めです。

実際、筆者が所有する車(エスティマ)をビッグモーターの車検に出したところ、事前の電話では「特に悪い所がなければ総額7万円程でできます!」との話でしたが、結果として総額15万円程かかりました。

そのため、とにかく車検を安く済ませたい!という方は他社の見積もりと比較したほうが良いです。

ビッグモーターは社名を「WECARS」と変更し、組織改革が進められていますが、今のところ車検のサービス内容は大きく変わっていません。

本日は、ビッグモーターの車検について、実際に車検を受けた所感とともにかかる費用やメリット、注意点をみていきます。

 

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BYD認定中古車は現時点ではメリット薄だが今後の拡大次第

中国の電気自動車メーカー「BYD」が認定中古車制度を構築し、全国52拠点で中古車の販売を開始しました。

海外電気自動車メーカーとして後発の「BYD」は長い航続距離とリーズナブルな価格設定で攻勢をしかけていますが、中古車販売でも他社との差別化を図りシェアを獲得したい狙いです。

「BYD」の新車発売から1年ちょっとしか経過しておらず、現時点では「ATTO3」1車種のみの扱いですが、購入時のメリット・注意点は大きく下記となります。

メリット① 諸費用が安く支払総額も安い
メリット② 納期が短い
メリット③ 新車登録から5年間保証
メリット④ ローン金利が安い
注意点① 補助金が出ない
注意点② 車検が短い
注意点③ タマ数が少ない

本日は、BYDが新たに開始した認定中古車の概要についてみていきます。

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13年経過の車は自動車税&重量税の負担増で結構痛い!

あれ?自動車税が昨年より高くなっている?と思ったら、それは重課税の可能性が高いです。

重課税とは税が重なることを指し、2019年の税制改革により初年度登録(新規登録)から13年経過した普通自動車は約15%の負担を重ねて課されることになりました。

筆者の所有する車も例年45,000円だった自動車税が51,700円に跳ね上がり驚きました。

加えて、新規登録から13年経過した車は重量税も増額となり、仮に2,000CC超~2,500CC未満で1トン超え1.5トン未満のミニバンであれば合計16,300円の増税となっています。

13年前の車というとかなり古いでしょ!と思われる方も多いかもしれませんが、まだまだ現役で走っている車も多く、1台の車を大切に長く乗っているユーザーにとっては結構な痛手です。

本日は、自動車税と重量税の重課とともに、税金を一時的に止める抹消登録などについてみていきます。

 

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BYDのSUV電気自動車「ATTO3」購入検討時の強み4選

中国の電気自動車大手「BYD」が本格的に日本の乗用車市場に乗り出し、第一弾としてSUV型電気自動車「ATTO3(アットスリー)」 の販売を開始しました。

「BYD」は全世界で展開を加速しており、電気自動車の販売台数はテスラを抜こうかという勢いです。

そして、日本でも攻勢すべく、2025年末までに全国100店舗以上の販売ネットワークを構築するとのことで、大手中古車販売「ネクステージ」等も正規ディーラーとして出店しています。

そんな「BYD」の日本展開第1号である「ATTO3」を購入検討時の他社と比較した強みは大きく下記4つです。

強み① 車両価格が安い
強み② 販売総額がわかりやすい
強み③ 納期が短め
強み④ ローン金利が安い

一方、懸念点としては中国メーカーの国内販売実績がほとんどない中で、日本車や欧州車のようなアフターフォローがきちんとされるのかということがあります。

また、国からのCEV補助金が令和5年3月登録までは65万円だったのが、令和6年4月以降は35万円と大幅に減額されたことは、購入検討時でのマイナス要素となっています

「ATTO3」は中国で2022年2月販売以降、累計販売台数は20万台以上であり、欧州での安全性評価も高いですが、国内ユーザーの厳しい目線をクリアできるのかというのは正直未知数です。

本日は、BYDが提供する日本展開第1号「ATTO3」の購入検討時の強みを中心にみていきます。

 

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高く売れる車とは?車の高く売れる要素を解説!

自分の車が高く売れる車かどうか気になりませんか?

高く売れる車とはどんな車なのでしょうか。車種としてはランドクルーザープラドやハリアーなどのSUV、ミニバンのアルファード、ヴェルファイアなどが高く売れる車です。また、スポーツカーも相場が落ちにくく高く売れます。ただし、同じ車種でもグレードや外装色、装備品によって金額が大きく変わってきます。

本日は高く売れる車について、車種別新車価格残存率のデータを参考にしながら、タイプ別、メーカー別の特徴も踏まえて解説していきます。

 

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ジーアフターの保証とコーティングの詳細・費用を解説

千葉・埼玉エリアで6店舗を展開し、近年取引台数が増加している中古車販売・買取「ジーアフター」の保証やコーティングにはどのような特徴があるのでしょうか?

「ジーアフター」は他社大手「ネクステージ」や「ガリバー」に比べて、車両本体価格や購入時の諸費用が安価であり、リーズナブルな中古車を探している方々を中心に支持されています。

一方で、有償となる保証やコーティングの費用は高めであり、営業マンに勧められるまま話を進めると、総額が思わず高額になるというケースがあるため注意が必要です。

本日は、「ジーアフター」の保証やコーティングの内容を中心に、表示されている総額以外に掛かる費用などについてみていきます。

 

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ネクステージの中古車が高いわけを決算から独自分析!

ネクステージ

全国で店舗網を拡大する車販売大手「ネクステージ」の中古車は高いのでしょうか?

ネット上ではネクステージの中古車は高い!という口コミが多いです。

ネクステージは車両本体価格を安めに設定して、購入時に発生する諸費用やオプションで利益を見込むという戦略であり、支払総額としては高額になることが多いです。

ネクステージの諸費用やオプションは他社に比べて高めであり、そのことがネクステージの中古車は高い!という評判につながっています。

ネクステージの決算から推定する販売時の1台当たり利益は約46万円であり、他社に比べて高めです。

車両あたりの利益が大きいのは企業側の努力もありますが、他社に比べて高めの収益を見込んだ価格設定により支払総額が高くなっていると考えられます。

本日は、ネクステージの中古車は高いかどうかという点について、公表されている数値や実際の口コミをもとに、中古車業界に15年所属した筆者がみていきます。

 

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KINTOアンリミテッドは利用料安めだが注意すべき点6つ

トヨタのサブスク「KINTOアンリミテッド」のラインナップに「ヤリス」と「ヤリスクロス」が追加されました。

「KINTOアンリミテッド」とは従来の「KINTO」のサービスに加えて、【納車後のクルマを進化】【コネクティッドで見守り】というトヨタの最新技術を伴ったサービスが追加されており、別名称でのサービス展開となっています。

「KINTOアンリミテッド」で適用される車両グレードは「U」という専用グレードとなり、利用料は安めに設定されています。

具体的な利用料は「ヤリス」、「ヤリスクロス」ともに月4万台中盤~後半(ボーナス払い無し)となっており、ディーラーでの定期整備や任意保険料が含まれることを考慮すると安めの金額設定となっています。

「KINTOアンリミテッド」を利用するメリットとしては、価格が安めであることを含めて大きく下記3つです。

メリット① 利用料が安め
メリット② 利用料に任意保険料も含まれる
メリット③ 安全性能のアップグレードやコネクティッドサービスが利用可能

一方で利用時の注意点は下記6つです。

注意点① 対象車両は廉価版グレード
注意点② 中途解約時には解約金が発生する
注意点③ 契約終了時には現状回復費を請求される場合がある
注意点④ 初期の装備は最低限でありオプションを細かく選択できない
注意点⑤ 走行距離の制限がある
注意点⑥ 車をカスタマイズしにくい

本日は、トヨタのサブスク「KINTOアンリミテッド」のラインナップに追加された「ヤリス」、「ヤリスクロス」の利用料詳細と利用時のメリットと注意点についてみていきます。

 

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